豊かに歳を重ねること〜友人との会話で感じた、ありがとう〜

昨日、今日と続けて、２人の友人と久々に会って話した。


1人の方は、7年ぶりだった。
久々に会って、
変わらないねーって話しながら、
自分たちの変化もジワジワと、
確かに目の当たりに見えた。

「ああ、１０年前の私たち、
今のような豊かな歳の重ね方してるって
想像もしなかったよね。」

って、今日会った友だちとは、しみじみ話した。


２人との、別々の会話を終えて、
改めて、自分が大切にしていることに気づかされたと、後から思う。


彼らは2人とも、子育て初期‥つまり１０年以上前から、我が子たちを畑の土にまみれさせながら共に子育てした仲だ。

出会ったのは、むすび農園。

私がむすび農園にかかわり始めたのは、2012年。むすび農園は参加型の有機農園で、出荷する野菜と共に、スタッフの野菜も一緒に育てて自給するシステムで、今もどんどん進化を続けている、ユニークな農園だ。
2012年は震災の翌年で、当時のスタッフは茨城や福島から自主避難してきた仲間が多かった。

私は当時、子育て2年目。

その頃の私は、

めちゃくちゃにたくさんのこだわりがあって🤭
こうじゃなきゃいけないってルールを
たくさん自分に課していて🤭

完璧に良いお母さんになろうって
それはもう、
めちゃくちゃに
がんばってた。

あの頃の私に、

ほんとにがんばってるね、
十分いいお母さんだよ、
大丈夫だよ、
って、声かけてあげたいくらい。

まっすぐに、
頑なに！
マジでがんばってた😂

たくさん悩んで、
たくさんつまづいて、
ぎこちなく動いては、
落ち込んだり、

でも、楽しかったなあ、子育て。
（あ、まだ終わってないけど。
もちろん、今も楽しいけど😆）



畑に子どもを転がして、
作業の手は動かしながら、

ペチャクチャ
いろんなことを話したり、情報交換するのが
楽しかった。

子どもへの接し方、
食のこと、
自分の在り方、
これからの夢‥

愚痴を言ったり、
悩みを聴いてもらったり、
いろんなことの学びを気軽にシェアしたり、

その横で
子ども同士は泥まみれで遊んだり、
ケンカしたりしてるのを、

時にほったらかし、
時に見れる人が誰ともなく面倒見たり。

おかず一品持ち寄って夕食会は数知れず。
収穫祭。
お泊まり会もやったなあ。

おかげで、子育てで孤独を感じたことはほとんどなかった。

その頃から、
子どもたちが自然の中で伸び伸び遊べる場を
作れたらなあ‥
自然体験や野外活動のお仕事がもう一度できたらなあ‥

って、何となく頭の隅にあった。
自分にはハードルが高すぎる‥って思ってたけど、やったことないことって、
わからないから不安だし、
やっぱりコワイんだよね。

ある時‥5年前、
そのタイミングが来て、
天からのギフトのように、
地主さんと持ち山の話になって‥
えいっ！！て、勢いに乗って、
試しにかまばの森をはじめてみた‥

何も展望なんてなかったし、目の前しかなかった。

いつのまにか、
ここまで来ました。
目の前にある自分のワクワクと、
必要とされてるっていう直感に従って、
一つ一つやってきた。

そして、
その背中を押してくれたのは、

「あなたならできるよ」って、
あったかい目で信じて応援してくれたのは、
むすび農園の仲間たちだった。


「道」っていうのは、

振り返ってみて
いつのまにかできているものなんだなあと思う。

今の私たちは、
みんなそれぞれに自分らしい道を作っていて、
これをやりたい、
こう生きたい、
っていうビジョンがあって、
一つずつ、一歩ずつ、
流れに身を委ねながら、
今も歩いてる道中。

死ぬまで、一歩ずつ歩くだけ。

改めて、共に育ってくれて、ありがとう。
これ、しょっちゅう思ってるよ。

限りある人生。
今しかない時。
ますます豊かに歳を重ねたい。
かまばの森の場づくりは、
私にとって恩返しの場でもあるんだ。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

自然体験・かまばの森で遊ぶ会　～長野県松本市の森