水星の魔女 7話短観
ポイントはここですかな。多分みんな気にしてる奴。
上手く誤魔化したな(苦笑)
現在その界隈ではプロローグの話が何年前かで議論が起きており、21年前だよ派と13年前だよ派がバチバチしてる。13年前派は基本エリクト・サマヤ=スレッタ・マーキュリーであり、21年前派は「何らかの陰謀があり、エアリアルには人柱めいた何かが埋まっている」みたいな筋を予想している。
そして第7話で「21年前のヴァナディース事変をデリングが鎮圧した」そして本作現時点で常識となっている「ガンダムは禁忌」を確立した人物と解説されている。
もうこれはプロローグの「事件」が21年前確定じゃん!
と、思うよね?
しかし21年前の「事変」と書くならば、21年前にヴァナディースで「なんらかの武力衝突」が起きていて、それに第三勢力としてデリング率いる部隊が介入して鎮圧した……という事になる。
微妙にプロローグの「事件」とは違うのだ。プロローグの事件はルブリス開発してたヴァナディースに対して直接制圧してるから「事変を鎮圧した」訳じゃないんだわ。
しかし、この微妙で字幕見ないと聞き取りづらい、しかしニュアンスの違う言葉を使ってる辺りに、明確な思考誘導の意志を感じ取れますね。つまり脚本としては「プロローグを21年前と思い込んで欲しい」のだ。それはつまり後々「実は違いましたー」やる為の仕込みであろう。
もしもプロローグを21年前と確定するのであれば、「ヴァナディース鎮圧」若しくは強制捜査と呼ぶべきだろうし、プロローグの中で生命倫理問題等の罪状が明らかにならなければならない。
すると、話の流れ的にはこうかな……と思う。
1.旧ヴァナディースはカルド・ナボが代表ではなく、他のCEOがいてプロローグ時点での方針とは異なる研究……恐らくは人体強化系の人体実験「も」行っていた。
2.カルド博士を含む研究者グループの一部(若しくは大半?)がこの事実を知り離反。外部に通報してデリングがこの騒乱を鎮圧する。
3.ヴァナディースはそのカルド博士を中心に再編。純研究機関化。
経営側は逮捕勾留、或いは処罰。(ベルメリアは逮捕勾留されたのでエルノラがどうなったか知らない)
この際にエルノラが重篤な怪我してガンド化・救命される。
これが21年前の事変のあらましかと。このような背景があり、プロローグと事変を同一と「勘違いさせたら」プロローグ時点で生命倫理問題があったと誤認させることが出来る。
で、だ。
上記1.の倫理問題のある人体強化だが、日本国内の量刑だと「2人以上殺した」なら、恐らくは死刑である。万が一「殺してはいない」ならば最大15年の懲役で、「6年前に出所」
模範囚だともう少し早いかもしれないが、倫理的に問題があるから減刑や早期出所は無いかもしらん。ならば13年前にヴァナディースが襲撃受けてても知らない可能性はあるし、出所後もまともな就職先はあるまい。仕方なくペイル・テクノロジーで「過去の実験の継続」しててもおかしくはない。前科者にはキビシー世の中なのだ。
13年前の襲撃は旧ヴァナディースの「排除された側の復讐」であり、21年前と同じ手段でデリングを用いたヴァナディース「誤」鎮圧作戦である。懲役食らってるベルメリアはこれを知らない。
騙されてヴァナディース襲撃させられたデリングは、紛らわしいからガンダムの開発は一律禁止とする。
次ー。株式会社ガンダム。
これは急遽ねじ込んだというか、割とご都合主義的に盛り込んできましたなぁ。ミオリネがこの提案をする、若しくはエアリアルの救命?を完遂する所まで誘導する・行動を読み切るのは無理だべー
ただ一点、私と「展開作法」が似てるのはミオリネの扱い、かな?
ナマ口叩いてるミオリネに、自分の能力と父の影響の大きさ悟らせる展開は必須よな。ここを解決しないと話がスムーズに回らない。
ウチでは早めに「分からせた」ので、7話相当部分ではスマートにミオリネがプラン開示する方になるかと思う。てーか、ミオリネはエランとの決闘後にエランが姿を消した辺りから察しを付けるべきかと思う。グエル倒したらエアリアルをガンダムだって難癖付けてきたから、エラン倒しても同じ展開になりそうね……大体、決闘でエランの事聞く権利があるのに、それを避けようとしてる……妙だな……
そこで仕込みをしておくのが「策士」ムーブであるかと思う。今のままではミオリネは瞬発的な頭の回転の速さしか見せてない。経営戦略科なら「戦術」ではなく「戦略」を練らねばな。
みたいな。ウチでは買い叩こう。満額で買い取ったら両社幹部の監査責任が有耶無耶になる。多少は経済的損失を計上するべきだし、ペイルは会計的価値(簿価)の40%、シン・セーは80%で買い取りますなどの差を付けて、文句言ってきたら順当な罵倒をすれば良い。
次ー ガンダムの共鳴ー
ペイルの自滅である。エアリアルとファラクトで起きた現象がガンダム間で特有な共鳴現象であると。ほうほう。
つまりペイル社は2機以上のガンダムを同時に開発保有して、共鳴現象が起きることを事前に知っていたのですね!
じゃないと分からない事だもん。
あー、こりゃファラクト廃棄だけでは済みませんなぁ。第三者委員会を立てて徹底的に調査しないといけませんなぁ……(にやり)
これでペイル社の部分M&A価格、買い叩けるね(邪悪) シン・セーの買取は簿価の80%、ペイルのは2機開発だから半額の40%でいいんじゃないかなぁ?
……ここは脚本しくじってない?
てかね、プロローグでルブリス2機出してなんかそんなん出てたっけ? これブラフの様な気もするんだけど。単純にエアリアルの持つ機能の「何らかの副作用」で、共鳴じゃなかったりしない? シャディク戦で非ガンダム相手でも似た現象出ない?(ワイは訝しんだ)
共鳴現象起きるなら、プロスペラはその事前から知ってて対策組んでそうな気がするんだが。今のところガンダム2機以上保有してる描写があるの、ヴァナディースだけでね?
尚、私はペイルに複数のガンダムが存在し得る事を予見している。
ファラクタ、ファラクチ、ファラクツ、ファラクテ、ファラクトの順に5機ぐらい作ってるかな、と。一番マシなファラクトでガンダムとしては「あの程度」なんだから、そーとー開発に苦労してる感はある。
それなら共鳴現象知っててもおかしくない。すると買取価格は1/5で簿価の20%やろか?
まぁ、短観としてはこんなとこ。木曜日感想とガンド天狗の更新を待て!
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!