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何曜日に株は上がるか?

今日は株が上がるか下がるか?

マーケットの寄り付き前には、市場関係者や投資家なら誰もが考えることだ。

昨夜のダウは?
ドラギが何か言った?
カーニーが何か言った?
トランプがまた何か余計なこと言った?

洪水の様に流れ込む経済指標や要人発言などをアレコレと必死に分析し、今日は買いか売りかを決める。

上か下か?、〇か×か?、右か左か?、赤か黒か、丁か半か?

二者択一の世界というのは簡単なようで難しい。

2つに一つなので誰でも当たるが、何回も続けると当たったり、外れたりする。

それだけなら勝ったり負けたりなので結果はイーブンだが、勝ち負けというのは決して交互に訪れるわけではなく、勝ちが続いたり、負けが続いたりするのがランダムの動きだ。

そこに人間の感情が入り込んだ時、負け続ける局面でほとんどの人間は心が折れ、次の勝負から逃げてしまうので、大抵の勝負事は負け逃げで終わってしまうことになる。

2つの内、どちらか1つを当てる勝負が、実際には決して勝率50%にならない理由である。

そこで統計の出番となる。

過去の数字を使って、特定の日に起こりやすい現象を調べて未来予想をするのだ。

例えば「今日の日経平均株価が上がるか下がるか」を予想するとしよう。

ここでは例として過去の木曜日に起こった日経平均の動きを見ることにする。

日経平均株価の動きとは、市場が開いた時から閉まるまでの1日の動きとする。

過去の木曜日の値動き




いきなり何だかよく傾向がわからないグラフになった。

ところが「前日に上がったか、下がったか」というフィルターを入れてみると景色は一変する

前日に日経平均が上昇した場合



前日に日経平均が下落した場合





「前日に上昇するか下落するか」というフィルターを入れることによって結果が激変する。

つまり木曜日は前日の値動きとは逆の値動きになるということがわかる。

過去の統計というのは必ずしも未来予測に役立つ訳ではないが、そこに何かしらの因果関係が認められれば、これは立派な未来予想のツールになる。

木曜に起こる何かしらの株価を動かす原因が何かあるのだろうか?

興味のある方は是非調べていただきたい...。

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