フリーランスエンジニアが年商2000万円くらいから再現性のある稼ぎ方がなくなる話

時間単価1万円のエンジニアになれば、単純計算で1万円8時間20日*12ヶ月=1920万円の年商を上げることができる。

自分はこれに加えて受託開発やスポットの技術顧問でさらに稼いでいるわけではあるが、ざっくり2000万円以上の年商をあげていくためにどんな方法があるのか?ということを色々と考えてみた。

振り返ってみると2000万以上の年商を上げるには、マーケティングの思考やプロダクトマネジメントの思考が僕にとっては必要だった。

周りのエンジニアでこの額を稼ぎ出してる仲間ももちろんいるが、大体は組織化してエンジニア組織を作っていたりするので、プロジェクトマネジメントやピープルマネジメントができる人たちばかりだ。

僕は根っからのエンジニア気質なため、基本的にマネジメント的なことはやらないようにしてきた。けれども、そんな僕ですら、要件定義や設計の段階で人をアサインしてみたり、ある程度の教育みたいなことは必要なタイミングでやってきた。

基本的にチームが抱えてる一番難しい問題を解くことで、自分のバリューを発揮するというのが根底にはあるものの、自分にとってつまらない単純作業に見えるものがあった場合、それは多くのジュニアなエンジニアの恰好の教育の場になることが多く、そのようにチームに説明して、自分の手から仕事を離すような動きをしていた。

考えてみると、これはピープルマネジメントレベル1くらいのことをやっているのだ。

ただ、そういう動きは全くしないでチューニング案件だけをひたすらやったり、ライブラリのアップデートやSREだけをこなして、2000万以上稼いでる人たちもたくさんいる。
中には複数の案件を獲得し、それらを死ぬ気で全部で裁いて4000万の売り上げを立てたという猛者もいた。(はっきり言ってその人の技術レベルは全然高くないw)

そう考えてみると、2000万以上の年商を叩き出すエンジニアたちの働き方は全く再現性がない。ただお金を稼ごうと必死で走ってみたり、ただ自分の興味のある分野に振り切って仕事を獲得したりということをやっているという感じである。

年商1000万を過ぎたくらい年商1200万とか年商1500万くらいまでは腕一本で確実にいけるだろう。僕もDMをくれた人たちに日々アドバイスをしているが、自分が少しアドバイスをしただけで、そのくらいの年商に乗せた人は何人かいる。

ただその先の2000万を超えたくらいからは、再現性のない世界に突入していく感じになるのだろう。

自分も今、まさにそこにもがき苦しむ状況になっている。2000万稼いでるなら3000万稼いでるなら十分じゃないかという声も聞こえてくるが、全然十分ではない。
ビジネスの世界では1億の売り上げにも満たない奴らは完全な雑魚にしか過ぎないからだ。
生活水準もその辺のお店で値段を気にせずに飲み食いしたり買い物したりできるようにはなったが、少し高級なお店に行くようなことは全くない。飛行機もファーストクラスとは無縁だ。別にそういう贅沢にはあまり興味はないのだけれども、自分が本当にしたいことをお金のことを考えずにできているか?というと全くそうではない。
(もちろん、十分な役員報酬を支払うことができるので、投資収益の画面を見てニンマリするくらいのことはできるが...)

そもそもビジネスというのは成長しなかれば、停滞していることと同じなのである。
コロナ不況が来た時にどうなってしまうだろう?今後エンジニアの案件がなくなってしまうのではと不安に苛まれたこともある。

ただ、そういう逆風の中で増収増益をしていくことが、事業なのだな、と改めて感じた。

たまにはポエムっぽいことも投稿しておくかなぁと思って、この投稿を書いてみた。

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