見出し画像

【2日目・大分】快進撃

10月31日。午前6時に浅い眠りから目覚める。
この日は博多から大分に移動する日。
昨日は完全に単騎で行動をしたわけであるが、今日は運良く、大分に住む高校時代の友人が半日車を出して大分案内をしてくれるとのことで、非常に頼もしい。ドラクエⅣの1章で、ライアンの仲間にホイミスライムが加わった時のような安心感を覚える。

午前7時。福岡で初めて見た、ローカルのおにぎりを朝食でいただく。博多明太子を使ったおにぎりが美味しいことは、よもや言うまでもあるまい。

午前8時半。バスに乗り込み、大分へ3時間近くの大移動。マヂラブann0を耳のお供にするが、前日の疲労もあってすぐに寝てしまったため、記憶がない。

12時前。別府北浜で友人と再会。談笑に興じたいところであるが、さしあたり人気の大分料理店の入店待ちをする。
ここでは、鶏天と天丼をいただく。衣が軽いのに食べごたえがあっていくらでもいけてしまう。

その後は、鉄輪や別府を散策しながら地獄巡りを。
『鬼地獄』のワニに圧倒され、『海地獄』の蒼さに爽快感を覚える。
一口に温泉と言っても本当に色々な種類があるのだな。
もくもくと湧いては消えゆく湯けむりは非常に刹那的で。まるで幻想を見ているような、現実離れした解放感と心の落ち着きに不思議な感覚を抱く。

さらに車で移動して、地元の人しか知らないであろう山奥の温泉へ。
道中、展望台に立ち寄ったり競馬の中継を見たりする。海と山が同居する、大分の自然は唯一無二である。圧倒的な景観に気圧されつつ、ひたすら山を登っていく。

そんな道中を経て入った温泉にはひとしおの多幸感があった。まさに山のど真ん中で入浴しているような露天風呂は非常に解放的で、人間をあるがままの姿に昇華させていく。

午後6時。大分駅にて友人と別れる。
1人とはまた違った面白さ、そして1人では出来ないような充実した観光が出来た。本当にありがたい。

さて、ここからは再び1人の時間である。
晩飯に大分料理が食べられる居酒屋に入店するのだが、ここが信じられないぐらいの良店で。
接客、料理の美味しさ、お酒の種類が抜群で
カウンター席で1人でゆったり呑めるお店。
ちょっとありえないSSRを引いてしまった。

地酒・八鹿の熱燗とりゅうきゅう、鳥のモツ煮を併せる。
地元の名産を地元のお酒で飲むと、その土地の風土が感じられて旅をしている気概が一気に高まる。

居心地が良すぎて、ついつい1人で2時間半も過ごしてしまった。贅沢な時間の使い方。

ほろ酔いですっかり高揚した気分のまま、眠りにつく。今日も非常に密度の濃い1日であった。

ちなみに、昼に買っていた馬券が的中しているので、今日の観光は実質タダである。

2日目 大分
ありがとう、マイフレンド!
ありがとう、エフフォーリア!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?