集められるかな?

「噴水のようなものです」

形意拳の立円の動きを、刀禅同好会の先生は
そう説明してくださった。

集めて集めて集めて集めて
集めるのが閾値に達すると、
放出に転じる。

噴水がピューッと噴き出るみたいに
外へブワッと放出される動きに転換するんだ。


私の場合は、集めるポンプが貧弱なので
集め途中で力つきる。

噴水吹き上がりません。
水吸い上げる管に穴があいてて、ダバダバ水漏れ
おこしてます。
頑張れ猫派。

そんな感じ。

うーん、先生や先輩の身体と動きには厚みがあるのに私は薄いなあ。


でも、立円の動きで歩を進めるのを教えていただいたら
今はまだできていないけど、
できたらこうなるんだろうなという光景が一瞬見えた。


立円の巨大な車輪が回るような動きとシンクロした
歩みの場合、
シンクロできていれば、地面が足に張りつくだろう。

足を上げた時も、張りついた地面は剥がれない。

だから、足が上がっていても、常に地に足がついている感覚になるはずだ。
足の行く先々に地面が勝手についてくる。

そうするときっと、右足で立つのも左足で立つのも
たいして変わらなくなると思う。

私の普段の動き
右足で立っている時、左足は もぬけの殻
左足で立っている時、右足からっぽ
ピョコタンピョコタンした動きではなくなり

常に両足が接地しているみたいな感覚になるんじゃないかな?


それができたら動きの質が変わるはずだ。
先生もそうおっしゃっていた。

凄い人形遣いさんの人形の動きは、途切れない。
終わらない。
止まっている間も人形の中に動きがある。

私の人形の動きは、絶対途切れるから
どうしたら途切れなくなるのかをずっと探していた。


多分、地面が張りついた足になれば
終わらない動きになっていくのだと思う。

凄い人達は、皆 地に足をつけっぱなしにしているんだ。


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