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目標設定の役立つ「GROWモデル」~目標と行動を結びつけるために~

どもどもどーも、あんどぅです。

「最近、運動不足なんです。」ってここ数年ずっと言ってましてww


そこで、、、


ついに、運動部を作りました!

仕事終わりにみんなで運動不足解消しようぜ!!ってことで、私がやりたいスポーツ「フットサル」「バスケ」「バレーボール」が出来たらええなって思って、あえて競技は絞ってません。

でも、とりあえずフットサルをベースに活動します。
なんてったってフットサル場はいっぱいあるけど、バスケとバレーはちょっと場所の確保の難易度が高くて(;゚Д゚)

場所は東京の右上(葛飾、足立、隅田、荒川、文京、北、文京あたり)を活動拠点にします!!


その名も「東京Upper right」です。

Upper right、、、そう「右上」ですww


気になる方はLINEオープンチャットへどうぞ!!!

オープンチャット「東京Upper right」


質問とかなら私のLINE@に連絡ください(^^♪




さてさてさーて。



本日はゴール設定に役立つGROWモデルについてです。



GROW(グロウ)モデルとは?

これ知ってます?
医療業界のコトバじゃないので知らない人も多いかと思います。

では、どこの業界出身かというとコーチング業界です。
コーチングが何かっていうと、、、、って話はまたそのうちw


GROWモデルと「Goal」「Reality」「Options」「Will」の頭文字をとって「GROW」です。


これをそっくりそのままリハビリテーションに使えませんが、私がリハに適応できるように解説していきます!!

GROWモデルの良いところは、ただの目標設定ではなく「目標」と「行動」を結びつけるのに適した手段ってところなんです。




GROWの「G」

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はい、GROWの「G」は「Goal:目標」です。

まず最初に目標を聞きます。

リハ評価だとHOPEに当たる部分です。本人の状態や病状などは置いておいてまずは「本人が純粋に何を達成したいか」を聴取します。

これは出来る限り具体的に聞き出しましょう。
ただ、いきなり細かく聞いていくと「うるせぇ!!!!」と怒り出したりするかもしれません。「病気になった自分のことを配慮していない」と感じ取られてしまう可能性もあります。何よりも「信頼関係の構築」が大切ですので、タイミングには気を付けましょう!


たとえば、、、

「歩けるようになりたい」

というHOPEがあったとします。
しかし、それはかなり抽象度が高い表現です。

「歩けるようになったら何がしたいですか?」
「歩けるようになると生活がどう変わりますか?」
「どうなったら歩けるようになったと感じますか?」

みたいな感じで、具体化していきましょう。
杖歩行なのか歩行器歩行なのかフリーハンドなのか病棟を歩ければいいのか買い物に行きたいのか犬の散歩をしたいのか、、、、本人に具体的にイメージしてもらいましょう。

大切なことは、答えは本人の中にしかないってことです。

私たちが本人の望みを知るためには本人の中から表現してもらうしかないのです。決して「このくらいの病状ならこの程度がgoalですね」と押し付けてはいけません。(そうしなきゃいけない場面もありますが、基本はダメです)


こちらが「病状から考えてその目標は達成できない」ということがあったとしても、それはこの時点では伝えません。まずは本人の純粋なHOPEが大事です。

言ったそばから「それは難しい」と伝えることを繰り返すと本人は「○○をしたい」という欲求を表現しなくなっていきます。つまり「欲求の抑圧」を学習していってしまうことになります。
欲求の抑圧が続けばもちろん無気力にもなっていきます。「どうせ無理だから」という思考にさせないためにも、まずは本人の目標をありのまま受け止めましょう。

「そのまま受け止める」というのも難しく考えずにオウム返しでいいんです。
「歩きたいんですね」「○○したいんですね」と、そのまま相手の発言を返すだけでいいです。


この段階では「否定」はしません。
するのは「オウム返し」と「(具体化するための)質問」だけでいいです。


そして次のステップに進んでいきましょう。




GROWの「R」

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GROWの「R」は「Reality:現状把握」です。

しかし、実は「R」は「Resources:使える資源」も含みます。



▶Reality:現状把握

現状と目標とのギャップを知ることがRealityの段階での役割です。

まずは「本人が現状をどう捉えているのか」を聞きます。
客観的にどうのこうのは後です。いかに客観的に良くても本人が「駄目だこりゃ」って思っていたら、その人の人生はつまらなくなってしまいます。

