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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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謎解きワールド 1枚謎謎解き 白の部屋の迷宮 全問題解説と余談。

はじめに

こちらは私が作成したVRChat のワールド1枚謎謎解き 白の部屋の迷宮の全問題を解説する記事になります。当然ですがネタバレ注意です。どうしてもわからない場合や答えの確認にご活用ください。一部問題についての余談も書きました。読み物としてもどうぞ。

未プレイの方はこちらのワールドのリンクから遊んでみてください。様々な謎解きワールドで濃厚な謎解きを味わえるゲーム、VRChatはSteamにて無料です。(書きたかっただけ、このワールドが濃厚な謎解きとは言っていません。)

ネタバレ回避用スペース


















部屋の構造について

このワールドには25(+α)の部屋があり、それぞれの部屋にアルファベットが割り当てられており、各部屋に Room [アルファベット]: [部屋の名前] という形式で部屋の隅の下に書かれています。

例えばワールドに入った直後の部屋は Room W: 入り口 と書かれています。
答えが知りたい問題の部屋を上の目次からジャンプすることで答え合わせができます。

記載する部屋の順番は攻略順で書いていきます。なので部屋のアルファベット順がめちゃくちゃになります。ごめんね。

攻略の大まかなチャート

謎を解くだけでチャートとか関係あるのかとか言われそうですが、多少攻略順に自由度があるので、この記事で想定する攻略順を書いておきます。この後の攻略もこの順番で解説していきます。

  1. 最初の部屋(Room W: 入り口)

  2. 最初の問題(Room R: アドバイス)

  3. 左の黄色の鍵ルート(Room G, Room B, Room A)
    黄色の鍵回収。左の黄色の紙ルートに進めるようになる。

  4. 左の黄色の紙ルート(Room K, Room P, Room U, Room V)
    黄色の紙回収。

  5. 右の赤の鍵ルート(Room S, Room X, Room Y)
    赤の鍵回収。右の赤の紙ルートに進めるようになる。

  6. 右の赤の紙ルート(Room O, Room J, Room E, Room D)
    赤の紙回収。

  7. 中央の部屋(Room M)
    回収した2つの紙をヒントにすることで解答できる。

  8. 最終問題(Room H)

  9. 隠し部屋没問題(Room Z)
    最終問題に正解すると行くことができる。

攻略1: 最初の部屋、最初の問題

Room W: 入り口

操作説明を兼ねている部屋です。何も難しいことはありません。
かいしと入力すれば問題なく次の部屋の扉が開きます。
なお、ここの回答を入力し、扉が開いたタイミングからプレイ時間を計測しています。

Room R: アドバイス

問題として出る文章じゃないね。

回答パネルの下に↓の矢印があります。これは縦方向に読むということを示しているヒントになっています。これに従って一番左の文字を縦読みすると別の文章が現れます。

だよ!

「こた絵はひまわ理だよ」となっており、漢字をひらがなにしてみると、「こたえはひまわりだよ」となります。正解はひまわりです。


余談: 最初に作成しているときはこの問題は作成していませんでした。部屋の構造的にこの問題を必ず解かないといけないため、最初の問題に見合った問題を改めて作成しようと思い、追加したのがこの問題です。縦読みするので本来の文章はどうでもよさそうですが、ここで書いている中身はこの後の問題に一部関連しています。

攻略2: 左の黄色の鍵ルート

Room G: 七つの単語

良く見慣れた7つですね。

マス目に文字を埋めて①~④を読む謎解きでよくある形式の問題です。ぱっと見ると曜日が入りそうですが、単純に英語表記で入れてもマス目の数が合いません。日本語で曜日は "日月火水木金土" と表記されるのでそれを英語に直訳するとちょうどよく当てはまります。

土だけ知名度低そう。

①~④までの文字を拾ってできた単語が答えになります。正解は gate です。


余談: 最初は日は年月日の日の DAY にするつもりでしたが、あんまり直感的でない気がして、SUN、ついでに最初の文字も問題に含めました。英語の曜日はSunday, Monday と続くので、この見えた文字で一瞬引っかかった方も多いではないでしょうか?

