背骨骨盤は おろし金

刀禅のお稽古で、両腕を輪にして回した。

(詳細は先生にお尋ねください)

この輪っか

外側を回るのか、内側を回るのかで
身体の動きが全く違うものになる。


外側を回ると、身体のパーツがバラバラのまま動く。
所々がボルトナットで固定されているパーツを
ひょいひょい動かしているみたい。

内側を回ると、なんだろう
重たくて粘っこいものを動かしているみたい。

身体の中が、グウッて引っ張られるんだ。


背骨が おろし金みたいになった。

背骨の前を、腕の輪っかが ザリザリザリッて
通過していく。


(身体の中、使ってなかったんだな)って思った。

外側しか使ってなかった。


そういえばアートマイムの先生も、骨盤に関して
似た感じのことを声掛けしてくださっていたっけ。


背骨と骨盤がおろし金みたいになると
身体に厚みが生まれてくる。

身体が3Dになる。

薄っぺらい平面の身体じゃなくなるんだ。


「身体の中が使われる」って

私にとっては、背骨と骨盤がおろし金になることみたいだった。



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