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神田伯山氏のポッドキャストの話

授乳をしているととてもとても暇で、1月の出産以来、撮り溜めたドラマを色々見ながら授乳している。
産院で見ていた大奥再放送から始まり、小芝風花版大奥、ブギウギ、光る君へ、NetflixでWOWOWのサスペンスドラマのシリーズなど手当たり次第に見る毎日。
悪い癖だと分かっているけれど、何かしら音がないと過ごせないタイプなので、出来れば集中する時以外は一日中テレビが付いていて欲しい。
(誰かの声がないと不安なのかもしれない)
すると旦那さんが言うのだ。
「赤子が可哀想だから、せめてラジオにしたら?」と。
曰く、映像が視界の端でちらついていると赤子が授乳に集中しないから、と。確かに彼の言うことは一理も二理もある。
けれど、最初に言ったとおり私は暇だ。暇で暇で仕方ない。
無音の中で授乳をしているとうっかり私まで寝落ちてしまうから、何か気を紛らわせるものがないと授乳時間を乗り切れないという理由もある。

そこでラジオ視聴アプリでラジオを検索してみたら、最近はポッドキャストもそのアプリで聞けるということを知った。
そこでぶち当たったのが講談師・神田伯山氏の「問わず語りの神田伯山」という放送。
まぁこれが非常に面白い。
殆ど毎回誰かの悪口を言ってるだけなのでは……?と思えてしまう放送なのだが、面白おかしい語り口調で語られる彼の日常の一コマは抱腹絶倒待ったなし。毎回、ケラケラ声を上げながら聞いている。
唯一難点があるとすれば、これぞラジオ!という感じがして私は好きなのだが、毎回毎回くっだらない下ネタ話の多いこと。
旦那さんがテレビを止めろというのでラジオにしたが、テレビを見るよりも彼のラジオを赤子に聞かせる方が余程情操教育に悪いのでは?と思えて仕方ない。
(でもやめない)

先日もラジオを聞きながら授乳をしていた時、内容が面白すぎてククッと体を揺らして笑った。すると、哺乳瓶を加えて微睡みかけていた赤子がビクリと体を揺らし、地震でも起きたのかと言わんばかりに目を見開いて私を見上げるではないか。
その驚き様のなんとまあ可愛いこと。
ごめんよ、不良かーちゃんで。
そんなことを思いながら、今日もラジオを聞いている。
問わず語りは古き良きラジオの香りがして非常に良い。

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