Room B: 十字の真ん中

上下左右に漢字があって4つの熟語になる漢字を考える問題を和同開珎というらしいね。

このワールドの問題作その1。どこかで見た問題な気もしますが、単純に漢字を四角の中にあてはめてもうまくいきません。
この問題は左右はカタカナ、上下は熟語…ではなく、四角を含めて合体漢字として読みます。

ずるい。

"ー"(伸ばし棒)を入れることで左右ではカート、上の漢字と四角と"ー"で、下の漢字と四角と"ー"でを作ることができます。正解は""(伸ばし棒)です。

Room A: かくかく

かくかく。

癒し問題。それぞれの多角形の間の隙間を読みます。(説明難しい)

RIDDLEとは謎解きを意味する英単語。

正解は riddle です。


余談: テストプレイしていてみんな簡単に解いていたので、難しくしようかとも思いましたが、いろいろ試してもうまくいかなかったのでそのままにしています。問題数もそれなりにあるのだし、簡単な問題が1個くらいあっても別にいいかという気持ちになっています。

攻略3: 左の黄色の紙ルート

Room K: タイムライン

ヒントなしだと案外わからない。

マス目を埋める問題です。答えは元号です。一番下が最新、上に行くほど古くなります。

新元号は令和です。(ワールド内ヒント3参照)

①~③を拾うとわたしと読むことができます。正解はわたしです。


余談: テストプレイをしていてフレンドさんから出てきたヒントの案によってヒント3が生まれました。わざわざヒント用の額縁を用意して写真を撮るといった作業を追加で行っており、無駄に手間がかかっています。

Room P: 白黒

芸術点は高い。難易度は低い。

白い形はピアノの白鍵の形状です。鍵盤の形状から?になっている箇所の音の階名(ドレミファソラシド)を推測し、読んでいきます。上の例ではミとラの間の?の箇所(と隠れている伸ばし棒)を読んでいます。矢印の方向的にファ、矢印にある伸ばし棒の順で読んでいくと上はソファーと読めます。同様に下では矢印順に読むとの順で読んでいくと答えになります。よって正解はそらです。

ソファーと読むのです。
そらと読むのです。

余談: この問題は鍵盤の形状から階名を推測していきますが、この最低限の情報だけで推測される階名が1つに定まります。美しいね。

Room U: 漢字の間

漢字は一刀両断されました。

上2つの組み合わせを見て一番下に入るであろう漢字を答える問題です。
上の例では"い"、"し"の間に"き"があり、真ん中の例では"ぬ"、"ま"の間に"ひ"があります。ここで50音表を見てみると同じような対応箇所があることがわかります。

一番下はイラスト部分には何もありませんが、無(む) があると考え、上2つの例のパターンに当てはまる2文字の単語を考えるとふゆという単語が考えられます。正解はふゆです。

50音表は謎解きの定番の一種。

余談: 問題には矢印も書かれており、漢字がどの方向から読むのかを補足していますが、もともとテストプレイの段階ではありませんでした。下の何もない箇所を50音のやゆよの間の部分と解釈してしまうと別解(まるなど)が生まれてしまったからです。そのため、読む方向を指定するヒントを追加せざるを得なかったのです。

余談その2: RTAやTAS系の動画が好きな人は無が存在しているという概念を持っている(?)ためすぐ解けるかもしれません。製作者的にもちょっと意識しています。

Room V: かな変換式

文字だけで完結するので楽に作れます。

法則性を考え、下の変換を考える問題です。
左側をカタカナに、右側を漢字にしてみると、
イム→仏
ロロロ→品
となりますね。つまり、これは左辺をカタカナで変換したものを組み合わせてできる漢字が右辺ということになります。

よって"さいひ"は"サイヒ"と変換し、組み合わせでできる漢字は"花"になります。よって正解ははなです。


余談: ワールド制作の初期段階で作成した問題です。当初は一番最初の問題の位置にありました。

攻略4: 右の赤の鍵ルート

Room S: デジタル数字

デジタルなこの問題はアイデア用のノートを使い、手書きで問題を考えていました。

デジタル数字をどう読むかを考える問題です。
矢印がありますね。一番上の矢印と同じ向きになるように180度回転させてみましょう。

限られたアルファベットでよさげな答えを用意するのが割と大変です。

この状態でデジタル数字をアルファベットとして捉えると答えが導き出せます。
SIO = 塩
OOI=多い
hIShO=?
となっているので答えはひしょです。
飛翔とも読めるので、ひしょうでも正解になります。


