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中古マンション本当にかしこい買い方・選び方「針山昌幸」

本の内容及び大事だなと感じた部分をまとめていきます。

マンションの構造チェック

①床の厚さをチェック

JIS(日本工業規格)にもとづく方法で実験室で測定したデータから実際の現場での遮音性能を推定したものが「L値」や「L等級」と呼ばれており、「L-50」のように表記される。この数字が小さければ小さいほど遮音性能が高くなる。理想の値は「45」を下回った方がいいと言われている。

下図を参照してもらえるとかなりイメージしやすい(日本建築学会)

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②壁の厚さをチェック

壁の遮音性能を示すのが、「D値」になる。隣の部屋からの音がどれだけ遮られるのかを示す値なので、D値が大きければ大きいほど遮音性能は高くなる。理想の値は、「50よりも大きい方がいいと言われている。下図参照

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③天井の高さ

マンションを選ぶ際に解放感を決めるのが、天井の高さになる。建築基準法では、2.1mあればいいことになっている。

理想は2.5mぐらいあるのが理想的。

マンションの耐震構造について

「新耐震基準」1981年6月以降に着工されているの建物は全て守っている耐震基準のこと。震度7程度の地震でも大丈夫な作りになっているとのこと。実際に、1995年の阪神・淡路大震災及び2011年東日本大震災の時に建物の倒壊報告は受けていない。あくまで注意したいのは、着工が1981年6月以降という点である。1981年6月に竣工している物件は新耐震基準をクリアしていない物件もあるだろう。

マンション購入のコストの考え方

マンションを購入することは資産を獲得することであるが、同時にコストもかかってきてしまう。色々な考え方があると思うが本書での考え方を以下でまとめたいと思います。

・マンション購入時の諸経費(仲介手数料=マンションの金額×3.24%+64,800円、登記費用約200,000円、住宅ローン保証料約430,000円、検査代・保険費用)

・ローンの利息部分

・マンションにかかる税金

・修繕積立金

・マンションの値下がり金額

マンション購入時の比較検討

「レインズ・マーケット・インフォーメーション」というWebサイトは必見になる。全国指定流通機構連絡協議会が運営・管理している。過去のマンションの取引事例を閲覧することができるシステムです。

「カウルライブラリー」でも過去の販売事例を参考にすることができるとのことです。

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