みうらじゅん

僕の尊敬する人

ぷらすです。

どんな人にも「尊敬している人」っているんじゃないかと思います。
例えば「お父さん」「お母さん」「学校の先生」「坂本龍馬」「野口英世」「トーマスエジソン」などなど。

両親や学校の先生はともかく、僕も昔は歴史上の偉人を尊敬してたような気がします。
でも、今思えば学校の授業やテレビの影響で「尊敬してる気になってただけ」のような気もしなくもないんですね。

もちろんそうした彼ら(彼女ら)が残した功績は偉大だし、尊敬出来るんですが、「人となり」となると別の話で、実際に会ったこともテレビやラジオで話をしいてるのを聞いたこともなく、どんな人なのかまったく謎だったりしますよね。

もっというと、僕の歴史上の偉人との出会いってドラマや映画、小説が殆どだったりするので、作者の想像で作られた理想的な人間像だったりもするんでしょうし。

で、そう考えると尊敬できる人って『同時代を生きた(生きてる)人』になるんじゃないかと思うんですが、僕がここ10年ほどで一番尊敬している人が誰かというと、

みうらじゅんさんだったりします。

『マイブーム』『ゆるキャラ』『クソゲー』など、沢山の流行語を作ったサブカルの教祖みたいな人です。

そろそろ60近いのに、サングラスに長髪で何かテキトーな事ばかり言ってる人という印象をもたれる方も多いかと思うし、実際ほぼその通りなんですが。
そのテキトーな話の中にしばしば「なるほど!!」と膝を打つような金言や生きるのにとても大事な思想を(超分かりやすく)示してくれたりするんですよねー。

僕がみうらさんに興味を持ったのは映画関係からで、「なんか面白い映画の情報はないかなー」とネットをうろうろしていたところ、みうらじゅんさんが映画の紹介をしている動画に行きあたりまして。

その時みうらさんが紹介してた映画が「わさお」でした。

青森県に実際にいるブサかわ犬「わさお」を主人公に作った、実話にはまったく基づかないフィクション映画です。

ぶっちゃけ箸にも棒にもかからないような映画だと思うんですが、みうらさんが「わさお」を紹介するのを聞いていると、なんかこう、「わさお」が凄く面白そうな映画に思えてくるんですよねw

といっても、「涙なしでは観られない感動作!」みたいな、いわゆる提灯記事的な紹介の仕方ではなく、僕だったらダメな部分、面白くなかった部分と捉えるシーンを「そこがいいんじゃない」と面白がるというスタンスで語ってくれるわけです。価値観をひっくり返す発想ですよね。

それってつまり『ゆるキャラ』や『いやげもの』に代表される、みうらさんが常日頃からやってる事の延長なんですが、あの「わさお」や、あの「織田裕二版『椿三十郎』」を、あの「テキトー」な口調で楽しげに語れるのって、スゴイなーって思っちゃうんですよね。

たまに真似してみるんですが、僕が同じことをしようとすると、ただのイヤミになったり、小バカにした感じが前に出ちゃって、どうしても面白くならないんです。
どこかで「こんな映画作りやがって」という悪意が滲み出ちゃうんですねー。

仮にも映画レビューをする人間の端くれとして、いつかはみうらじゅんさんの境地にたどり着きたいと思うんですが、道は険しく遠いです。

そんなみうらさんの動画で、僕が最近もっとも感銘を受けた動画を貼り付けておきますね。
これは「ほぼ日刊イトイ新聞」のインタビューの様子の動画なんですが、みうら節が炸裂していて思わず笑っちゃいつつ、何度も「確かに!」ってハッとさせられる金言満載です。

ほぼ日 みうらじゅんに訊け! エロ編全編

その中でも、この第7回はかなり実践的というか、一度は試してみたいと思った回です。
もし、お時間があればご覧下さいねー。

ではではー。(*´∀`*)ノ

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