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スクラッチビルド

妙な事を発見した。
ウチのnote記事の年間View数なんだが、何故かスクラッチ記事が第3位になっておる。皆スクラッチしないのに何故……(困惑)

で、#ガンプラ粘流 というか「私的には」プラ板の箱組や粘土細工は「スクラッチではない」
ビックリされちゃうかも知れんけど、上記記事でもスクラッチとプラ板工作別に扱ってるでしょ? 気になったので解説書いとく。

スクラッチとは何か?

色んなもの掻き集めて作る。スクラッチ&ビルドが省略されて「スクラッチ」だと思ってた。

上記の用法でのスクラッチであると。

例えば我々が幼少の時にはザクの動力パイプやグフのヒートロッドには「ハンダ線にエナメル線巻き付けたの」を使ってたし、プラモ狂四郎のパーフェクトガンダムのシールドマウント部は「腕時計のバンドを転用」という設定が付いていた(重過ぎね?)
モノを作るに当たり「使えそうな物は何でも使う」というのが我々の時代の「スクラッチ」の定義なのね。だからプラ板使った箱組からの立体化は「プラ板工作」だし、エポキシパテで人形こさえるのはスクラッチというより「粘土造形」である。材料「引っ掻き集めて」ないからだ。

使えそうなら盆栽でも何でも使うんですよ。それがスクラッチ道。

逆に……

ガンプラのリベットだか半球パーツとか、態々模型屋で高い小型ベアリングとか買わんでも「ステン丸頭釘」で良くね?とか、ネオジム磁石のトイメンに付けるのはネオジムではなく「DIYショップでアホほど安いワッシャーやナットで良くね?」とか思うの。精度が出せて安ければ良い……日本工業規格(JIS)万歳。

はっきり言っちゃうと、手作業でパーツこさえるとどうしても個体差や加工精度の差が出てしまう。粘土細工やプラ板加工の問題点はここだ。だから既存の工業製品流用すると「精度が出し易い」ので、あれこれ材料漁るわけね。

前々から思ってたんだが、床面配線に使うフリーレットとか、MSのカタパルト周辺に似合いそうだなぁとか、そんなんばっか考えながらDIYショップうろついてたりする。はんだ吸い取り線とか……

すげー細い銅線編んであるんだけど、これ一定の長さで切って端をハンダで固定してだな、三つ編みに編み直してやると超リアルなフィギュアの三つ編みになったりするのね。ミニチュアのロープなんかも作れるぞ。(昔基板修理してた時は、これ解いた一本の銅線をプリント基板の断線部にハンダ付けして修理してたりした)

レドームなんかもバンダイやコトブキヤのデコパーツ使っても良いが、小型のならこんなのどーだ?

ワタシこれ2枚貼り合わせて中にネオジム入れて、対MS地雷とか宇宙艦艇用吸着地雷作ろうとしてたネ! それこそこーゆーのにプラ板細切りとか筋彫り入れたら良くね?

スクラッチってのはさ、模型店に限らずあらゆるシーンで「モデリング感覚センス」を放ち、それが何かに転用できないかと

想像力を働かせる

事なんだよ。ミネラルマルシェに行ってルビー見て「む、これは1/144ガンダムのメインセンサーカバーに使えそう!」と気付けるか否かの話なんだわ。こういう転用をして行くのがスクラッチで、何でもかんでも自作するのはちょっと違う気がする。
どーしょーもない部分は自作するしかないし、使えるもんは使って楽しよう(そして工業製品の精度を活かそう)というのがスクラッチかなぁ、と。

バーニアパーツにツヅミ弾はどうよ?(小学生時代ホントーに私の周りのごく一部で流行った)

奥まった所にマイナスモールドが欲しい? マイナスの皿ネジでも埋め込んだらどーか。

アキバ行けるなら西川行けば大抵あるぞ。

という訳で、私定義としてはスクラッチって実はそんなに難易度高くない。そこらに転がってるもんで「作っちまえ!」だからね。ミキシングビルドの次ぐらいの段階じゃね? 

何で皆がスクラッチしないのかは未だによく分からん。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!