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長きにわたるエンジョイ勢、ガチ勢議論の根底にあるものとは?(後編)


前編では↓

遊び方の多様化によりエンジョイ勢、ガチ勢という言葉自体が形骸化してしまった…という話をさせて頂きました

ゲームに対する捉え方と多様化により形骸化してしまった言葉、これにより認識のズレが生まれ、MMO等のゲームで相互がトラブルに発展すると言う所まで理解して頂けたかと思います。

後編ではこれらトラブルの複合原因に着目し、それらを解説。
対策を含めた個人的見解を述べて終わりとさせて頂きたいと思います。

原因①

ゲーム業界における人治主義とインプリンティング


人治主義とは「○○が言っていたから、正しい」の様に何が(倫理的に)正しいか判断するのではなく、誰か正しいかで判断する考え方

インプリンティングとは別名“刷り込み現象”と呼ばれるもの、生まれたての鳥のヒナが最初に見たものを親鳥と勘違いする現象です
皆さんはマルチゲームをやる際、フレンドさんの遊び方や配信者さんの遊び方を自然と真似して遊んでいる事にお気付きだろうか?
例えば配信者さんやフレンドさんと協力型MMOゲームで遊んていたとしましょう
その場では遊び方Aが普通だったが、他所の配信や団体や野良に行ったら、遊び方を指摘され気分を害したりハラスメントをしたり逆にされたりしてしまう訳です。

原因②

“普通集合”とは何なのか

お互いの普通がぶつかる事により起こるハラスメントやトラブル、ではその根源たる普通とは何なのか?
辞書で普通をひくと 
ありふれている。他と同じような性質… などと出てきます
しかし具体的には?全体の何%が普通?そもそも全体とは?全プレイヤー?

そう、普通とは理知的には確たる意志や定義要素も無い周囲に同期し盲従する行為でプレイヤー個人自体は只の空集合なのです。

原因のまとめ

性科学者のアルフレッド・ギンゼイは1940年代に大規模な性に関する調査を実施し「人間は異性愛者と同性愛者に完全に分けられる訳ではなく中間的な7段階のグラデーションになっている」と言う内容の論文をギンゼイスケールとして発表
(後にこの7段階では収まらない事が発覚し理論自体は否定されましたが…)この考え方は多くの中間的な物事を考える基礎となりました
例えばランドセルが赤と黒からパステルカラーに進化していったように我々ゲーマーも様々なカラーがある事を“認知する”事が大切なのです
(私の時代は茶色いランドセルがやっと出始めた時代で私自身茶色いランドセルに憧れましたが親は世間体いわゆる普通を気にしてそれを許しませんでした…)

先程から私は認知する、知ることが大事とクドクド言っていますが理解をしろとは言ってません
ここで勘違いして欲しくないのは認知と理解は別物だと言う事です
理解までしてそれでも相手の行為を許せれば申し分ありませんが、そこまでせずともそういう遊び方がある、という事を認知してあげるだけで、あなたの世界はきっと広がるバスです

最後にMMOに特化していますが多様化を極めたゲームライフの一覧を載せておきます
自分はこのゲームではこの遊び方だな、と再認識するきっかけになればと思います

それでは皆様ゲームライフに幸あらん事を…。

一部抜粋です

他にも楽しみ方は無限大
色んな考え方や意見に耳を傾けられる世の中であって欲しいですね。

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