ある日痛みは突然に・・

5年位前だったと思う、いつもの通り普通に会社に来て朝から普段通りの仕事をしていた。なんの前触れも様子も一切なかった当たり前の日常であった。お昼休みに今日は久々にマクドナルドでも食べるかということで近所のマクドへ行こうと思ったので普段なら自転車通勤している同僚にチャリを借りて買いに行くのであるがその日はたまたま同僚がチャリで通勤していなかったので、まぁ散歩がてらに歩いて買いに行ってくるわと同僚の購入希望のメニューをメモに取りまとめマクドに歩いて出かけて行った。15分ぐらいで到着してメニュー通りに購入してルンルンで帰ったのであるが12分ぐらい戻った時に急に左腕が痛くなり、なんだなんだこれはとぐるぐる左腕を回してみるも一向に痛みは取れず、むしろ痛みで左腕がだんだん上がらなくなってきたではないか。最終的には左腕がまったく上がらなくなり前へならえすら出来ない。最初はなんだこれは今朝からお昼までなんの前触れも前兆もなかったのに突然肩が痛くなりまったく腕が上がらなくなるなんて・・
あまりにも急な出来事と症状が悪化していくのがちょっと怖くも感じられた。痛みに耐えながら会社に戻ってマクドをみんなで食べる際に苦痛に歪む顔を同僚が見て「どうかしたんですか?」との問いかけ「いや、さっきまでまったく普通やったのに帰ってくる途中で急に肩が痛くなってまったく左手が上がらなくなってしまった。」「え!え!っそんなことあるんですか!?」と「いやあるからビビッてんねん」左腕を挙げてみせると、「いてててて」ほらまったく腕が上がらんやろ「なんかヤバいでこれ」と言ったら同僚から「50肩とちゃいますのん?」とのアドバイス。50肩?50肩?俺毎週末水泳行って3kmも泳いでいるんで普通の人の何十倍も肩回して運動してるだけど運動は関係ないのかね??と疑問に感じていた。次の日に病院に行って検査した後に医者に言われた言葉が

「痛風ですね。」「痛風ですね。」

痛風!?痛風!?痛風って足先か膝とかに症状でるんじゃないのかとずっと思っていたのでそのまま「痛風って足先や膝じゃないんですか?」って、聞いてみたら「痛風は関節に症状が現れるので肩にも症状が出る事がありますよ」と真顔で言われた日にゃそうなんだろうなと信じるしかありません。その日からザイロリックというお薬のお世話です。2ケ月ぐらいで完治したのであるがその2年後にまた肩が上がらなくなったので再度病院に行ったその時の診断の結果は

「50肩ですね」「50肩ですね」

今回は痛風とちゃうんかい!?!?
「なんでこんな症状がでるんですかね?」って聞いてみたらカルテに目を通してお医者さんが一言

「もう年だからです。」「もう年だからです。」

と冷めた一言に、いくら見た目は若く精神は少年であっても実年齢には勝てないって事をまざまざと感じさせられた。因みに50肩の治療には別のペイインクリニックを探して針に電気を通す治療を週に1回2年程やって完治させました。

とにかく痛いんだから大変なんでみなさん気をつけましょう。
と言っても年取るとどうしようもないのが人間の身体であります。

#細かすぎて伝わらない話を語ってみる
#エッセイ大賞

2017年08月15日公開:2022年4月24日ShortNote閉鎖につき転載。

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