深海魚の気持ち
いきなり陸に引き上げられて、お口からお腹の中身が飛び出して御臨終なさっている深海魚
もう凄いその気持ちがわかる。
刀禅同好会のお稽古で、壁に肘つけていると
同じ気持ちになるもの。
内臓飛び出ますわ〜
(実際には出ません)
うう、苦しいよう
でも、苦しいけど、
壁に肘つけてるとわかるんだ。
今までは、身体の浅いところしか使ってなかったってことが。
刀を振るったとしても、皮に浅い切れ目を入れるのが関の山
肉なんか切れない力の出し方だったってことが。
御臨終の深海魚気分になると
みぞおちの深いところが蠢きだす。
ここから刀を使ったら、
ちゃんと お肉まで切れそうだなと思う。
もっともっと深いところが働けば
骨まで断てるんじゃないかしら。
あとさ、不思議なんだけど
このみぞおちの深いところが働いていると
相手と対峙しても怖くない。
日本の剣術って、盾持って戦わないみたいだけど
なんか相手との間に盾があるみたいな気がしてくる。
気圧されるっていう言葉があるけど
見えない盾持って、相手のこと気圧してる気がしてきちゃう。
(実際には へっぽこです)
稽古中、御臨終の深海魚状態でさ
(もうヤダ〜、勘弁してくださ〜い)って思っていたけどさ
御臨終の深海魚状態になる必要はあるみたいだな。
ならないと、身の内の盾は生じない。
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