見出し画像

ITパスポート最短合格(15時間)への道のり

会社の心変わりでITパスポートを受けなきゃいけなくなった、が、何も勉強しないままぼーっと過ごし、試験日まであと1.5日しかない…!という方におすすめの記事です。これを読めば最短の勉強でギリギリ合格できます。(非推奨)

前提 

わたし ☞会社員、IT系の部門所属ではない。
IT知識 ☞自宅でWi-Fiを繋げられるくらい。
コメダ珈琲 ☞好き。
夏休みの宿題 ☞ギリギリまでやらない。

やったこと

◎『イモヅル式』2周
◎ 過去問 3年分(令和3.4.5年)
◎ YouTubeの単語聴き流し 2周 

で実際に勉強していたのは15時間くらいです。時系列で詳しく書いていきます。

時系列

【試験1週間前】
紀伊國屋でいちばん薄い『イモヅル式』という参考書を購入。決め手は薄さと、表紙に「この1冊で合格ラインクリア」と書いてあったこと。この時から志は低かったです。内容は過去問とほぼ同じ類題が237問とその答えと解説で、最低限のことは書いてあります。

覚えやすいにもほどがある!と書いてあります

https://www.amazon.co.jp/イモヅル式-ITパスポート-コンパクト演習-石川-敢也-ebook/dp/B08DCCXYTK

しかし2.3ページめくったところでやめる。ここで“ITパスポート試験”で初めてググり、難易度がそんなに高くないこと、150時間くらいの勉強で合格できることを知りました。こういうサイトに載っている合格に必要な勉強時間というのは大体盛って書いてあるので、実際は半分の75時間くらい、3日くらい(どういう計算?)本気で勉強すればいいやと思ってやめました。この時は一応勉強する気だった。

【試験2日前(金曜日)】
1週間前の時点から特に進捗がないままでさすがにやばいのではと焦りだし、受験票と直近の過去問3年分(令和3.4.5年)を印刷。何事も形から入ることが大切です。ただ金曜日は勉強する気がおきないので、次の日の午前のホットヨガはさすがに舐めてるなと思いキャンセルして、ぐっすり寝ました。

【試験1日前(土曜日)】
起床は11時、そのまま近所のコメダ珈琲に傾れ込み、フィッシュバーガーとたっぷりサイズのコーヒーで腹ごしらえ(してる場合か)しました。

ここで上の『イモヅル式』を死ぬ気で読む、多分弁慶の最期くらい必死の形相で読みました。本当は間違えた問題にチェックしたり、知らない用語にマーカーで線を引くべきなんだけれど、いかんせん一周目なので、書かれた“すべて”が初めましてでキリがなかったのです。そもそも勉強習慣がないので筆記用具がありませんでした。たくさんの矢が飛んできてもうここまでかと何度も何度も諦めそうになる。

弁慶

人の話し声があった方が勉強が捗るので、コメダ珈琲が静かになったときは、一度既に聴いている「サスペンダーズの馬場歩き」をTBSポッドキャストで再生し、レンチン姉ちゃんに癒されながら何とか弁慶の大立ち回りをしていました。

17時頃に『イモヅル式』を一周し終える。5時間くらいこの本と向き合ったものの覚えられている感覚はほとんどなく、ここで最期という覚悟のはずが、結局二周目前提の一周目の立ち回りをしてしまったことに絶望し、ヘトヘトになりながら帰宅することに。

18時、家で冷凍パスタを食べる。その傍ら令和5年の過去問を解きだす。勘が本当に沢山あたっての61/100で心細く、ここが1番落ち込みました。ITパスポートの合格ラインは6割ですが、採点されない問題(受験者には分からない)があり、実際には6.4割以上ないと安心できないみたいです。また、3つの分野で最低点以上の得点が必要となりますが、テクノロジ系が全然分からず半分以上間違っていたので、この状態では確実に不合格でした。こんなことになるならもっと早く勉強するべきだったと後悔して涙がちょちょぎれ、また受験料の7000円で何ができただろうかなどどうでもいいことを考えながらネットサーフィンしてしまい更に落ち込みました。

