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私の望みは此処にある


薄く橙色の灯が2つ


私は弱い


助けて欲しかった


誰かに肯定して欲しかった


心は【誰か】を


求めていた


求め続けていた


誰でもない


貴女に


貴女が居なくなると言葉では簡単に言えた


暗に貴女も私もいつか塵になると


昨日も言っていた


でも


誰よりも誰よりもダレよりも


わかっていなかったのは


そう


私だった



貴女はいなくなる


この世から塵となり


宇宙の一つとなるのだろう



そしてもれなく私も



宇宙の藻屑とはよく言ったものか



貴女がいなくなった時


私は何を後悔するのだろう


今宵のように


橙色の薄明かりの下で


物思いに耽り(ふけ)ながら


後悔するのか


きっと涙もこぼすだろう


その涙はいく日もいく日も続くし


伝えきれなかった貴女への想い


伝えきれなかった貴女への感謝


伝えきれなかった貴女への謝罪の言葉



もう


どれもこれも


伝えきれずに後悔するのか


それはなんと儚い日々のあれこれ


雨音が止んでいる


まだ雫は滴り落ちているのだろう


雨はまだやまないと言っていた



でも


やまない雨はない


明けない夜はない



私は私を慈しみ


彼女らを永遠に(とわ)愛す



悲しみの連鎖を断ち切るために



全ては決断し続けてきたこと


目的を間違えてはいけない



私の望みは?



私の真我とは


神と私が知るのみとなる



さあ


もう一度


立ちあがろう



さぁ


もう一度


やり直そう



私がワタシを生き抜くために



他人のせいにばかりするのは



もう辞めよう



やまない雨はない



明けない夜はない


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