手のひらに地面がくっついた

青空太極拳教室

先生が手のひらの感覚を高めてくださった。

そうしたら、站椿功の時
地面に向けた手のひらと、地面がくっついているみたいな感覚がしたんだ。

すごい気持ち良かった。

大きなボールを抱きかかえているパンダになった気分だった。

(站椿功って気持ち良いんだな)

ずっとやっていたいなって思った。


「線で動いてはいけません」

「点で動くんです」

先生が教えてくださった。


人形劇の時、私はしょっちゅう
「動きが流れちゃってるよ」と注意される。

ふわふわしたとりとめのない動きをしてしまうから。

これが線で動いてしまっている状態だ。


点で動く感覚は
ちょっとボルダリングに似ている。

ボルダリングだと、ホールドと呼ばれる突起物をつかむけど

ホールド1からホールド2に行く時
ホールド1をおさえる力が、ホールド2に移動する力を
生み出す。
(厳密に言うと、足もあるので使うホールドは一つではありません)

ホールドを確実に掴んでいるのが、点で動く動きだ。

線で動いてしまっている状態は、ホールドを掴んでいない。
なんとなく腕や脚を振り回しているだけだ。


ホールドがないんだけど、ないホールドを掴んでいるような感覚

それには、先生が教えてくださった
手のひらに地面がくっついているような感覚がいる。

手のひらに地面を吸いつけて、地面を連れてくるみたいな感覚がいる。


手のひらと地面が仲良しだと
気持ちいいんだ、本当に。

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