余談: 意図的に優しめの問題を想定して作成しましたが、テストプレイで結構悩んでいた人が割といました。難易度調整難しいね…

Room X: まちがいさがし

これだけでは絶対に解けない数少ない問題。

部屋の中のおかしい箇所を探す問題。でも部屋の中にはこの額縁と回答パネルしかありません。

回答パネルは"かな"、"Aa"ボタンを押すことで入力する言語を切り替えることができます。初期表示は英語になっているので"かな"ボタンを押して日本語に切り替えてみましょう。すると…

盲点。

ぱっと見ではわかりにくいですが、"て"の入力ボタンが"み"になっています。"て" が "み"になっています(重要なので2回言いました)。つまり"てがみ"を英語で表現すれば正解になります。
正解は letter です。

Room Y: 幾何学

なぜ専門的な用語の中に猫が紛れ込んでいるのか。

部屋の名前の通り、幾何学(とても大雑把にいうと図形関係の学問)が関連します。左辺のそれぞれの文字で線で閉じている箇所の数が右辺の数になります。

赤いところが閉じていますね。

正解は 8 です。

攻略5: 右の赤の紙ルート

Room O: イラスト推測

問題の答えより左下が何の絵か考えるほうが難しい説。

イラストと数字の対応を考える問題です。
左上を戸(と)、右上を銅(どう)、左下を麩(ふ)、右下を剣(けん)と読むと、都道府県の数とイラストが対応していると考えられます。日本に県の名前に県が付く県は43あるので正解は43です。

Room J: 迷路

しかからかかし(ちがうよ)

迷路の "S" から "G" までイラストを通らずに進むと途中で通るひらがなを拾うと、
"しかからかびへ"となります。

この指示に従い、鹿からカビへ同じように進み、途中で通るひらがなを拾うと、
"ふりだしへ"となります。

最初に "S" から "G" まで進んでいたはずなので、"G" から "S" に戻りましょう。(G は行き止まりになっているため、迷路を通ってSに戻ります)
途中で通るひらがなを拾うと
"へびからかかし"となります。

また、この指示に従ってヘビからかかしへ進み、途中で通るひらがなを拾うと、
"へびとかびのあいだ"となります。

ヘビとカビの間にある文字を見ると"からし"となっているため、正解はからしです。

Room E: お豆腐

ワールド制作時にフォントが表示できないとこのような表示になることもあります。

この額縁の画像だけでは完結しない問題です。この謎解きワールド内ですでに同じようなものを見ているはずです。

既視感の正体はこれ。

最初の問題の額縁と文字数や句読点の位置が一致しています。問題にある1
~3の数字を最初の問題をみて文字をあてはめると"しるこ"と読むことができます。
正解はしるこです。

Room D: 簡単でしょ?

かわいい。(自画自賛)

問題作その2。見た通りにやりましょう。

  • (A) 元素周期表のケイ素(Si)と硫黄(S)の間はリン(P)なので P が入ります。

  • (B) アルファベットとASCIIコードの対応を示しているので 0x7a に対応する文字コードは z のため、z が入ります。

  • (C) 左辺の英語を日本語で読んだ時、同音異義語で読める数字が右辺に入っているので 8 が入ります。
    Market = 市 = 1
    Wrong = 誤 = 5
    Bee = 蜂 = 8

  • (D) 順列の記号が入るので P が入ります。
    $${_4 P _2 = 12}$$

  • (E) 日本語キーボードにおける英数字の入力とかな入力の対応を示しているので w が入ります。(例で出ている"い"の対応が小文字のため、小文字のwになります)

  • 上記(A)~(E)を踏まえると Pz8/Pw== となります。インターネット上にある Base64 のデコードツールを使用し、変換すると "????" が得られます。これが答えです。

…難しくない?

