転職をした当時のこと①

私は今、ある美容業界で
経理のパートとして働いています。
およそ３年前です。

１３年ほど勤めた会社を退職して
今の会社に入りました。

従業員が数人の、小さな派遣会社です。
給与から労務から、事務所の掃除まで
あらゆることをやらせてもらっていました。

下の子が小学生に上がるタイミングで
もう少し長く働かないか、と社長に言われました。

１３年いたと言いましたが
社長の好きなところ、尊敬できるところを
１つも見つけられませんでした。

私の見る目の無さがあります。
社長のせいではありません。

ただ、この人のために働きたいとは
思えなかったんですよね。

このままその会社で働いていくこと
時間がもったいない、と感じてしまい
転職を決意しました。

１度きりの人生、
社長のためではなく、
自分のために。

そう思ったからです。

社長には、止められました。
考え直してほしい、とメールもいただきました。

でも私は、返事を返しませんでした。
たくさん考えて決めたことだったから。

ですが、短時間のパートとなると
転職活動はなかなかうまくいきません。

面接しては落ち、繰り返しです。

最初は納得いくまでゆっくり、と
言ってくれていた旦那が
「こんなんはどう？」と
全く希望じゃない職種を勧めてくるようになり
焦り出したとき

採用してくれたのが
今の会社です。

採用されたのは、経理部。

前職で事務全般やっていましたが、
経理専門ではありません。

配属された時の経理のトップは
経理愛が強い、独身の女性。

主婦が少しの時間働きに来る
役に立つわけない、いらない。
そんな感じだったと思います。
初日から、当たりがかなりキツかったです。

物置みたいな席しかなく
３日間くらいは
パソコンも使わせてもらえませんでした。

２か月前に入ったＨさんと
事あるごとに比べられて、Ｈさんは褒められる。
私には嫌味。
ほとんど毎日です。

Ｈさんは、元銀行員。
見た目も私とは違って
主婦です、真面目です
服とか髪型とか気にしてません、
仕事できます、な雰囲気。

今ほど、休んでませんでしたしね。

私は、美容業界で
髪色もネイルも自由と聞いて
バチバチにしてたので
身なりばかり気にする
不真面目で役立たずに見えたことでしょう。

出勤するのが辛くて
行くのをやめよう、と毎日思っていました。

そのころ書いていた日記は
読み返すと悲惨です。

自分で自分がかわいそうになります。

でも、嫌なまま辞めるのが嫌でした。
その当時の私の目標は

「こんなことあったよねー(笑)」

と、笑い話にできるくらいまで
やってやろう！！
ということ。

続く。