見出し画像

あなたの思いやりを育てたのは人でしょ?

AI時代、、、
私が生まれた時にはもう既に始まっていた。
AI=Artificial Intelligence:人工知能

今後、AIはどのような進化を遂げるのか予測不可能と思いつつも、
AI時代を作り出したのは人間。
進化させているのも人間。
AIの生みの親は人間である。
人間にできてAIにできないことはまだまだたくさんあるが、
子が親の知能を超える時はもう来るとも言われている。

今回は、「AI時代に人である自分が活躍するために」
というテーマについて考えていきます。


『AI』そもそもの始まりは?

AIというワードが世に出現したのは1950年代のこと。
1956年の夏に開催された「ダートマス会議」にて、
Artificial Intelligenceという言葉が、ジョン・マッカーシーによって名付けられました。さらにアレン・ニューウェルとハーバード・サイモンによって世界初の人工知能であるLogic Theoristというプログラムのデモンストレーションが行われました。
その後、第一次AIブーム(1956年~1960年代)、第二次AIブーム(1980年代)、第三次AIブームが現在に渡って続いているのです。

AI研究の歴史は思っていたよりも長いのだと知りました、、、
おそらくそう思っている人は多いはずで、第三次AIブームでAIは著しい発展を遂げ、話題になったからでしょう。

スクリーンショット 2020-01-20 14.10.10

AIに対する意識

とある統計で、「AIが進化することに対して期待していますか?不安に感じますか?」というアンケートがされていました。
不安に感じるという人が44%となっています。
この不安というのはおそらく、仕事を取られてしまうという懸念があるからだと思いますが、人間の存在意義は仕事面だけではないはずです。

スクリーンショット 2020-01-20 16.56.59


もしAIによって自分の類型ロボットが作られたとしたら?

もし自分と外見が同じような類型ロボットを作られたとしたら、、、

■負けてしまうであろうこと
仕事のスピード・こなせる量、運動能力、思考力、言語能力、話す能力、勉強、知識量、、、
■勝てること
人の気持ちを汲み取ること、思いやりを持つこと、人をまとめること、感情表現、心の教育、、、

などなど、いくつか挙げてみました。
大きく分けて
負けてしまうことは、「脳を使うこと」
勝てることは、「心で感じること」に繋がると思います。

今の私が思いやりを持って行動し、人の立場になって考えられるようになったのは、これまでの人生の経験であり、
その経験の中には必ず”人”が関わっていました。


心を育てること

今のAIにできないこと
それは、「心の教育」だと思います。
AIは感情を持つことができず、相手の気持ちを考えた発言や行動をとる能力がはるかに人間より劣っているのです。

では、あなたはどうやって心の教育を受け、
思いやりを持つ心を育てましたか?

そこにはきっと
親、祖父母、学校の先生、習い事の先生、青春時代を共にした友人、、、
がいたでしょう。
人との関わりで、心の教育を受け、思いやりを持つことを学びました。
AIのみによってこれらの教育を受けたという人はいないはずです。

今日、学校の先生までも将来はAIロボットに変わると言われています。
勉強を教えるのはAI先生にもできると思いますが、
心の教育ができるのは、感情を持っている人間の先生だと思いませんか?


『心のノート』
これは2002年より全国の小中学校で無料配布されたものです。
私はこの道徳の授業が、人の心を育てるための重要な役割を果たしていると感じており、私自身もこのノートと授業によって思いやる心の基盤ができ始めたのだと思います。
心で考え、ノートに書き込んでいくものですが、
書くだけならばAI先生の元でもある程度の教育ができます。
しかし、書き込んだ内容をマルバツで評価をすることはできません。
感情の豊かでないロボットに、相手を思いやる心を育てることができるのでしょうか。

私が小学生の時、嘘をついて母親にものすごく叱られたことがあります。
母親が怖い顔をして叱った後、「ママは、悲しいよ」と言ったこと
今でも覚えています。
その時、私は猛省して泣きじゃくり、私も悲しい気持ちになりました。
それまで相手のことを思いやる気持ちがなかったとしても、
このように叱られることが心の教育に繋がるのです。

もし、これがロボットに怒られたとします。
どう感じるでしょうか?
私だったらまず泣きません。心に響かないので怖くないです。
悲しい気持ちにもならないでしょう。
おそらく「あ、嘘をついたら人を悲しませてしまうのか、いけないんだな」と軽く反省する程度です。


心を育てていくためには、
相手のことを思いやるという基盤を作り、
さらに感情豊かである人間が
いけないこと・悪いことは悪いと教えていく必要があると思います。

これはAIによって完成されたロボットにはできないこと
だから私たち人間がしなければならないことです

私たち人間ができること

なぜここまで「心の教育」について語ってきたのかというと
どんなにAIが発達しても自分1人が世界に生き残るわけではない、
周りに人間がいることは変わらないし、人間に感情がなくならない限り人間同士で共存することを望むでしょう。
つまり、心を育てることはこれから生まれてくる子どもたちにも必要なことだと思います。


AI時代において私たち人間ができること
それは「心を育てること」
私たち人間は感情表現が豊かであるからこそできることだと思います。

この先、2045年頃にはAIが人間の知能を超えるとされています。
25年後、私は47歳です。
今の自分の親より少し若いくらいで、ひょっとしたら自分にも子どもがいたりするかもしれないです。
自分の子どもにはもちろん、これから一緒に仕事をしていく大人に対しても思いやりを持つことの大切さを教えていきたいです。

もし本当にAIが人間の知能を超えたとしても、
私たちには「心の教育」ができる
と、誇らしく生きていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?