20時、心細さがピークに達し再びコメダ珈琲へ。たっぷりアイスミルクで心を落ち着けました。ようやく先ほどの令和5年の過去問の間違い直しをしました。わからない単語は『イモヅル式』を辞書にして覚えました。

21時、閉店でコメダ珈琲を追い出されてしまい、またヘトヘトになりながら帰宅。紙で過去問を解いていたのでは時間がかかってしまうので、ここから
『ITパスポート試験ドットコム』に切り替え、スマホで過去問を解いていくことにしました。

このサイトは本当に時短になるのでお勧め。1問ごとに正解と解説を表示してくれて、正解以外の選択肢の解説も充実しています。覚えておいた方が良さそうな解説はスクリーンショットとって、すぐに見返せるようにしました。結局スクショは膨大な量になり全て見返せなかったですが、知識が流れていってしまうという不安をスクショを撮ることで少しでも払拭できたのがよかったです。また、さらなる時短のために計算が必要な問題やプログラミングの式を答える問題はガンガン飛ばしました。本番で解けなかったらその時はそれまでと割り切る心も必要。弁慶も最期にきっとそんな細かいことは気にしていなかったでしょう。『イモヅル式』の方がよくまとまっているな、と思ったものは『イモヅル式』に戻って暗記に勤しみました。

スクショたち

24時、令和3年と4年の過去問を解き終わる。この辺で、見たのことのない単語が減ってきて、精神的にも落ち着き、一旦風呂に入りました。風呂では『サクッと覚える!「ITパスポート」2023年 用語まとめ 直前対策』をYouTubeで垂れ流しました。これも大変お勧めです。初学者は同じ言葉でも少し違う聞かれ方をすると分からなくなってしまうので、『イモヅル式』や過去問とまた違った言い回しを学べてよかったです。

風呂上がりはしばし放心の後、『イモヅル式』の2周目を開始しました。この頃にはだんだんギャンブルをやっている気分になり、ヒリヒリ感が気持ちよくなっていました。ギリギリを攻めている自分に少し酔っている感じです。こんなに少ない賭け金(勉強時間)で合格できるなら儲けものだと鼓舞していました。この頃にはほぼ全ての単語に既視感があり、間違えても、なんだ君じゃないか驚かせないでくれよ、くらいの気持ちになっていました。過去問を解きながらパラパラと『イモヅル式』をめくっていたのがここに効いてきているのだと思います。

27時、目が冴えてしまって全く眠くはないが、眠らないと記憶が定着しないので一旦目を瞑ることにしました。さっきのYouTubeを再び垂れ流し、睡眠学習に期待することにしました。

28時、入眠。

【試験当日(日曜日)】
8時、起床。6時にアラームをかけていましたが、そりゃ起きられませんよね。とりあえず支度し、電車に飛び乗りました。電車では昨日の大量のスクショを読み返しました。昨日の感情の起伏が嘘のようで、穏やかな気持ちでした。

9時、試験会場到着。受付で並んでいる間は『イモヅル式』を読み込んでいましたが、そんなギリギリな受験者は私だけでした。荷物をロッカーに入れる寸前まで単語を見て、TPM…TPM…と最後まで覚えられなかったセキュリティチップを唱えながら入室しました。

9時半、試験開始。ここで初めて試験時間が120分であることを知りました。改めて自分が必要最低限のことしか覚えていないことにちょっと誇らしくなっりました(なるなよ。)ちなみにその10分前に筆記用具と時計が持ち込めないことを知りました。シャーペンとメモ用紙が配られます。

11時半、試験終了。と同時に採点が開始され、700点以上で無事合格しましま。これは全ての試験に言えることですが、試験中はわからない問題ばかり目について、5割も解けていないように錯覚してしまいますが、実際は意外と解けているので気にしない方がいいです。

まとめ

以上がITパスポート最短合格への道のりです。結構よくやったもんだなと思います。既にIT知識がある方などはもっと短くできると思いますが、自分の能力にしたら上出来です。途中で何度か挫けそうになりますが、意外といけます。私のように夏休みの宿題を最終日にやるタイプの方の参考になれば幸いです。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?