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ポーズから改造箇所を考える

以前から書いているが、改造というのは「作業自体は」難しくない。ガンプラで合わせ目処理や塗装が出来たら大体みんな改造できる。
然しながら現代日本では改造する人が少ない訳であるが、これは第一には「ガンプラの出来が良くなった」という点があり、改造の必然性が減ってるからなんな。
模型の歴史を紐解けば、大昔の模型ってーのは「雑に切られた木の小片が入ってる」だけのものだったりしまして……その超低解像度模型?に彫刻施してモノホンそっくりに仕上げるものだったんよ。(ウッドカービングという。静岡に模型屋が多いのは木材加工業が盛んだったからだ)
が、プラスチックによる模型が流行って以降、プラモは精緻になり続けている。今のガンプラなんかはアホほど精密だ。これがデフォになってると、中々「改造すべきポイント」なんてのは見つけづらいと思う。
この「改造すべきポイント」の見出し辛さが改造する人が少ない理由であり、難しいのは加工の部分じゃ無くて改造計画立案なんだな。

例えばバンダイのガンプラサイト見て、上記の写真をただ「かっけー」と思うなら改造は出来ない。勢い、皆がすなる筋彫りやらレッドポイントやらプラ板小片貼り付けなどの定番改造するだけになるだろう。
しかし、上の写真見て「メインカメラの視線が射線方向向いてない」とか、「あのストックじみた銃のケツが(ポーズ取る上で)邪魔でしかない」なんて難癖なんくせを語る様になると、それが改造ポイントになってくる。批評精神とかそーゆーものが必要になるだよ。

例えば何か長いものを安定して保持するには、一点で支えるより2点、3点と保持部を増やした方が良いし、出来るだけ保持点を離した方が安定しやすい。人体だと関節が固定できないから不安定になることがあっても、MSはメカだから関節ロックぐらいできんだろ、多分。また、射線の微調整も2点保持の距離が長い方が調整しやすい。で、ガチャガチャポーズ考えて遊んでたらこーなった。

和弓っぽく構えたら良くね?

主照準は銃側のカメラでやって、右手を経由して電力供給やデータ送信を行う。この構えなら無反動砲で後方に高速排気があっても平気だろう(無反動砲って話は今回無視するのだが) あと、バイザー下げる意味がよくよく見ると不明なのでバイザーは下げてない。バイザー部のクリアパーツ部って、下げた時に顔の部分のカメラ(顔の中にモールドがある)と上手く軸線重ならないのな! わぁびっくりびっくり。

で、ポーズが決まったので加工方向が決まる。左手のあたりにアタッチ式の銃把があれば良い。これで反動を「受け止める」
本来ライフルだと銃床を体幹に押しつけてブレや射撃時の反動殺すのだが

大体の銃というのは単眼巨人の身体構造では無く、人間基準で構造考えてるからMSに実銃持たせても上手く扱えないのは当たり前。どうしてもスコープ覗かせたいのなら肩あたりからサブ光学センサー伸ばしてスコープ覗くしか無くないか。(最初はスコープ後部を切り離して本体側にワイヤーで繋ぐプランも考えた。ネオジム仕込んだらえーねん)

後々腕と頭をこちらに転用する関係上

カラーリングはリド・ウォルフモデルに寄せる。

しかしこのプレバンモデル、えらい丁寧に仕上げてるなー。流石商業フィニッシャー……

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!