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【MHW:IB】操虫棍ギャラリーおまけ・猟虫編その6

前回に引き続いて打撃属性の猟虫を紹介します。今回はスピード型です。
虫画像が苦手な方はご注意ください。

※猟虫性能についての評価はありません

!!!猟虫画像注意!!!

マルドローン

a1502 マルドローン

a1503 マルドローン

a1504 マルドローン

毎回恒例、比較用のマルドローンくんです。いつもお疲れさま!

ガルーヘル

a2402 ガルーヘル

進化の第一段階、ガルーヘルです。
スピード型だけあって細身ですね。やっぱり体脂肪率1ケタとかなんでしょうか。

腕に止まっている姿はイトトンボに似ていますね。
トンボはトンボ亜目ムカシトンボ亜目イトトンボ亜目の3つに大きく分けられます。イトトンボはその名の通り糸のような胴体が特徴です。英語だと「ダムセルフライ(乙女の虫)」。はかなげな感じで飛ぶのが魅力なんですね。

でもこんなに細身なのに、名前すごいですよね。
「ガルーヘル」って。なんか狼の唸り声みたいな響きですよ。
調べてみたら、「ガル」は「カモメ」という意味があるそうです。
カモメ……う~ん似てますかね……まあ確かに白っぽい感じですけど。

a2403 ガルーヘル

顔はイトトンボを合わせたような感じですね。ゴーグルをしたパイロットみたいでかっこいいです。

羽のたたみ方はちょっと独特ですが、カゼキリバネの項目で挙げた蝶の特徴から考えると、触角の先が膨らんでいるので寄りでしょうか。

前脚はハサミになっています。……なんか前脚ハサミの猟虫多くないですか?
別に昆虫って前脚ハサミになってないんですけどね。やっぱり猟虫ともなるとハサミの一つや二つ持っていないとやっていけないんでしょうか。
モンスターからエキスを採取するのはみんな前脚でやっているのかもしれません。スピード型ともなるとそれを一瞬でやらないといけないわけですから大変ですよね。

a2404 ガルーヘル

羽を広げた姿は完全に蝶ですね。
真っ白な羽は清らかさを連想させますが、よく見るとフチは黒地に赤い斑点が並んでいてなんとも毒々しいです。
なんだか性格に裏表がありそうですね。恐ろしい子……!

現実に似たような蝶がいないか調べてみました。
これ!というようなものは見つかりませんでしたが……「アカボシゴマダラ」という蝶が少し雰囲気が似ているかもしれません。
黒地に白い斑点模様の蝶で、後翅の下端に赤い斑点が並んでいます。なんと蝶の中で最も古く命名された種のひとつなんだとか。すごい。
キレイな模様で、形も美しい大型の蝶なんですが、もともとは中国やベトナムに生息していたらしく、日本では残念ながら特定外来生物としておたずね者になっています。
しかもその侵入経路は、マニアの方による人為的な放蝶と考えられているとか。生き物好きとしてはちょっと悲しい理由ですね。
皆さんは、飼っている動物を野生に放したりしないようにしましょう。守ろう生態系!

メイヴァーチル

a2502 メイヴァーチル

ガルーヘルから進化した形の一つです。メイ……?
またよくわからない名前の子が出てきました。
色々調べたら、「メーヴェ」とするとドイツ語で「カモメ」を意味するそうです。またカモメだ!
正直ガルーヘルの項で「カモメ!カモメ!」って言ってた時は自信なかったんですけど、これはもしかするともしかするかもしれませんよ!
名前後半の方は、「ヴェーチル」とするとロシア語で「」という意味になるそうです。じゃあ「メイヴェーチル」でいいじゃん。
しかもつなげると「風カモメ」……。全然虫っぽくない!!!
やっぱり自信ないです。もっとそれらしい語源があるかもしれません。

上からの画像だと……なんかよくわかりませんね。
かなり細身なのと、なんだか黄色っぽいってことはわかりますが、羽の形がよくわからないことになっています。正面から見てみたら少しわかりやすいでしょうか。

a2503 メイヴァーチル

うーん……?

……あっ、なるほど!
背中で合掌するみたいな感じで羽を折りたたんでいたんですね!
そうそう、蝶っていうのはこういう風に羽を閉じて止まるんですね〜ってそんなわけあるか!
かなりコンパクトになってはいますが、これはもはや虫というより飛行機ですね。マシンっぽくなってしまうのはスピード型猟虫の宿命なんでしょうか。
ちなみに「折り畳み翼」といって、こんな風に翼を折りたたむことができる飛行機が実際に存在するそうです。

羽の感じは蝶っぽいですが、顔はやや蛾に寄っていますね。触角がスッととがって後ろに流れているあたりがそれっぽいです。

a2504 メイヴァーチル

羽を広げるとこんな感じ。色合いはキアゲハに似ていますね。
W形の前翅がかっこいいですね。ホントに飛行機みたいです。裏側にジェットエンジンついてても驚かないですよ。

後翅は打って変わって涙型でかわいいですね。
大きな前翅で推進力を得て、後翅は動きを制御する舵として使う感じでしょうか。

……ん?
なんかこの後翅、変ですね。
根本が節になってるし、なんなら腹側から伸びてるような……
あっこれ羽じゃなくて脚だ!
どおりでさっきの画像でも変な感じしたんだよな〜!
なんでこんな構造になっているんでしょう。やはりスピード型の高速機動には脚くらいしっかりした構造のものを使わないとうまく制動ができなかったんでしょうか。
ぱっと見優雅な感じの虫だと思っていたんですが、割といろんな苦労をしていたんですね。かっこいい……!

