逃げまわる海老だった私
海老って逃げる時、後ろに向かって猛スピードで泳ぐんですよ。
私の普段の姿勢って、逃げる海老だったんだ。
トラブルにあった時、組み合うぞ とか戦うぞ という行動よりも
かわすぞ、避けるぞという行動を選択する人間だから
身体のフォームが、逃げまわる海老になっていったのかもしれない。
後ろに進む身体だったんだ。
後ろに進む身体のまま、前に進もうとしていて
(進みにくいなあ、なんでだろう?)
(なんで身体が重いんだろう?)
って思ってた。
いや、あなたの身体、前に行こうとしてないから。
ギア、バックに入れてるから。
進むわけがないのよ。
ほら、腕が胴体の前に来て、動きを堰き止めている
じゃない?
構造動作トレーニングの先生と動作術の先生のおかげで、やっとそれが わかってきた。
敵は己でした。
ブレーキべた踏みの犯人は私です。
うう、せつない。
今、一生懸命ギア(腕)を進む方向に入れようとしている。
まあ、まだニュートラルにもいってないけど。
でも、進む方向に腕の骨格ポジションがはまると
腕が背中を押してくれるんだ。
布団の中で、ゴソゴソ身体を動かして
バックギアになっている腕の位置を、進む方向に入れ直す。
眠りに落ちる瞬間思った。
(あ、腕って腰から生えている)
肩からじゃなかったみたい……
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