SM風オリジナルドラマ

登場人物
主人公男:松永ひろき(中学生)
ヒロイン:藤田さき(同じクラス)
ーあらすじー
同じクラスに居る女の子藤田さきちゃんに密かな思いを寄せる
中学生の男の子松岡ひろき君がある日の席替えで隣同士になったことをきっかけに二人だけの特別で秘密な関係になっていくSM風エロティック小説です。
〜ここから〜
僕はひろき、突然だけど僕には好きな人がいる
この学校に入って同じクラスになったさきちゃん。
大人しめでクラスで目立つ事はなく中心にいるというタイプでは無いけど
誰にでも優しく男女問わずに好かれる彼女、僕の密かに憧れている存在。
僕は彼女とお近づきになりたい…せめて友達になれたら!
そう思い続けて数ヶ月、相変わらず声をかけることすら出来ず過ごしていた
ひろき「はあ…さきちゃん…。今日も可愛いなあ。」
こうやって遠くから見つめて終わる毎日。
最初はそれで満足していた、けど…。
ひろき「さきちゃんと付き合えたらなぁ…同じクラスだけど彼女の中には僕なんか存在しないんだろうなあ…」
ひろき「ああ〜声をかけれたらいいのにそれすら出来ないなんて!
なにかきっかけがあればなあ…隣同士の席だったらよかったのに!」
そんな事を考えてたある日チャンスが訪れた!
なんと今日は席替えをすることになった。
ひろき「これでもしも席が隣同士にでもなれたら…!なんてそんな都合よくいかないだろうけど…」
どうせそんなうまい話はあるはずがない、そう思いつつもどこか期待してしまう。
そして結果がどうなったかと言うと…。
さき「今日からお隣同士だねよろしくね。」
奇跡!まさかこんなチャンスが巡ってくるとは!この機会を逃す手はない!
仲良くなるためにも印象良く笑顔で爽やかに。
ひろき「よ、よ、よりょしく…へ、へへへ」
やってしまった〜!噛んじゃったし思い切りキョドってしまった!
隣になれた嬉しさや緊張で笑顔というよりにやけてしまった…。
変なやつだと思われてないだろうか…。
さき「あはは、緊張してるの?あたしもだよ。」
良かった…軽く流してくれたみたいだ。
ひろき「あはは…うん…緊張しちゃって…。よ、よろしく。」
さき「あたしも松永くんとはあんまり話したことないから緊張しちゃうな」
ひろき「そ、そうなんだ…。」
ひろき(そんなふうには感じないけど…気を使わせちゃったかな。)
さき「やだなぁそんな身構えられるとこっちも気を使っちゃう。」
ひろき「ご、ご、ご、ごめん!あの…へへ…」
ひろき(さきちゃんに気を使わせて何やってるんだ僕は…)
そんな風に慌てていると彼女が手を差し伸べてきて…
さき「それじゃあはい!握手。お隣さん同士仲良くしてね」
ひろき「え、あ…あ、はい!こ、こ、こちらこそよろしくお願いします…!」
そういって咄嗟に握った僕の手には汗が
ひろき(しまった…!緊張で汗が…拭けばよかった。流石に嫌がられるかな…)
そう思っていたが彼女は意に介さず笑顔で
さき「これでお友達だね」
彼女のその笑顔と手の柔らかさに心酔しそうになる
ひろき(さきちゃんの手柔らかくて気持ちいいなあ…ずっと握っていたい…)
にやけてしまいそうになる顔を緩まないようになんとか堪える
けど…
ひろき(あぁ…やばい…!)
憧れの女の子に触れた喜びやら照れやら色んな感情がごちゃ混ぜになったせいか何故か僕のモノが反応してしまった…
ひろき(にやけてるだけでもキモがられる案件なのにこんな意味不明なタイミングで大っきくなったなんて知られたらもう友達になるどころじゃないぞ…!)
ひろき(なんとか収めないと!バレないうちに…!)
そう考える頭に反して大きくしたまま授業が始まってしまった。
ひろき(くそぅ、なんで収まってくれないンダ…!むしろギンギンになってきたぞ!)
ひろき(幸い授業中だから机に隠れて股間は見えないからよかったけど…このまま治らずに授業が終わっても大きいままだったら席から立てないぞ…!だからといってずっと座ったままで居られない…変に思われる…)
そんな事を頭の中で巡らせていると不意に彼女から声をかけられた。
さき「ねえ、悪いんだけどさ消しゴム貸してくれないかな?忘れてきちゃったみたいで…」
