20200708

ずっと恋人の誕生日が今日だと思って準備をしていたのだが、明日だった。由々しき問題。わたしは自分自身に対しショックを受けている。当の本人は全く気にしていないようで(誕生日にまったく興味がないと)それもそれで問題なのではないかとも思うのだが。
朝からカレーを仕込み、白桃のタルトを作った。ネットで注文したプレゼントはまだ届かない。
行こうとしていた映画(「ポネット」)に間に合わず、友達との約束を果たしに高円寺へ。久しぶりに古着屋を巡ったのだがあまり好みのものがなく、嗜好の変化を実感。
毎月のように遊んでいた友達と約5ヶ月弱振りに会う。仕事場でのコロナ対応中にわたし自身の問題により心の距離が離れてしまった友達。関係が近ければ近いほど溝がうまれてしまったときに修復するのが難しいと苦しく思っていた。
高円寺の名曲喫茶ルネッサンスで落ち合う。ずっと気になっていた喫茶店、予想通りの良さ。調度品全てに魂が宿っているような。遠い昔で時が止まっていた。美しい場所。
訥々と会話がはじめられ、友達は会わない間に色々考えてくれていたことを伝えてくれた、それはわたしの予想通りに胸が苦しくなる。
人と分かり合い続けられるというのは幻想だとは思うけれど、こうしてまた再び分かり合える瞬間があることは幸せだと実感せざるを得ない。
そのあと移動して16時、晴れ、子供たちが歓声を上げて遊びまわる公園で500ミリの缶チューハイを飲む。アルコールでほぐれた頭で今までみたいに笑い合う。お互いに用事があるのでさっと解散。また会える喜び。
近所にkeep outのテープが貼られた、人の住んでいない家を発見、今まで放って置かれたのは何故なんだろう。
帰宅して1日早い誕生日のお祝いを行う。これは自己満足のため。あまり嬉しそうではなかったが、気にしないことにする。
カレーもタルトも美味しかった。今年はじめて食べた桃は瑞々しかった。晴れ間があった、心も晴れて、良い日だった。


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