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水星の魔女12話 短観

雑にやったなー、と言う感じ。

一応スレッタ擁護しとくと、いわゆるガンドフォーマットでは繋がって居ないがエアリアルを自在に動かせる状況から「18mの巨人として人間(相対的には1/10サイズの人形に見える?)を張り手で潰した感じなのかしら?

サイズ的にはだが、作中描写を見る限りではMSサイズから見ると人体って掌の上に乗るぐらいの感じよね。体積的にはカエルやネズミぐらいか。大事な人がそんな小動物により危険に晒されてるとしたならば、衝動的にプチっとやる可能性はあるかもしれない。
これに対してミオリネは実寸大で人がペチャンコにされるシーン見てるからあの反応も納得だ。その行為を行った時の当事者のサイズ感の違いがテンションの違いに繋がったのかなと。
また、逆にこの反応でスレッタがエアリアルを「ガンドアームとして」使って無い可能性が増した。ガンドが義肢ならフィードバックコントロールする為に人体押し潰した時のグチャっとした感覚を返すと思うのね。

するってーと、サイズ感は兎も角グチャ感は感じるわけで「なんとなく嫌な感じ」はすると思うの。勿論全身に感覚フィードバックさせてると戦闘中弾が当たって痛いからアレだけど、指なんかは精密作業用にフィードバック制御させると思う。それが無いから殺した感が無いと言うか、希釈されてる気がします。ゴキブリ素手で潰すのは嫌だけど新聞紙丸めた棒で叩くのはアリ的な感じ。
また、掲示板でも書いてた人いたが、アングルがそもそもね。ミオリネ位置は押し潰されるの最高の?位置で見学できるが、スレッタはエアリアルの視点(2〜3階ぐらいの高度差?)から見て、更にエアリアルの手のせいで直接潰れるのは見えてない。

まぁ、ゴアな話は別にして話の筋追う事にするが……派手ではあったが物語の進行は限定的でしたなぁ。

こっちでも書いたがスレミオの関係性がゴロンゴロン変わるのは水星という内惑星モチーフだからしゃーない。今回人殺しとか言ってるが、いつかスレッタ守る為にミオリネが人殺すとか逆パターンやる可能性はある。どっちにしろくっつくから心配はするな。

こんなのは惚れた腫れたの話をする際の付き物だ。特筆には値せん。

また、プロスペラママンの洗脳の話だが……教育とは施す側のマインドコントロール的な側面は少なからずある。

現代日本では偶々教育してる側が一般社会の常識に沿ってハズした事を教えないから問題にならないだけであって、もちろん変な教育したら変な子に育つ。幼児が教育者(大体は親)の影響を受けずに育つわきゃーない。だから幼児教育や初等教育は大切なんでありまして、子供が混乱しない様に「先生」を1人に絞るとかする訳ですわ。ある程度自我が確立する前に多種多様な価値観に触れさせるのは、子供として混乱してしまう。

そしてプロスペラだが……いい母親であろうとしても、手本・規範とするべき母親像が像を結んでいないと推察される。

この辺デリングも同じなんだけど、どいつもこいつも親として初心者なんだわ。ちゅーか、親が親としてしっかりやれるか否かは割と境遇に左右される。正解なんか無いからね。子供も誰一人同じでは無いから親になったら「この子に最適な育て方」探すので四苦八苦ですよ。
傍目に見て「あまり良い親に見えない」訳だけど、多かれ少なかれどの親にも良い部分・悪い部分はきっとある。たまたまデリングはここの所「良い父親」を演じる事に成功しているだけで、この後も(生存してればだが)良い親続けるならば不断の努力が必要なのは言うまでも無い。
この、親が親を出来ない・偶に失敗する事もあると言う前提を理解しないと、子供時代は終わらない。

親は親で特別な人間だが、だからと言って全ての親が親検定2級保持者ではないのです。

プロスペラ、間違っちゃいない。間違ってはいないんだよ。死んでるから大丈夫も、事態収集の為にエアリアル出すのも間違いでは無い。
……
ただ、子育てとか親として完璧にポンコツ

幸い、私個人は30ちょい過ぎ辺りで親父と割とフラットな付き合い方が出来る様になった。親父的には20ぐらいからそんな付き合いしたかったのだろうが、親父の息子様はそんなに優秀ではなかったのだ。誰の息子だと思っている!(苦笑)
親父にも欠点はあり、それは個人として許容し得る範囲内である……100点では無かったが、75〜80点ぐらいはアベレージで出てたかなと。少なからず親父に欠けてた部分をフォロー出来たのは親孝行だったと思ってる。

この様な視点で見た時、スレッタはまだ自我が弱くプロスペラの思考に引っ張られ過ぎている。

メンタルは小4ぐらいか?

ミオリネは自我がかなり確立されて親を否定的・批評的視点で見る事が出来始めているが、まだ親に対して理想像が高く「反抗期真っ最中」と言った所か(まぁ、じきに反抗期終わる感じはする)


そして我らがボ……グエルだが。
一人の人間として自立を目指し、現場作業員として頑張り始めたまでは良いが、

お前、人生ハードモード過ぎんか。

いやぁ、額装してピカールで磨き上げた様なエディプスっぷりやね。Wikipediaに載せても良いぐらい典型的な奴だ(作劇的にはここちょい雑と感じたが)
彼の役割的には、人殺しという忌避を伴う行動が作品世界内にも存在する事と、目的を達成する為に腕力使う様な奴は碌な死に方せんぞ的なアレやろうか。

物語構造的には……父殺しとゆーんは新しい世界や社会構造の新構築のモチーフとして扱われ、母殺しは帰属する集団の変更のモチーフである。するってーと、旧守派であるラウダと改革派のグエルの対立構造はあるのかなと。で、スレッタがプロスペラを(実際に、精神的には問わず)殺すのであれば、それは帰属する集団を親から「自分の新しい家族」に切り替えるタイミングになるだろう。スレミオエンドはほぼ確定だから、2クール目の話の構造は「どうやって依存・帰属先をプロスペラからミオリネに切り替えるか」って話かと思う。つまり今回の

人殺し……

からの

約束された勝利の未来

に至る過程がキモであり、するってーと……

倫理観がバグった教育の被害者

コイツらアス高に転入して学園内でスレッタに接触(&Kill)、そしてエアリアル奪取。それを防ぐためにミオリネが童貞を捨てる(刃牙的表現で人を殺めるの意)で仲直り展開でしょうか。するとグエルは2人の姿見てるから学園には戻れませんな(逃げ落ちてフォルドの夜明け行きやろか)


今週の1板の被害者は

YOASOBIさんであるのは言うまでもない。これは怒っていーと思う。

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