(続・3)価値観の合わない社員とどうやって一緒に仕事をすればいいのか?を考えた。
お疲れ様です。
価値観の合わない社員とどうやって一緒に仕事すれば良いのか?
というテーマで始まり、
採用段階でのズレと教育段階でのズレについて進めてまいりました。
さて、今回は成長ゾーンでのズレについて考えて見たいと思います。
成長ゾーン
成長ゾーン:教えて貰った仕事を一人で出来る様になって来た段階
という定義でお話を進めていきましょう。
教育ゾーンで初対面の先輩から仕事を教えてもらう段階を経て、
自分一人でも仕事が出来るようになってきた頃に
ネガティブな出来事として
「確認不足」や「手順無視」などのルール違反
「横着」や「怠慢」などのモチベーションダウン
「意欲」や「探究心」が出ないメンタル不調
これは車の免許を取って半年から1年経過した頃の状態や
新しいチームに入って行う部活やスポーツチームでも起こる現象です。
誰にでもある事だと思いますが
「慣れ」
という段階ですね。
しかし、このようにネガティブなことばかりではなく
実は成長ゾーンで必要な要素でもあるんです。
慣れとは・・・
(goo辞書から引用させていただきました。)
な・れる【慣れる/×馴れる】 の解説
[動ラ下一][文]な・る[ラ下二]
1 その状態に長く置かれたり、たびたびそれを経験したりして、違和感がなくなる。通常のこととして受け入れられるようになる。「その土地の気候に―・れる」「移動する車中での睡眠に―・れる」「彼女の気まぐれにはもう―・れた」「住み―・れる」
2 経験を重ねて、そのことがうまくできるようになる。習熟する。「患者の扱いに―・れる」「―・れた手つき」「旅―・れる」
3 道具などが、からだになじむ。「―・れた靴で出かける」「―・れた万年筆で書く」
4 (馴れる)
㋐その人に対して、違和感がなくなる。その人に親しみの気持ちをもつようになる。「子供が家庭教師に―・れる」「新しい上司に―・れる」
㋑動物が、人間に対して、警戒心などを抱かなくなる。「人に―・れない馬」
goo辞書にも書かれているように時間軸が長くなることにつれて
採用や教育段階では、違和感MAX状態、心理的安全性が低い状態だったのが
次第に薄れていき、違和感を感じないようになってきている。
このような状態を職場での視点に置き換えると
見たことのない人・最近入った人・どこに何があるのは解らない人
仕事の進め方を知らない人・何をやれば怒られるのか知らない人
(目に見えるものも「知らない」「わからない」状態。)
だったのが少しずつ慣れてきて
先輩から教えて貰った知識をインプットした後に、
実際に動作や行動として出来るようになってきた。
その動作や行動もスムーズに行えるようになってきた。
このような状態になってきて
初めて仕事の楽しさや喜びを感じるようになってくる。
「好きこそものの上手なれ」
地域によっては言い方が違うかも知れませんが・・・
何事にも「楽しい」「嬉しい」「好き」という感情が働くものなら
どんどん向上心を持って取り組んでいくし
誰かに指示されるものではなく、自分自身から探究心が湧いてくる。
楽しい・嬉しい・好きなことに時間を忘れて「没頭」している状態。
このような状態になっている時が
本当に意味での「成長」だと考えられます。
そして、職場にはもう一つ「暗黙知」という
誰が決めたのか解らない目に見えない
その職場独自の神ルールのようなものも存在していて
この「暗黙知」を
なんとなく理解出来るようになったのも「慣れ」なんです。
(暗黙知については、また後日・・・)
先ほどのgoo辞書にもありましたが、
道具の使い方に「慣れる」という記載がありましたね。
どんな仕事をするにも必ず「道具」を使います。
この道具のメンテナンスや管理を怠ると
スムーズな仕事が出来なくなります。
スムーズな仕事の基本とは
あるべき物があるべき場所にある状態
この状態を保って仕事をするには
自分自身の周りも職場全体もが汚れていては出来ません。
一人で仕事を進めることが出来るのなら
少し、「慣れ」を視点を変えて、視野を広げて、確認し
楽しい仕事に「没頭」してみよう。
このポイントをチェックすることで
成長段階のズレが薄くなりますからね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?