フリーランスエンジニアが未回収リスクを下げる方法

昨今はエージェント経由で案件を受けてフリーランスエンジニアになる方が多く、あまり参考にならないかもしれません。

準委任契約を長く続けていると請負契約の案件の紹介されることも少なくないはずです。WordPressなどウェブ制作を軸足にやってる方は請負契約が多いイメージもあります。

大手エージェント経由して案件受けてるうちは入金の心配はしなくていいですが、自分で案件獲得し始めて請負案件もやり始めると、その辺りは考慮する必要があります。

可能な限り準委任で提案する

なんだそれ?という解決策ですが、未回収のリスクを小さくするにはこれが一番良いです。精算タイミングで請求するの最強ということです。

ただ、請負は完成責任がありますので、納品するまで入金されることはありません。発注側からすると請負契約して欲しいところです。
体力のある開発会社を紹介して、商流的には後ろに周り、請負の責任を体力のある会社で取ってもらいつつ、工程的には営業、要件定義など最上流から行うことで、営業支援費のバックを貰うなど工夫して準委任契約をしましょう。(↓商流についても参考にしてください)

請負契約を求められた際も、コンサルティング費用やプロジェクト管理費は別途毎月請求する契約を結ぶのも手としては良いでしょう。

大手と契約すること

未回収になった例をたくさん聞いてきましたが、ほぼ中小企業や零細企業です。大手やメガベンと契約してればそんなことにはなりません。スタートアップと契約するとしても、株主構成などを確認しましょう。たまに取引先や株主を詐称してる会社もあるので、要注意です。

大手企業は下請法を遵守するように社内でも監査があったりします。下請法を遵守してくれる会社は未回収になることは基本的にはないですしね。
フリーランスエンジニアが大手企業と契約する方法については、別のnoteで解説するようにします。

業界内外での影響力を持つ

SNSのフォロワー数を増やしておくと、敵に回した時に業界に対するインパクトが大きく、未回収なんてことをやってしまうと悪評が立ってしまいますよね。
しかし、本気で騙してくる奴というのは、そういうのを逆手にとって、安心させて急に行方をくらませたりする輩もいるので、これは万全な策ではありません。

SNSのフォロワー以外にも知り合いが多いと「あそこの会社ってどういう会社?」という感じに知り合いに聞くこともできます。

総じて業界内外での影響力は小さいよりは大きくしておいた方が、変な会社との取引は避けられるでしょう。

請負になったとしても、前金、着手金や分割で入金の提案をすること

例えば1000万円の案件でも検修まで着金しないようなキャッシュフローよりは、前金や着手金で請求する方が良いでしょう。(フェーズごとに請求したり、毎月分割で請求するなどもありです。

ファクタリングや決済代行業者を使う

自分もここまではやったことはないですが自分、ファクタリングや決済代行を使うことによって、売掛が与信リスクのある顧客の回収を代行してくれます。
準委任の交渉にも応じてくれない、分割入金にも応じてくれない、しかし金額が大きく危険なケースなら採用するのもありかもしれません。

報酬トラブルの保険に加入する

回収不能になった売掛金の交渉を自分で行うのは骨が折れますし、精神的に負担になります。このような仕事は弁護士にお願いしたいところです。その弁護士費用を負担できる保険があるのでそういうものに加入するというのも手段ですね。
また損害賠償などの保険もあるのでその辺りは検討してみると思います。

まとめ

今回は未回収になったときのリスクを下げる方法をご紹介しました。

記事読んで、自分は「こんなことして未回収リスクをさげてるよ〜」みたいなのあったら是非、DM、リプや引用リツイート、noteのコメント欄などで教えてください!
また、他にもこういう場合はどうしたらいい?ってのもお待ちしています。

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