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ガンド天狗四方山話

ザクーっと、この半年ぐらいの水星の魔女周りの振り返りを。

元々水星の魔女2次創作はやるかやらないかで言えば「やるつもり」だった。私も変なこと大好き人間なんで、基礎データが出始めた頃に「本編より先に書いちまうかな」とか考えたり(それは設定借りた一次創作なのでは感)

で、まあいつも通りに「物語の展開を別キャラ使って別角度から見る」やった訳ですわ。

話を始めた時点では、上記の渦動破壊者的な話になる筈だったのよ。

きっと面白い本編があるのだろう


一応私にも原作者リスペクトの気持ちぐらいはある。だから本編の流れは変えずに「それを側面から見る」方が私の2次創作に対する姿勢としては望ましい……本編6話までは「エアリアルが操る人型ガンビットという異質な存在」ではあるが、まぁまぁリスペクトはあったのよ。

が、この辺から脚本に疑問を持ち始めた。

インキュベーションパーティー回だね。
まず、スレッタがエラン4号との決闘に勝ったのだから、本来決闘委員会は速やかにスレッタが望んだ「エランのことを知りたい、教えて欲しい」を履行すべきだし、ミオリネもスレッタが勝ち取った権利をほったらかしにするのおかしいのである。また、賢い子である筈のミオリネが株式会社ガンダムのプレゼンしてその場で資金集めするシーン……

明らかにおかしい


ターゲットセグメントや顧客ニーズ、提供するソリューション……ありとあらゆるものが欠けている。経営戦略科のトップでこれか? アホではなかろうか。

私は個人的に、シナリオの都合で「都合良く」って展開が嫌いな人間である。偶然に頼る筋書きは読者に頭を使わせない。そらまぁ確かに誰の頭の上にも微小隕石が直撃したり、屋根の瓦が落ちてくる事はあるさ。シナリオの展開上邪魔なやつがたまたまそれで死ぬ事も「無い事はない」だがしかし、それは余りに不自然だろう?

自分でも自虐的に書いちゃうぐらい、ご都合主義は嫌いである。個人の選択の結果こそが未来を紡いで行くべきであり、偶然に左右される話なんて「神様の日記」にしかならん。俺は人の物語を描きたいんだよっ!

という事で、ミオリネはこの時点から「本編での都合良く頭がよく、都合の悪い時は割とヌケ作なミオリネ」を捨てる事にした。ウチでは徹頭徹尾賢いミオリネにする──ミオリネGTの爆誕である。


更に言えばインキュベーション回、ベネリットグループの置かれている環境の説明やガンダムの定義問題、更にスレッタのMS操縦技能がどれくらいかを「話の中で開示することが出来た」のである。

なんでこの脚本家はストーリーの大枠語れるタイミングで4BBAの面白描写するかな? こーゆー尺の無駄遣いしといて後半駆け足とか──下手くそか?

メインキャラを活躍させる、脇役は脇役としてわきまえて貰う、主人公や主人公機の凄さを視聴者に説明する……何故やらないのか? この様な展開が有るのであれば、その前のファラクト回でもっと魅力的な絵コンテ描けたはずだ。(高速でデブリ回避しながらファラクトに迫るエアリアルとかね)

何単調に追いかけっこさせたのよ?

大河内脚本特有だが、クリフハンガー作りには長けているが「それぐらいしか特筆すべき所が無い」 単話ならともかくシリーズ構成やらせて「全体の流れ作る事」が下手過ぎる。話の展開がロジカルに流れないから偶然やキャラぶれしまくる話になる。富野が単話脚本しかやらせて無いのはそれを見切ったからであろうし、小形こがたやヒロシぃ!は見抜けなかったのであろう。つかシリーズ構成はヒロシがやるべきだったまである。絵コンテ呑気に切ってる場合か、話の上流工程任せっきりにしてるのアカンやで。

次におかしなのが12話だ。

明らかに過剰
どう見てもアレ

超絶雑に、過程をすっ飛ばして話を小ワープさせすぎだ。下手な道順説明するみたいに曲がり角だけ説明して「まっすぐどこまで進むか教えてない」

「右行って、左行って、次は右です」

道案内というのは……

「市役所前の交差点右行って、信号3つ目を左に行き、2kmぐらい先、芝川渡った先の右奥に蕎麦屋の緑色のビルがある交差点を右に曲がると左手にマンションが見えます。そこの向かって右隣が目的地です」

大河内作劇は前者、普通に丁寧な筋運びというのは後者だ。ナノ河内にはそもそも「丁寧な作劇」という概念が欠けており……あの小ワープ叙述が「丁寧な作劇」であると勘違いしている可能性を指摘しておこう。

水星の女とやらは考察が盛り上がっていると言われてる訳だが……

「右行って、左行って、次は右です」


この筋書きで展開を読めというのが無理ゲーだ。これでは考察が成立しない。当然みなトンチキな話を開始するのだが、こんな雑な書き方されたらそら間違える。全部1番初めの交差点右往左往すると考えるだろう。仙台の田舎の方の次の交差点までキロ単位って田舎道じゃねーんですよ。
この様にして「考察出来るわきゃない」話を提示して誰にも考えつかない話を「作ってしまう」

本人は謎解き話が得意だと盛大に誤解したのであろう。


支離滅裂なだけなんだが。

人殺しは不味い事だ……少なくともスレッタは当初この様な常識を持っている。

それが僅か数分の会話で改変されるのは洗脳でも再教育でも無く「催眠術」です。恐らくだが大河内はその人生の中で物事の考え方が大きく変わった経験が無い。よく言えば順風満帆な人生だったのだろう。だから逆に「どの様な事が有れば人は考え方を変えるか」分からないのであろう。だからあんなに安く人の常識が変わり得ると信じているし、おれが普通の筋書きに見えるのだろう。

ほんと、早稲田通ったのか馬鹿田大学で学んだか分からんな。まだバカボンのパパの方が馬鹿田大主席卒業しただけマシであろう

分かるだろうか、期待した作品がどんどんダメになって行き……その馬鹿話を真面目に読み込んで2次創作として「意味の通るハナシ」にする苦痛が。


更に決定的なのが「祝福はオープニングテーマに過ぎない」コメントだ。あの時点で祝福が1クール目限定の

オープニングテーマソング

で有るのを知る奴は制作内部側だけで外部にはいないはずで有るし、祝福がオープニング「Thema」ソングであり「主題であると困る」のも制作側だけ。2クール目の構想が既知のものとしてあってあの発言できるの、三馬鹿か三馬鹿に極めて近い筋に限られる。

事実はどうか知らんし興味も無いが、よーするに制作中枢に居る連中は祝福をテーマソングにした理由や意味も考えないボンクラだって話だな!

仕方ないのでガンド天狗の展開は

この回から以降は本編展開無視する事にした。下手くそな筋書き読み込んで無理やり「普通に分かりやすく」仕立て直すのは苦痛なんじゃ。4/16段階でわかってる事だけ整理して「自分なりに組み直す」……支離滅裂なナノ河内のアホ話に付き合わなくて済む分作業は楽だ。大体だよ、話が6割消化されてるのに全体像が見えないのは話の構造として歪だと思う。
で、残り4割部分を盛り上がる様に組み立て直してる最中に邪悪な感情が芽生えたわけよ。

そうだ、先に完結させて「奴がやれる話の筋書きパターンを一つ潰しておこう」


まぁ、他にも邪悪な事は考えてる。というか、「いた」 放置少女を放置してる間の暇つぶし程度ではあるけど。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!