人は今でも四足歩行

「趾(あしゆび)を あげなさい」

(イヤです……あげるけど)

刀禅のお稽古で、いつも そう思っていたんだ。

なんで、こんなことやらせるんだ⁉
立ってらんないし、歩きにくいよ!!


でも、昨日のお稽古で同好会の先生が教えてくださった。

「人は四足歩行をしているんですよ」

足の中を活性化させるワークをみっちりして

足底の中に、前足と後足がある
だから、二足で立っているけど四足なんだって思ったら

足底がペンチになって、床をガッチリ挟みこんだ。


不思議だった。

(趾上げたら立てません)って思っていたのに

趾先と踵を ペンチのくわえ部として床を挟もうと
すると、挟めないんだ。

足が浮いてきちゃうの。

趾上げて、MP関節ラインと踵をペンチのくわえ部にすると、床を掴める。


これをしたいから「趾上げなさい」って言っていたのか。

先生のワークで、足の中が蠢くようになったから
わかった。


四足だって思っていると、立ち方も安定する。
二点じゃなくて四点で支えられるから。

歩くのも速くなっちゃった。
稽古帰り、びっくりした。
(うわあ、サッサカ歩いているぞ)


帰宅して、寝っ転がって 足をむにむに動かしながら
にんまりしてる。

(四足で立っていたらさ、『足が死んでるよ』って
言われないぞ)

そんな予感がしてるから。

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