ひろき「え…あ、ああ、いいよどうぞ…。」
そういいながら自分の消しゴムを取ろうとした直後緊張していたせいか渡そうとした時に
消しゴムを床に落としてしまった
ひろき(あ、しまった!)
そう焦っているうちにさきちゃんが早々に
さき「あ、いいよあたしが取るよ。貸してもらうんだしね。」
そういいながら机の下に頭を潜らせて床へ身体を屈ませる。
ひろき(やばい!今僕の方の股間を見られたら…!いや、消しゴムを取るだけだ…大丈夫!
こっちを向かないでくれ…向かないでくれえ!)
しかし運の悪い事に落とした消しゴムは僕の足元に転がっていた!
ひろき(うわわ!よりによって足元になんて!)
頼む!僕の股間の方には気がつかないでくれ!そう願うしか出来なかった。
さき「よっと…!取れた。それじゃ借りるね」
僕の心配をよそに彼女はさっと消しゴムを手に取り自分の席に戻り、使い終えると僕の机に戻した。
さき「ありがとう。助かったよ。」
とニコやかに返してくれた。
ひろき「あ、ああ、いいよこっちこそわざわざ取ってもらってありがとう…」
ひろき(良かった…さきちゃん気がつかなかったみたいだ。)
まあ、消しゴムを取るのにわざわざ股間に目線なんていかないよな…。
その後どうにか授業の終わる頃には治ってくれた。
ひろき(ふう…このままずっと治らなかったらどうしようかと思った…)
ひろき(勃起にも気がつかれなかったし無事1日乗り切ったぞ…)
そう安心している僕に彼女が声かけてきた
さき「ねえ、今日はなんだか緊張していた気がしたけど大丈夫?」
その言葉にどきりとした、もしかして勃起していたことがバレていた、と
けどすぐに明らかに彼女の前で焦り倒してたし挙動不審なところも見せてしまったし
単純にそれの事を言ってるのだろうと思った、が…。
さき「勃起してた事と何か関係ある?」
一瞬思考も時も何もかもが止まった気がした。
ひろき「ぼ、ん?………え?」
まさか憧れの彼女から勃起なんて言葉が飛び出すなんて!って違う違う!
バレていたなんて…どうしようパニックになってしまった
考えがまとまらずに、あー、とかえー、しか出てこず焦っていたら
さき「どうして勃起していたのかな?」
と、さらに追い討ち(?)が…。なんとか答えないと!
上手い言い訳…それっぽくて引かれないような都合のいい…
そんなのおもいつかない!いっその事勃起ではない事にできないか?
見間違えだよ〜たまたまズボンのシワがそう見えちゃっただけで〜、なんて
苦しすぎる!シワと言い張れる大きさじゃないし色々と無理がある…けど…
ひろき「あの…えっと…あはは…見間違えじゃないかな…し、シワだよ…へへ。」
こういうしか出来なかった…。苦し紛れすぎるのはわかってるけど
他に思いつかなくて…。愛想笑いしながら俯いていると彼女が
さき「そう」
と、一言だけいって前を向いてしまった。ただそれだけなのに
僕の心は強く動揺してしまった。「そう」といった彼女の目が
冷たいような、心底つまらなさそうになったように見えたからだ。
僕に興味をうしなったようなあの表情に僕は狼狽えてしまった…。
だから不意にこんな言葉が出てしまった。
ひろき「君が…隣にいるから…」
それが口から出た瞬間、はっと我に返った。なんでそんな事を?!
色んな事が頭をまたグルグル回り出して俯いて焦っている横で彼女の声が聴こえた。
「へえ…やっぱり。」と驚いて彼女の方を向くと彼女が笑ってこっちを見ていた
やっぱり…?彼女は何をいってるんだ…?なんで嬉しそうな顔でこっちを見てるんだ?
混乱している僕の頭にさらに追い討ちをくらった気分だ。
思考が追いつかずに彼女を見つめながら固まってる僕に彼女がこう言った
さき「ねえ、放課後2人きりでお話ししようよ」
その言葉で僕の思考は停止してしまう。放課後彼女と2人きりで?
僕はこの時、この先に待ち受ける彼女と僕だけの特別で歪な関係になっていく事を
予想だにしなかった。

第一話、終


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