そのため、まずは「本人の主観として現状」を知りましょう。


しかし、医学的な知識は本人は持ち合わせていないことがほとんどです。


そこで、もう1つの「R」が出てきます。




▶Resources:使える資源

リソース(資源)です。

資源(しげん)は、人間の生活や産業等の諸活動の為に利用可能なものをいう。広義には人間が利用可能な領域全てであり、狭義には諸活動に利用される原材料である。(wikipediaより引用)

GROWモデルの中で使われるリソースは「目標達成のために使える資源」を指します。


たとえば、そう。

理学療法士の担当が付いている、とかね!
私たちは本人の目標を達成させるための資源だと捉えられます。

「あなたには私たち医療職がついています!」
「あなたの目標達成のために私たちが支援します!」
という気持ちが伝わると素晴らしいです。そして、その気持ちが伝わっているかいないかで「主観的な現状」と「専門家がみる現状」のギャップを説明する場面での受け入れ度が変わってきます。

言いにくいこともあるでしょう。
それでも真摯に「私はあなたの支援者です」という姿勢でいましょう。


つまり、ここで初めて「専門家の意見」を提供するんです。


専門家の意見を踏まえて、最初に聞いたGoal(リハ的に言うHOPE)を大幅に変更する必要がある場合は、また「G」のフェイズに戻ります。


最初に「歩きたい」というGoalが聴取されたとしても、具体化していくと「近所の友達のところに遊びに行きたい」というGoalであったとします。
専門家の意見として身体機能的に歩行困難であったとしてもリソースとして車椅子の使用が可能であったら目標は達成出来たりもします。
はたまたその友人が理学療法士で一緒に介助歩行してくれることもあるかもしれません!(可能性は低いですがw)



あとは介護力、キーパーソン、住宅環境、住宅の周辺観光、友人関係などもリソースになります。




GROWの「O」

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GROWの「O」は「Options:選択肢の発見」です。

ここは目標達成のために必要な行動の選択肢を出しまくります。

「友人の家に行く」という目標だったとすると、、、
・自分で車椅子を漕いで行く
・タクシーを呼ぶ
・介護タクシーを呼ぶ
・娘に連れてってもらう
・息子に連れてってもらう
・リハビリ頑張って歩いていく
・友人に迎えに来てもらう
などなど、、、ほかにもいっぱい挙げられます。

選択肢は以外といっぱいあります。
色んな選択肢をあげましょう。

もちろんリハビリメニューとして「〇〇を行っていき、歩行につなげる」みたいなものもここに入ります。


そして最後のフェイズに移行します。



GROWの「W」

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GROWの「W」は「Will:意思」です。

つまり「意思決定」のフェイズです。

目標の達成に向かう選択肢の中から優先順位の高いもの、最初に取り掛かるものを決めてもらいます。

医療職として「これがオススメ」というのはあるかと思います。しかし、本人の意思は本人しか分かりません。すなわち「意思決定するのは本人」です。

意思決定の権利は誰にも奪えません。

そして、誰かに決められた見せかけの意思決定は行動に結びつきません。

意思決定は本人にのみ許される行為なのです。


(医療現場では代理として家族が意思決定する場面もありますが…本来はそういった場面が来ても本人の意思が尊重されるよう普段から家族観で話し合いが行われているのが理想です)




まとめ

G:Goal(目標)
リハでいうHOPEです。こちらは何も言わずに純粋に本人から湧き上がるHOPEを聴きましょう。否定はしちゃダメ。
また、抽象的な場合は質問して具体化していきましょう。

R:Reality(現状把握)
本人が現状をどのように解釈しているか聴きましょう。否定はしちゃダメ。

R:Resources(使える資源)
目標達成のために使える資源は何があるか聴きましょう。
また、私たちもあなたの目標が達成するための支援者であり、資源であることも忘れてはいけません。ここで初めて「専門家の意見」を提示し、Goalを立て直す必要があればまた「G」から始めましょう。

O:Options(選択肢の発見)
目標達成のための選択肢を挙げていきます。リハビリメニューもここに入ります。

W:Will(意思)
選択肢が挙がったら、そこから優先度の高いもの、最初に取り組み始めるものを決めます。決めるのは本人です。意思決定は本人のみが行えるものです。

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