♪音の自然食♪ 【純正律音楽】とは

ウィーン少年合唱団、グレゴリオ聖歌、声明(お経)・・・これらに共通するのは、美しい、濁りのない響きです。この美しいハーモニーをもとにしたのが純正律音楽と呼ばれるものです。
 現代日本の多くの音楽は「平均律」という1オクターブを機械的に12音階に分けた音からなっています。これは音楽をより多くの人に広める為には便利で良いのですが、ハーモニーには濁りが生じてしまいます。これに対して「純正律」は、うなりのない美しいハーモニーとなる自然な音程をとるもので、透き通った心地よい響きが生み出されます。
 日本では「純正律」の言葉すら、プロの音楽家でも知らない人が多く、そんな中で、日本でただひとり純正律のCDをいち早く出した、(故)玉木宏樹を始めとするNPO法人 純正律音楽研究会が純正律運動を始め、純正律音楽を聴いた方々から、癒し効果についての声が多く寄せられています。その一部ですが、
「リラックスできる」「毎日寝る前に聴いて寝るが、1〜2曲でストン、最後まで聴いたことが無い」「鬱のとき、気持ちが癒されることがたびたびある」「高かった血圧が正常化し耳鳴りが消えた」「耳鳴りが気にならなくなり不眠症が解消した」「パニック発作が治まり不眠症が解消した」「痛みと心痛が和らいで熟睡できた」など。
 他に、介護老人保健施設の認知症専門棟で純正律音楽を流すことで、徘徊、不穏が減少した例も報告されています。また、オーディオルームで、猫たちがいつも寝そべっているところに、CDをかけようとすると逃げていくのですが、そこで、純正律のCDをかけると、逃げ出そうとした猫が、音が出た途端、振り向いてジーっと聴き入って、そのうちスヤスヤとお休みになったという話もあります。

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