満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~

たまたまKindleの読み放題で前作を読んで、すっかりハマってしまい、続編も読みました。いやぁ、泣いた。とある登場人物と、父親の話が出てくるんですが、自分の父と姿が重なります。もう2年前になりますが、父は亡くなりました。私の父も、この小説に出てくる父のように不器用な人でした。まともに親子として話ができたのは、本当になくなる数ヶ月前の事だったかもしれません。父は年の離れた母を心配して、私達夫婦にくれぐれも頼むという話をしました。それまで父にそんな風に言われたことはなかったので、複雑な気持ちでした。子供の頃から、言うこともまともに聞かない子でしたけど、何だかんだ心配してくれてたし、頼りにもしてくれているんだなと。

そんな自分の父とのことがふと頭に思い浮かんで、泣けました。満月珈琲店が本当にあったら、父に会ってちゃんと約束守ってますよと伝えたいです。

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