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プロスペラ仮面のひみつ

大文字出てからが本論です

まぁ、ライダーマンリスペクトだとは思うのだが、何故ライダーマン似なのかって話ですわな。

ロープアーム!

ライダーマンは仮面ライダーV3に出て来たサブキャラである。
設定上、ライダーマン結城丈二はV3の敵組織内で将来大幹部になる事が予期されていた有望な科学者である。その境遇から組織の首領に恩義を感じていて、能力を妬む幹部の「ヨロイ元帥」により命を狙われ、右腕はその際に硫酸で溶かされた……という事になっている。
そして彼は右腕をカセットアームという兵器に変えて復讐を誓うのだが、復讐相手はあくまでヨロイ元帥であり、首領に対しては思慕を抱いている……という具合なのだが……

ミスリード狙いだな(確信)

別に水星の魔女は仮面ライダーシリーズじゃないもん。勝手にその類似性からそれを連想するのは妄想という奴だ。しかし、このミスリードを使って

デストロン首領→カルド・ナボ
ヨロイ元帥→復讐対象
ライダーマン→プロスペラ

という配置を行い、実はカルド・ナボもデストロンの首領みたいに悪人なんだよ!(ナンダッテー) と予期させる為のギミックだ。露骨にライダーマンっぽいのは「そう思い込んで欲しい」という制作側の期待というか、願いというか……(苦笑)

流石にライダーマン詳しい勢は水星の魔女見てなく無いか?

エランの4号扱い辺りから鼻についていたのだが、本作露骨に過去作品オマージュと見せかけて裏をかくというか、わざわざ皆が誤解しやすいように筋を組むきらいがある。
これは新規向けにスロースタート(前提がなくても理解できる)になる為に人気の着火剤としてネットでの考察を打ち込んできた「人気取り戦略」なのだろうが、それならZガンダムのキリマンジャロみたいにエランをジェリドポジに殺させるべきだった。

ガンダムの文法としては、基本的に味方は味方の眼前で憐れに確実に死なねばならぬ。その死を受け入れて主人公が慟哭しなければ盛り上がらんからだ。

キッチンの生首が飛ぶシーン

あんな「生きてるかもと希望を抱かせる殺し方」など、富野の作劇法には無い。バシッと殺して感情を煽る。

ただ死んで悲しい、もう逢えなくて寂しいみたいな腑抜けな描写はせんのである。死に目に遭わせる、目の前で死ぬ、確実に死ぬ。
これが「ガンダムでの死の在り方」だ。

富野及び富野フォロワーの作品ではこれが踏襲されるんですわ。少年や青年が大人になるというのは「喪失を味わう事」だって富野理論が存在するから、彼らは必ず成長過程で悲しみに直面する。

めぐりあい(作詞 井荻麟→富野監督本人)の歌詞を見れば一撃であろう。2番冒頭も要チェックだ。
ガンダムだから死ぬ、強化人間だから死ぬ程度しか理解してないなら、その主張をしている人はガンダム、そして富野監督のメッセージ性を全く理解していない。敢えて言おう、ニワカであると!

……というめんどくさいガンダムおじさんがこの界隈に沢山いるから「新しいガンダム」作ったんだべ?


【ここから本論】
ノーミソ入ってるとか、ライダーマンだから元悪の科学者だとか、ガンダムだから強化人間が死ぬみたいな「めんどくさい人要素」は抜くっちゅーねん。そういうのは年寄りのお達者オタクにはウケるが若者にウケないもん。上記の「ガンダム・富野作品におけるメインキャラの殺し方」みたいな話はSeedや鉄血から入って来たハンパにガンダム好きな人からしたらウザいべな? 同じことを何で水星の魔女から入って来た人にやらかすかね? 
この筋から考えて、パーメットが鉱物生命体(ELS 00ネタ)とか生体パーツ利用(鉄血の阿頼耶識)、強化人間死にフラグ(Z以降の前提)、霊が宿る(NTのフェネクスやZのスイカバー、EXAMもか?)……みんな外して来ると睨んでるやで? ガンダムだからという前提や思い込みを利用して誤導する……これが制作側の策であろう。実は別人なりかわりも「オリジンのシャアとエドワウ」でやってるから没だし、クローンもUCのフル・フロンタルで既にやってるから没!

て、言うか……ガンダム史上初の「主人公機がガンダムじゃない」とか「本編で誰も死なない」なんかの方が個人的にはあるかもと思ってたりする。ガンダムってだけで視聴しない人居るらしいし、ならば主人公機がガンダムでは無い方がウケいいんじゃない?

CMに挟まってたガンプラくんでも、エアプラくんはガンダムではなくジムを尊敬してんだよなぁ……更に

インモールド成形っちゅー新テク使った「シェルユニット」、これはガンプラのセールスに絡むから確実にキーアイテム化すると予想しておく。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!