夏の思い出
いつからいつまでが夏なのだろう？
日本だと梅雨明け以降になるのかな…
今年の6月にイタリアのジェンツァーノで行われているインフィオラータと呼ばれる花祭りに行ってきた。コロナ禍前の2019年以来になる。
この花祭りには1993年と2012年にも行った。
私の父は写真家で1985年頃から毎年このお祭りに行っていて、2013年にジェンツァーノの名誉市民になった。
2015年9月3日に私はくも膜下出血で倒れ、その後遺症で高次脳機能障害を抱えてしまった。
半年の入院後、リハビリに通いなんとか日常生活も送れるようになったが、2017年の7月に父が他界した。
父の遺言に、父の遺灰をティースプーン一杯分だけジェンツァーノにあるネーミ湖に散骨してくれと言われていて、やっと2019年6月に行ってきた。この時は流石にまだ一人で旅をすることができる状況ではなく、カメラマンの兄弟子に一緒に旅してもらった。現地では父の友人達にも会え、私を花絵造りに誘ってくれて一晩掛けて造った。そしてインフィオラータは盛大な花祭りとなり、終焉となった。
その翌日、父の遺灰の散骨をしに行ったのだが、事もあろうに遺灰を持ってくるのを忘れてしまっていた…
そしてコロナ禍となってしまい、その後4年間はジェンツァーノには行けずにいた。
そして今年の6月にインフィオラータに一人で行くことができ、父の遺灰の散骨ができた。
9月3日でくも膜下出血から丸9年になる。
長かったな。でもあっという間だった気がする。
そんな夏の思い出…
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