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ワイは成形色光沢仕上げで地獄を見た

こんなガンプラ記事を見かけたのさ。

うむ。これは個々人が何処に力点置いてガンプラ作るかってアプローチの話だから「手軽に光沢仕上げ」もアリなんよ。それはそれで良いのであるが、おじさんは同じアプローチで軽く地獄を見た。

HGのペイルライダーなんですけどね、余りにスタイルが良くてなーんも手を入れたい所がなく、仕方無しに「メジェド塗り職人」氏が提唱してた「ホワイトを墨入れに使う」を発展採用して、筋彫りに銀色入れてみたのさ。更に当時良くみんなが言ってた「艶消し吹くとカッコ良くなる」の検証としてツヤツヤヌルテカ仕上げしてみたのさ(銀色は艶消し吹くとグレーにしか見えんしな)

見ての通り、めっちゃ艶の超グロス仕上げの素組なんであるが……

グロスに仕上げると反射面で歪みが可視化されるんよ!


さんこう

グロス仕上げする→反射でモデルの歪みが見えちゃう→歪みが見えぬ様にヒケとかを全部消さないと不味い。

なんで不味いか。作った当人がそーゆーの気にするからじゃ。俺は自分の目が憎い。
普段他人作を見てフゥムと訳知り顔で(SNSに書いたりしないが)批評眼炸裂させてたおじさん的にはヒケ消しサボれなかったンゴ。

聞いて驚け、ほぼ素組部分塗装(ただしほぼ全面磨き直して、全体の6割とか4000番まで磨いてから光沢クリア吹いて更に磨いた。後に2000番まで磨いてクリアで仕上がり変わらないのを知り男泣きに泣いた)なのに、完成まで3ヶ月かかった。
素組部分塗装で。

素組部分塗装で!

まぁ、アホ程磨いたからかなり綺麗だけどもね。バッチバチに周辺の景色映り込むから撮影が大変であった。あと、素組で接着してないから後からクロスベース電飾したりした。

ツヤツヤテッカテカだからクロスベース(無線給電LED)の間接照明が映える映える! 見えないトコに練り消しでクロスベース貼り付けただけだがな!

このよーに、ただの素組でもちょっとヒケとかの面の歪みが気になったりするとノイローゼ気味になるぐらい手間が掛かるのがガンプラのおっそろしー所で、素組をバカにする奴は「丁寧にやると素組でもど偉い労力が求められる」という事を知らぬ。

なお、普段の私はやすりがけ大好きおじさんであるが、この極小面バリバリのペイルライダー磨いてる時は、40代男性なのに「ふぇぇ……こんなとこまで歪んでるょぅ……」と幼女の様に嘆き、イヤー! グワー! ゴウランガ! と忍殺みたいに叫んでました。

ヤスリを当てれば嫌でも分かる。こんな小さい面でも歪むのだ。マイクロ単位の凸凹なんだろうけどね。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!