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だらしないを全面的に肯定する、新しい癒しの定義
マガジン「プーナのカケラ」とは?
今までのPurna、これからのPurna。 プーナを作る断片たちを集めました。 みんなでたくさん話して聞いて考えて、あーだこーだと一緒に作り上げていきたいです。
はじめに
皆さん、こんにちは!
世はお盆が終わり、あんなに暑かった毎日はどこか過ぎ去り、一気に夏の終わりを感じるようになりましたね。
皆さんはどんな「夏」を過ごしましたか?
私はといえばこの夏の終わりに、一人、出先でこの文章を書いています。今日もこの文章に出会ってくれたあなたに、ここだけのお話をお届けできたら嬉しいです。
前回の記事では、HSPの困りごとを解決するためにプロダクトを作る選択をしたというお話をしました。
今日はプロダクトを作る上でかなり苦戦した「癒し」の定義についてのお話をしようと思います。
癒しを届けたい。でも一般的な癒しじゃない「別の何か」を届けたい
「HSPのための”癒し”になる商品を作りたい」
「どうしたら自分のことを大事にできる時間を届けられるだろう。。。。」
プロダクトを作るという選択をしたものの、どんなものを作るのか?がずっと曖昧でした。
ただ、私の頭には「癒し」という言葉は確かにあって、きっとこれが軸になるのだろうという認識はあったのです。が、一つモヤモヤがあったんです。
それは、「自分なりの癒しの定義」と、「世間一般の癒し」にズレがあったことです。
皆さんは「癒しを大事にしている人」と言われてどんな人を想像しますか?
これは、私の想像にすぎないのですが「世間の一般的な癒しのイメージ」って、余裕のあるように見える人がカフェでコーヒーを飲んだり、公園でサンドイッチを食べるような、「生活にゆとりのある人」みたいなものが多いと思うんです。もちろん、そんなライフスタイルも素敵だけど、私はなんだかその小綺麗な癒しの感じが、少し苦手でした。
「癒しって、もっとだらっと溶けるようなものじゃない?」
「癒されているって、もっとだらしない、って言われちゃいそうな姿のことじゃない?」
「HSPが日頃いろんな生きづらさを持つ中で、何にも縛られずに、だらっと溶ける時間があればいいのでは?」
そんな感覚的な言葉を吐いては、プーナチャンドラにおける「癒し」を、何度も定義し始めました。
そこでたどり着いたのは「癒しとは、人間の型を抜け出した、人間臭いもの」ということでした。
私たちが多用する「人間臭い癒し」とは
プーナチャンドラでは癒しを説明する時に、「人間臭い」という言葉をよく使います。
これは、いわゆる小綺麗な癒しとは正反対に位置しています。
もっとこう、「だらける」を感じるような、そんな癒しなのです。
さらに言えば、お酒を飲んでダメになったり、何もかも嫌になって散歩したり、お風呂でアイスを食べて背徳感に浸ったり、そんな人間の子供の欲求みたいなものに素直に従うことが癒しにつながるのでは?と思いました。
以下の文章は、私がインスタグラムで「プーナチャンドラの癒し」について説明した内容です。多分、この表現が一番近いと思います。
プーナチャンドラの世界観はちょっぴり変わっています。
いわゆる「だらしない」とか「だらける」というライフスタイルを
全面的に肯定している。
じゃないと、お風呂でお酒を飲む時のキャンドルや、朝寝坊した時のキャンドルなんて生まれてこないです。
私たちは、「だらしない生活」は無いと思っています。
その一つの名詞でまとめるほど、シンプルではないと。
だらしない
だらけちゃう
そういうのって「頑張った後」に
起きる感情や行動だと思ってて
常に頑張り続けたら壊れてしまうから
無意識に体がバランスを保とうとしている現れだと思うんです。
だらけちゃうは、頑張ったあなたのバランスの取り方。
だとしたら、「その不器用さ」は
あなたが思っている意味とはまた違うかもしれない。
もっと素敵なものかもしれないよ。
世間的には「だらしない」という言葉はマイナスで使われると思います。
しかし、私たちは「だらけちゃうは、頑張ったあなたのバランスの取り方」と思っている。
日々頑張っているゆえの、反作用だと思っている。
頑張り屋さんなHSPをはじめとする人々に「もっとだらっとした癒し」を届け、明日も生きようって思ってもらえたら本望なのです。
そんな癒しの定義をしているブランドが、プーナチャンドラです。
次の記事では、癒しを定義した上での、クラファンに至るまでの出会いや、クラファン中の出来事を書いて行けたらと思います。
ライター:小林ひかり
感性を生業にしていきたい人。エモいことが大好きで、チルい音楽を聞かせておけばご機嫌になります。プーナチャンドラというブランドを作っています。
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