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以上でも、以下でもない自分。

素の自分。
ありのままの私。
本当の自分。

そんな言葉を、人はよく使う。
かくいう私もその一人だ。

私が将来、営む予定のカフェでは「素の自分にかえれる場所」が一つのコンセプト。

私自身も、自然の中でぼぉーっとする時間や、カフェでゆったりと一人で過ごすひと時を通して、いろいろな肩書きを外し、「母でも娘でも組織の一員でもない私」を味わう時間を大切にしてきた。

けれど、改めて自分に問いかけてみる。

素の自分って、何?
ありのままの私って、どんな人?
本当の自分って、どんな感じ?

頭で考え、言葉で表現しようとすると、何やら考え込んでしまうけれど、実はそんな難しいものではない、ということを、今回、身を持って体感する出来事があった。

フォトセッションでたくさんの方の写真を撮ってきた、カメラマンのかなさん。
彼女の撮ってくれた写真が、届いた。

そこに写っていたのは、美人でもなく、かわいくもない私。
「ダイエットしなくちゃ!」と言いながら、炭水化物を毎日美味しくいただく、ぽっちゃり体型の私。

でもその写真を見た時に、私は感じてしまった。

「あ、これ、私だ」

その感覚を言葉で表現するなら、かなさんの写真を通して、「他人が見ている自分」と「自分が見ている自分」が一致した瞬間だったのではないかと思う。

運動不足の身体は下腹部がぽっこりしているし、小さい頃からがっちりとしていた上半身は、かなさんの写真の中でもしっかりとその存在感を放っていた。

いつもなら「ああ・・・やっぱり私ってこんな外見なんだ・・・😩」と、目を覆い、落胆し、そっと写真を伏せる(今は電子なので、「閉じる」をクリックする、という表現が正しいかも)わけなのだが、今回はじっと見入ってしまった。

撮影場所は新緑の美しい5月の公園。
そして「かなさん」というフィルターを通すと、全ての光や色が淡く、優しくなって、それだけでも写真としては美しい、ということもあるのだが。

そのかなさんの世界観の中に、ひょっこりいる私が、なんともいい感じなのだ。

自分の写真を見て「これ好き💕」と思った経験は、多分初めてではないだろうか。

フォトスタジオで、メイクもヘアもしっかりセットして、プロフィール用の撮影をしてもらった時とは全然違う感覚。(それはそれで、楽しい体験だったが)

ぷらぷらと撮影スポットを移動しながら交わす、かなさんとの何気ない会話が、「撮影されている」という変な力みを取り除いてくれた。
でも、「撮影されている」という意識はあって、そこを楽しめるような絶妙の空気感を、彼女がうまく作り出してくれた。

しみじみ、ああ、この方はプロだなぁ、と感じた瞬間でもあり。

そんな雰囲気の中で撮影した写真だから、当然、作り笑顔はナッシング。

淡い緑の中で、ふんわりと笑う自分の笑顔をまじまじと見つめながら、うん、なかなかいいよね、と自分に「○」を出す。

ナルシスティックと言われてもかまわない。
だって、私がそう思うんだもん。

かなさんを通して見せてもらった「素の自分」は、自分が思っていたよりも、軽やかで、柔らかで、凛としたところもあって、ステキな女性だった。
私が「なりたい自分」に、近づいている感じがした。
自分の歩んでいる方向が、間違っていないと、確信が持てた。

勿論、まだまだ未熟なところはたくさんあって、この写真を見たからといって問題が解決したわけではないのだけれど。

今の私が、過去最高に大好き。

そんなことを感じられる瞬間を積み重ねることが、素の自分に近づく、ということなのかもしれない。

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かなさんの描く、写真、パステル和アート、インスピレーションアートの世界。


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