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【予習】忙しい人のための #AEWRampage The First Dance

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AEW Rampage とは

AEWの2つ目の看板番組です(1つ目はDynamite)。WWEでいうSmackdown的な。放送時間もSmackdownと重なっている。ただし、Rampageは現在1時間制。しかし、実際に試合している時間の長さは、倍の2時間放送しているSmackdownとほぼ同じというデータがあるとか…()

先週(08/14)、Rampageの記念すべき第1回が放送されて、IMPACT世界王座のケニー・オメガがクリスチャンを相手に防衛戦を行いましたが、敗北し、新王者が誕生しました。

The First Dance って?

AEWはPPVでない通常の放送回でも、サブタイトル?みたいなのをつけて格上げすることがよくあります(Winter Is Coming, Fyter Fest など)。The First Dance もそれの一環です。サブタイトル回はレギュラー回に比べて、大物選手が出場したり、王座戦を含むいいカードが組まれたりするなど大盤振る舞いなケースが多いです。

それでThe First Danceの何がそこまで騒がれているのかというと、あの"Best In The World"ことCM Punkの復帰が噂されている(というかAEWが全力をあげてそれをにおわせている)からなんです。

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そうです、生放送のRAWで"Pipe Bomb"を投下した、あの地元シカゴで行われたマネー・イン・ザ・バンク 2011でジョン・シナを倒し、WWE王座を戴冠、そのまま契約終了するという前代未聞のことを成し遂げた、"The Summer of Punk"という社会現象を巻き起こした、あのCMパンクです

CMパンクは2014年のロイヤル・ランブル後にWWEを解雇されてからは、プロレスからは身を引き、総合格闘技に挑戦したりFOXの番組のコメンテーターを務めたりするなどしていました。プロレス復帰に関しては一貫して冷たい態度を取っており、「プロレスは引退した」と口にすることも。

しかし、それが一変したのが2021年です。各所でAEWがCMパンクとの契約に成功したと報道されたのです(公式からはまだ発表なし)。実はAEWは2020年時点でも契約交渉していたみたいなのですが、それが今年になってようやく実を結んだということです。

それ以来、AEWの社長やレスラーがDynamiteやTwitterでCMパンクの存在を匂わせるような発言・行動を連発。さらにCMパンク本人もそれに合わせて匂わせ行動を連発するという完全に蜜月なカップルにしか見えない状態になったのです。そんな感じで期待値が最大値に達したところで、本日の AEW Rampage The First Dance の放送に至るわけです。以下で、本日のカード3試合を簡単に紹介します。

カード紹介

1. プライベート・パーティ(左) vs ジュラシック・エクスプレス (右)

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プライベート・パーティがヒールで、元WWE・TNAのマット・ハーディがマネージャーを務めています。高い身体能力から繰り出されるアクロバット技が持ち味です。長い間ベビーフェイスでやってましたが、マットと組んでからはヒールに。
ジュラシック・エクスプレスはジャングル・ボーイ(ターザンみたいな方)とルチャザウラス(覆面のデカい方)からなるタッグ。AEWのベビーフェイスの中でも屈指の人気を誇るタッグ(特にジャングル・ボーイ)です。
これは4タッグによるトーナメント戦の一部で、優勝者がPPVのAll Outでヤング・バックスが持つAEWタッグ王座に挑戦できます。

2. ジェイド・カーギル(左) vs キエラ・ホーガン(右)

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この二人に関してはちょっとよく知らないです…。ごめんなさい。カーギルはDynamiteで元NBAプレイヤーのシャキール・オニールとタッグを組んで、コーディ / ブランディ・ローズ夫妻とタッグマッチを戦いました。ホーガンは元IMPACT所属の女子選手。どちらも期待の若手枠って感じだと思います。

3. ジョン・モクスリー(左) vs ダニエル・ガルシア(右)

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CMパンクを除けば、本日のカードの中でぶっちぎりで魅力的な対戦です。
ジョン・モクスリ―は、AEWと新日本の両方で常にトップ戦線を張る"The Forbidden Door"の門番*1というべき存在です。元WWE世界王座、AEW世界王座、IWGP USヘビー級王座など巻いたタイトルは数知れず。言わずと知れた超大物です。
そんなモクスリ―と戦うのが、若干22歳にしてインディー界の超新星ことダニエル・ガルシアです。直近では #njresurgence に出場したウィーラー・ユータとインディー団体での試合で60分間フルタイムのドローを演じるなど、注目度を一気に高めています。先日のAEW Dark Elevation*2では、新日本でも活躍したマット・サイダル*3からサブミッションでタップアウト勝利を収めました。今週のNJPW STRONGにも出場します。新日本に参戦するのは長い間の夢だったとか。

彼はまさにブライアン・ダニエルソンの後継者ともいうべき素晴らしい若手選手です。AEWが22歳の若手に、団体の看板選手とのシングルを組み、かつここ10年で最も注目度の高い番組のメインイベントを任せるのは、よほど彼のレスラーとしての将来を見込んでいることの現れでしょう。

*1 The Forbidden Doorというのは、WWEを除いたAEW・新日本・IMPACT・AAAなどの大規模な団体がそれぞれの選手を行き来させたり、王座を流出させたりしている昨今の状態を指した表現です。AEWができてしばらくは、特に新日本との交流がタブーだったこともあり、「禁断の扉」が開かれた、という意味で用いることが多いです。

*2 AEWがYouTubeで無料配信している番組の一つです。AEW DarkとAEW Dark Elevationの二つがあります(違いはよくわからない)。若手選手が試合することが多いです。新日本の成田蓮選手も出場したことあります。

*3 STRONGでもいいからもう一度マット・サイダルを新日本のリングで見たいです(号泣)。AEWに入団してからのサイダルは本当に素晴らしいんです(嗚咽)。

終わりに

いかがでしたか?AEW Rampage The First Dance がより楽しみになったと感じていただけたら、とても嬉しいです。

私は まっくる@プロレス✖︎英語で100倍楽しむ❗ というTwitterアカウントで海外発のプロレス情報を発信しています。是非フォローのほど、よろしくお願いいたします。🙇‍♂️

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