部活の入部が本格的に決まって初めての部活の日。 今日は午後練だった。 ワクワクとドキドキにみちた始まりだった。 それなのに、こんな気持ちになるなんて、この時は思いもしなかった。 部活の先輩は優しくて、隣で練習していた男バスの先輩も すこしチャラくて苦手だけど、いい人だと思う。 無事部活が終わって、着替えをし、先輩たちと御飯に行くことになった。 校門まで歩いていると、弓道部と帰りが一緒だった。 Aくんと目が合って、それだけで幸せで自然と笑顔になった。 すると、なぜか弓道部
最悪の日だった。 何もかもがうまくいかない。 髪はうまく結べないし、テーブルに小指ぶつけるし。 今日は大掃除の日で、いつもとは違う掃除場所だった。 いつもは教室掃除だけど、今日は３階の階段掃除だった。 掃除分担のとき、勇気を出して、Aくんと同じところに立候補した。 あの子も一緒だったけど。 でも、一緒に掃除できるだけで気分は最高になった。 私を最悪の気分に陥れた出来事はそのあとすぐに起きた。 掃除場所に移動するとき、 あの子がAくんにちょっかいを出していた。 たぶん、
今日は席替えだった。 A君は目が悪いからいつも一番前の真ん中の席。 先生に、前くれば？と言われたけど、A君の隣なんて心臓が破裂しそうだから断ってしまった。 代わりに前に言ったのは、たぶんAくんのことがすきな子。 やっぱり、行くって言えばよかったかな。 自分が断ったのに、その子に嫉妬してる自分がいる。
恋をした。 たぶん、ひとめぼれ。 ベタだけど、学校の階段だった。 体育祭の練習が終わった休み時間。 A.T君はその日、眼鏡をしていなかった。
