物狂おしき
好きな人
真面目な瞳
穏やかな瞳
私は今、どこにいるのか
月光に照らされた大きな桜の木の枝に座って
夜なのに不思議に明るい下界を眺める
八百年の時を超えて、
兼好法師の乾いた肩にもたれかかる
何にもないのに
恍惚の中にある人
狂っている人
涼しい透き通った瞳
迷いのない瞳
好きな人
真面目な瞳
穏やかな瞳
私は今、どこにいるのか
月光に照らされた大きな桜の木の枝に座って
夜なのに不思議に明るい下界を眺める
八百年の時を超えて、
兼好法師の乾いた肩にもたれかかる
何にもないのに
恍惚の中にある人
狂っている人
涼しい透き通った瞳
迷いのない瞳