簡単でしょ。見た通りにやればよいのだから。

さっきの解説は忘れて、真ん中の額縁の写真を見てみましょう。背景に写っている回答パネルに正解の文字 "????" が写っています。なので正解は????となります。

理不尽ですね。ただ、この問題を解くうえでヒントになりうる箇所はいくつかありました。

  • なぜこの問題だけ手書きだったのでしょうか?

  • 最初のアドバイスで理不尽なほどの高度な知識は要求されないと書いてあります。

攻略6: 中央の部屋、最終問題

Room M: 十字路

下の四角は紙。

ここまでの謎を解いていると2枚の紙が手に入っているはずです。これを額縁の通りに並べましょう。すると下の画像のようになります。

2つで一つの問題になります。

文章中のMは各部屋に割り振られているアルファベットです。
この部屋を起点として、下に書かれている矢印の方向に進んだ時の部屋のアルファベットを確認します。

例えば1の場合、扉のほうを向いているとしたときに、Room M から左の部屋、上の部屋の順で進んでいきます。その時にたどり着いた部屋は Room Gなので、1はGです。

同じように2~5も確認してみると、それぞれR, E, A, Tにたどり着きます。
1~5で得られたアルファベットを読むと答えになります。
正解はgreatです。

Room H: 最終問題

ワールドの部屋の構造が5x5になっているし、この問題も5x5で並んでいる。

最終問題です。部屋のアイテムを額縁の上に重ねて文字を読んでいきます。置かれているアイテムを赤丸が上になるように合わせて上、左から読んでいきます。(横書きの文章を読む要領で一番上の段の左から文字を読み、一番右まで行ったら一段下へ進み、左から文字を読むということを繰り返します)

…やかないいえ?

問題になりそうな文章になっていないのでアイテム自身を裏返して読んでみましょう。

せいかいはが …

問題には赤丸が4つと矢印があるので部屋のアイテムを時計回りに90度回転させていき、アイテムの赤丸が上、右、下、左の位置でも同じように読んでいきます。すると以下の文章が導き出せます。

せいかいはがくぶちのないへやのなまえのかしらもじ
(正解は額縁のない部屋の名前の頭文字)

この文章に従い、ワールドにある部屋を見ていくといくつかの額縁のない部屋を見つけることができます。以下の4つになります。

  • Room T: めざすとこはまずここ

  • Room I: いつも通りに

  • Room F: 解いたら開くやつ

  • Room Q: うん。わかってるよね?

名前の頭文字を拾うと"め"、"い"、"と"、"う"の4つになります。最終問題の額縁に書かれている通り、並び替えると、とうめいが得られます。

答えはとうめいです。(?)

最後の問題で使用するアイテム。昔雑誌の付録とかでこういうのを使って読むやつありませんでしたっけ?

が、クリアの部屋に入っても Clear?と表示されています。クリアではありません。

まだクリアじゃないよ。

ここでクリア部屋が見れるようになりました。この部屋を見てみると額縁がないということがわかります。つまり最終問題で最初に答えたものはじつは不正解であったことがわかります。

クリア部屋を含めると額縁のない部屋の頭文字は、"め"、"い"、"と"、"う"、"ご"の5つになります。並び替えると、ごめいとうが得られます。本当の正解はごめいとうです。

ここまでお疲れさまでした。


余談: アイテムを裏返すのはすぐ気づくだろうと思っていたらテストプレイではみんな悩んでいました。普通に置いたほうが良かったかもしれませんね。

Room Z: 隠し部屋

おまけ要素です。


隠し部屋への行き方

一部の線がなくなっている。

クリア後に Room Mにあるマップを見てみると入り口の部屋の一部の線がなくなっています。ワールドのタイトルのロゴの部分です。この部分がクリア後に通れるようになります。

びりびり。

没謎その1

ワールド内にヒントがないので難しめ。

Room M で使用予定だったもので、部屋のアルファベットに関連する問題になっています。
書かれているアルファベット2つをがある部屋同士を線で結んでみると、一番上は4本の線ができ、Eの文字が浮かびあがります。

部屋のアルファベットの並びにも法則があったのです。

同じように考えると2つめはA、3つ目はTとなります。よって正解はeatです。


没謎その2

人によってはこれが一番難しい説ある。

重ねると答えが浮かび上がります。それだけです。

ふつうはこんなにきれいにできない。

正解はwinnerです。


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