暗記力と記憶力は違う

暗記力と記憶力って何だか似ている感じがするがまったく違う別の能力だと思う。暗記力は試験勉強や資格試験なんかで興味が無くてもガンガン頭に暗記できる能力だと思う。私は学生時代から今現在も全く暗記能力を持ち合わせていない。日本史の人名や漢字や英単語なんかどれだけ覚えようとしてもまったく覚える事が出来ない。自分でもなんでこんなに覚えられないのだろうか?と思うぐらい暗記力を持ち合わせていないかなりのおバカである。ですので当然覚える系の試験の成績は最悪であった。資格試験なんかも合格しやがらねぇ。
しかし記憶力は意外と凄いのである、何年も前に見たどうでもいいニュースを覚えていたり、過去の仕事でのあの時あんな会話があっただとか、あそこにあの物置いたとか他人がまったく覚えていないような事でも普通に記憶に残っている。どうでもいい記憶力って活躍しそうでまったく活躍しないのがけっこう悲しい。せいぜい飲みの席で昔話を盛り上げるぐらいにしか発揮されない。そりゃ過去の出来事やどうでもいい事を覚えていたからって何かの役に立つわけではないし「あの時どうだったけ?」と聞かれて記憶を辿り覚えていても「ほ~う、よく覚えているねぇ」と感心されてお終いである。逆に何でみんなあれくらいの事覚えていないのだろう?とさえこっちは思ってしまう。私はどうでもいい記憶力のキャパが広すぎて最低限必要な暗記力が少ないのではないかとさえ真剣に思っている。
逆に暗記力がバリバリの人は記憶力もいいのだろうなぁと昔は思っていたのだが現実はまったくそんな事は無かった。ついこないだの事ですら暗記力抜群の人は覚えていなかったりする。この差は何なんだ??覚えなきゃって事を一時的にもガンガン覚えられるのは凄い能力であるのだが、記憶力とはどうやら違うみたいである。

自分の記憶力を減らしても興味が無い事を一定期間でもガシガシ覚えられる暗記力が欲しい。
同じ覚える事に変わりはないが暗記力と記憶力は明らかに違う。
単に集中力が無いだけなのかもしれない。
暗記力の高い人が羨ましい。

2015年09月29日公開:2022年4月24日ShortNote閉鎖につき転載。

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