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225先物のギャップの秘密

東京時間の取引が終わり翌朝の取引が開始されるとき、ほとんどの日にギャップと呼ばれる窓が空く

ギャップはNYダウの値動きにより日本の先物指数なども概ね連動して動くことにより発生する。

日本のマーケットが始まる前は、まず昨夜のNY市場の動きをチェックし、今日の日本のマーケットは上昇するのか下落するのかを予想する。

昨夜のNYが大きく上昇すれば、日本市場の取引開始時は大きく上にギャップが発生し、NYが大きく下落すれば、大きく下にギャップが発生する。

通常はNYのトレンドをそのまま日本のマーケットにも引き継ぐように思われるが、実際にはどうだろうか?

これは直近3年間の225先物の大きなギャップが発生した時に、その日の大引けまでの値動きを示したグラフだ。




青がギャップアップ(窓が上に空く)、オレンジがギャップダウン(窓が下に空く)を表す。

日本のマーケットは下げたら日銀が必ず介入するので、ギャップダウンの日、つまりNYが大きく下げて日経平均も大きく下げて始まった場合は、日銀砲で相場が反転するパターンが多いと言われているが、グラフを見ても明らかである。

一方、大きくギャップアップした日は、そのままトレンドが続くということはなさそうで、先物が大きくギャップアップする日は、無理にトレードしない方が良さそうだ。

先物のギャップの判断は寄り付き直前でないと判断が難しいが、ナイトセッションの終値(5時30分)で大体の予想はつく。

今の日本のマーケットは、大きく下げて始まった場合は買い、大きく上げて始まった場合はノートレというパターンが良いようだ。

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