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起業家によるメタバース本3冊を読んでみた

以前に国内のメタバース関連企業を調べたことがある。

それはそれでなるほど、こんな感じで市場が作られているんだと思った。
BtoBの展示会的なのが熱いんだなとか、デジタルツインというのが今後なんかありそうだとか。

ただ、顕在化された表層的な部分を追っかけても限界がある。
だからといって、記者目線とか教授目線というのも的外れな気がする。

というわけで、現場を現在進行形で体験している起業家の本を読んでみた。

それぞれの起業家のバックボーンが違うので、主眼に置いているところが違っていて面白かった。

佐藤さんは生態系についてとくとくと語り、
國光さんは市場のダイナミズムを熱く語り、
加藤さんは「ドラえもん」で締めくられた。

加藤本は、数学者や科学者とかがたくさん出てきて、だいぶ斜め読みしてしまったが、3年の引きこもり生活は、アプリ開発で生計を立てていたというのが、カッコよかった。

佐藤さんは元々フィンテック系なのに、NFTについては深く語らず、
その分は國光さんが詳しく解説されて、絶妙な役割分担だった。

結果的に面白かったのは、成功体験済みの2名よりも、
挑戦者側である加藤さん。
オキュラスが出てきたときのインパクトを追体験できた。

個人的には、そこまで身体と切り離された空間に身を置くのは、なんだかなと思っているので、自動運転が出てきた瞬間にまた違ったビジネスが始まるのだろうと思っている。

というか、もうこの世界で出遅れちゃったとも思った。
オキュラスはまだ1000万台だと高をくくっていたが、すでにユニコーンが何十頭も荒野に解き放たれている。今更やっても草か草食動物か。
クリエイターといっても、結局ゼロサムの繰り返しか。とか嫌な感じもした。

とりあえずの読後直後の感想はこんな感じだ。
いづれ気が変わるかもしれない。

テックジムとしては、どんなプログラミング教材が考えうるのかというところだけはワクワクしている。

本を読む時間がない方は、本に登場してくるサービス名を網羅してみたので、一読すべし。

まだVRすら体験できていない人は論外なので、
こっそり、こちらを参加すべし。


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