ヴァンリエール

a2602 ヴァンリエール

ガルーヘルからの分岐進化、二つめです。
メイヴァーチルと違って羽のたたみ方はガルーヘル準拠ですね。白っぽい色味もおもかげあるかも。

「ヴァンリエール」、なんとな〜くフランスっぽい響きだなぁとはおもうんですが、これだ!とハマるような語源は見つかりませんでした。
一応、「ヴァン」で「」、「リエール」で「ツタ」とのことですが……ツタはちょっと苦しいですよね。

a2603 ヴァンリエール

お顔はこんな感じ。あざといですね〜。モッコモコですよモッコモコ!

第一に、首の周りがモッコモコ。マフラー巻いているみたいですね。あったかそうです。
第二に前脚がモッコモコ。これで殴られてもふわふわして気持ちよさそう……と思ったら、中には鋭いハサミが。油断を誘う罠って訳ですね。なかなか賢い……。
第三に触角もモッコモコ。モッコモコっていうか、すごいですねコレ。自然に成長した形とは思えません、こんなぱっつん前髪。
これ加工屋さんあたりがトリミングしてくれたんですかね?

そんなモフモフのわりに、顔はなんだか宇宙人みたいな感じですね。急にミステリアスな雰囲気が出てきました。

a2604 ヴァンリエール

飛行中はこんな感じ。キレ〜〜〜!!!
めちゃくちゃ良い色ですよね。モルフォ蝶のような水色が幻想的です。

色や模様もさることながら、形もいいですね。
ガルーヘル、メイヴァーチルも蝶とイトトンボの中間のような体つき、顔つきでしたが、アゲハチョウの羽を横に伸ばしたようなこの形はまさにイトトンボとのハイブリッドです。
特徴的なのは、後翅から1本ずつ伸びた尾状突起ですね。
蝶の羽によく見られる構造ですが、アゲハチョウの仲間はとくに顕著です。
ただ、ここまで細く長くなっていると本当に尻尾が3本あるみたいですね。
細部に至るまでオシャレな虫でした。美しさでいえばこの子が一番かも。

ヴァルフリューゲル

a2702 ヴァルフリューゲル

スピード型最終形態、ヴァルフリューゲルです。

急に体がガッチリしましたね。羽のたたみ方もカゼキリバネみたいになっています。
これはおそらくスズメガをモチーフにしていますね。
スズメガはご覧のとおり三角形の羽が特徴です。
すごいのは、その飛行能力です。
ふつう、蝶や蛾の飛ぶ姿といえば、「ふわふわ」とか「ひらひら」とか優雅なイメージが浮かびますよね。
スズメガは「シュバ!!!」です。
まず羽ばたき方からして違います。スズメガの羽ばたきは速すぎて見えません。残像だけがそこに残ります。
そしてその高速羽ばたきから繰り出される飛行速度は時速50km以上!車と同じくらいです。
そしてすごいのは速さだけではありません。彼らは高速で羽を動かすことで空中で静止する、いわゆる「ホバリング」が可能です。これはかなり高い飛行能力が必要で、他にできる動物はトンボやハチ、ハチドリくらいです。
まさにスピード型最終形態にふさわしい虫ですね。

a2703 ヴァルフリューゲル

お顔はこんな感じ。
なんだか急にコワモテになりましたね。目が赤くて、触角が耳のようになっていて少しナルガクルガっぽいです。

なんと、前脚がハサミじゃなくなりました!
大きなこぶしです。ここにきて打撃属性の本領発揮ですね。
こんなでっかいので殴られたらひとたまりもなさそうです。

a2704 ヴァルフリューゲル

飛行中はこんな感じ……といっても止まっている時とほとんど変わりませんね。

尻尾の形、これはおそらく飛行機の「尾翼」を模したものですね。これがあるのとないのとでは安定性が違うそうです。

拳を前に突き出して、まるでスーパーヒーローですね。
そういえば、「ヴァラー」は「勇気」という意味なんだそうです。「フリューゲル」はドイツ語で「」。
あわせて「勇気の翼」!かっこいい!!!
行け行けぼくらのヴァルフリューゲル!飛べ飛べぼくらのヴァルフリューゲル!

ということで、今回は打撃属性スピード型、チョウ?ガ?トンボ?族の猟虫を紹介しました。
次回で最終回です。お楽しみに。

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