休む時間も予定に入れないときちんと取れない人
基本的に仕事をついついしすぎちゃう私にとって、ちゃんと休むことは意外と難しい。
休むことも、プライベートの用事も全部予定に入れて初めてちゃんとした「休み」を取ることができるようになってきた。
働こうと思ったら永遠に働けてしまう仕事。
今の私の仕事は、マルチタスクで1日にやることの種類は割と多い方だと思う。しかも、自分が企画をすればするほど仕事が増えるし、その後のやることも増えるような仕事だ。そのため、企画書を作る本数を増やして、作業をすれば無限に仕事を増やすことができる。ある意味自分自身が無限仕事増殖装置である。
また、業界の特性からあまり時間を気にせず電話がかかってきて対応を求められる。もちろん緊急のものもごくたまーにあったりする。
でも正直ほとんどが
「これ‥今日(夜8時)でなくちゃあかんのか‥??」
「月曜まで待てばいいやん‥(土曜日)」
というようなものだったりもする。
対応しすぎて仕事をしすぎた20代…
自分が作った企画は楽しい仕事になることが多い。だからなるべく仕事を作るように意識してきた。
それなのに、苦手なこともとりあえずやってみますを性分とする私。
そんな自分は正直嫌いではないけどそりゃあ仕事は増えて当たり前だ。
電話も基本的にはいつでもとって、メールもすぐに返すのが当たり前。なので、土日やご飯中も基本的にいつでも対応していた。
ソーシャルスタイルが典型的エクスプレッシブな私。
「いつでもご連絡くださいねー!!」が口癖である笑
しかも、コロナまえまでは飲み会がめっちゃ多い職場。クライアントとの会合や会社の人との懇親会など、飲み会は月平均17日!!
月の残業時間80時間に毎日の飲み会でその時代はどうやって生きていたんだろうと今でも思う。若かったからいけたと言われればそれまでだが、そんな生活は長くは続かない。自分自身のために使う時間も今思うと足りてなかった。
妊娠を機に変化が
妊娠を機にお酒の場をやめた。そうすると読書の時間も増える。テレビを見る時間も増える。何か勉強をしてみようという気になる。
そして、無理はしないと思っていたが、結局無理しすぎたのか切迫早産に…。全てが仕事のせいではないと今でも思うけれど、それにより入院生活を余儀なくされた。
久しぶりに仕事から離れてみて、不安や仕事の続きが気になってしょうがない部分ももちろんあった。でも、きちんと仕事は回っている。もちろん、こうしたいなと思っていたことは他の人の手によって内容を変えられていたけれど、社会は会社はなんとかなっていくものなんだ。
その時はもうコロナが騒がれ出した頃。長い長い完全一人の安静生活で「これからは仕事だけの人生ではない。子育てにも、そして本当の意味での自己実現のためにも時間を使う。」
そう心に誓った。
自分に予約するという考え方
入院中のベッドの中で読んだ本。佐々木かをりさんの「自分を予約する手帳術」に大きな影響を受けた。
アポイントの用事はもちろん、作業・TODOをする時間も、友達とご飯を食べる時間も、資格の勉強をする時間も全て事前に時間と合わせて予約しておく。
そして何より「お休みをする時間を予約しておく」こと
予約した時間は、電話にも出ないし、仕事のことも極力考えない。やりたいことをやるための時間を積極的に取りに行くことにした。
実は仕事のクオリティはそんなに変わっていない。
きちんと事前に予約することで、その時間までに終わらせる!という集中力がついたし、効率性が上がったことを実感している。
また、お休みの時間に休んだとしても、仕事に大きな影響はなく、やっぱり週明けでいい電話はどう考えてもやっぱり週明けでよかった。
今は時短勤務に変更して、仕事をしているが、出産前に比べて実は仕事の量はほとんど減っていない。それでもきちんと毎日企画を推進できているのは、時間の効率化に取り組むことの重要性を感じさせる。
そして、休む時間や子供としっかり遊ぶ時間を意識して取れば、必ず自分の時間はできる。
ちょっとした習慣でちゃんとした休みは取れるし、休んだほうが人生の充実度も確実に上がった。
自分の時間は自分で決める。自分の人生も自分で決める。
以前の私は人や仕事に時間を支配されることが多かった。
一見have toっぽいものに追われ、中途半端な時間の使い方をしていた。
でも、自分の時間を予約する感覚を持つことで、予定を入れる時これは本当にhave toなのか?優先事項なのか?want toはなんなのか?を考える習慣がついた。
自分の時間を決めることは自分の人生を決めることだと思う。
自分で作り出した空白の時間をつかって、わたしはこれからも持続可能な形で自分の価値を、人生を作っていく。
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