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GCコン・Phobコンの分解組立ガイド
まえがき
GCコンの清掃やカスタムに必須となる分解と組立を解説します。
分解をしたことがない方向けの記事なのではんだごてを使用しない範囲内で写真を多く使って分かりやすさを意識して書いています。
あくまで自分のやり方ですので参考にして作業する際は
自己責任でお願い致します。
また、今回使用する画像はほとんどがPhobコンですが
手順はほとんど同じです。
この記事の内容はすべてご自由に転載していただいて構いません。
許可や転載報告も一切いりません。
準備する道具
![](https://assets.st-note.com/img/1687990050860-S51PtrJBAa.png?width=800)
精密ドライバー(+) 購入リンク
Y字ドライバー 購入リンク
ピンセット 購入リンク
分解
シェルの分解
![](https://assets.st-note.com/img/1687990551924-mAHvtzJlQn.png?width=800)
Y字ドライバーでシェル裏面の6点を外す。
ねじを失くさないように保管
![](https://assets.st-note.com/img/1687990762436-5oiZFSlZA7.png?width=800)
シェル表面を持ちながらシェル裏面を優しく引き抜く。
この時、表面が下に来るようにする。
基板の外し方
![](https://assets.st-note.com/img/1687990856446-Q9AUWHFZRa.png?width=800)
ケーブルの輪がシェルに引っかかっているので
ドライバ等で傷つけないよう引き抜く。
基板を持ち上げることでシェルと分離することができます。
振動ブラケットの外し方
![](https://assets.st-note.com/img/1687991181452-2u9L6z50Y4.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687991833573-UmluqbSTm2.png?width=800)
中心部にあるモーターを取り外します。
モーターのケーブルを振動ブラケットから外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1687991348415-TRstDpqDkc.png?width=800)
トリガーポテンショメーター上部のツメを2点外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1687991446678-ReUV8WsqYR.png?width=800)
トリガーパドルを引き抜きます。
これで振動ブラケットが外せます。
ボタンの外し方
![](https://assets.st-note.com/img/1687991689991-Day4RGafix.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687991757407-bf0THwKT47.png?width=800)
ラバーを外す。
このときラバーの接点部分(黒い箇所)は皮脂等で汚染されないよう、
なるべく触らないようにする。
![](https://assets.st-note.com/img/1687991889749-c1Xa7FZ84X.png?width=800)
ボタンを外す。
ボタンやラバーは失くさないように保管
トリガーの分解
LとRの分解方法は基本的に同じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687992217057-AJcZ2gnaoF.png?width=800)
トリガーガードのネジを各2点はずします。
プラスドライバーの#0推奨です。
ねじを失くさないように保管
![](https://assets.st-note.com/img/1687992782818-GDzBgapzpM.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687992791065-VXmXlhEoMW.png?width=800)
LRトリガーとトリガーブラケットを縮めながら引き抜く。
このときラバーの接点部分(黒い箇所)は皮脂等で汚染されないよう、
なるべく触らないようにする。
無理やり引き抜くとシェルが割れる可能性があるので干渉しないよう、
角度を変えながらゆっくり引き抜く。
![](https://assets.st-note.com/img/1687992921109-4Hoz6RKuUg.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687993027218-BU3GP6nveW.png?width=800)
トリガーブラケットからピンセットなどでラバーをはずす。
LとRで部品が違うので分けて保管する。
スティックの分解
基本的にLスティックとCスティックの分解方法は基本的に同じです。
スティック内部にグリスが入っており指が汚れやすく、
滑りやすくなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1687993131622-trFo55FWE7.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687993131846-p3361PWQNm.png?width=800)
スティックボックスからスティックをを引き抜く。
![](https://assets.st-note.com/img/1687993310453-9Cu5wM9J2l.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687993319193-DaF7bbhmsq.png?width=800)
スティックボックスとポテンショメータを爪やピンセット等で分離させる。
部品が傷ついてしまう恐れがあるので強く力を入れないよう気を付ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1687993543769-uK1Jn3Gud4.png?width=800)
シェル裏面のねじを2点はずす。
プラスドライバーの#000推奨です。
ねじを失くさないように保管
![](https://assets.st-note.com/img/1687993732325-zXHey3qEJI.png?width=800)
スティックボックスの裏面からピンセットなどを使い、
バネユニットとスティックユニットを分離する。
部品が傷ついてしまう恐れがあるので強く力を入れないよう注意する。
![](https://assets.st-note.com/img/1687994136922-6V8ytEWIDt.png?width=800)
赤点の部分が引っ掛かって噛み合っているので
バネユニットをピンセットで分離する。
バネで部品がはじけ飛ぶ可能性があるので注意する。
![](https://assets.st-note.com/img/1687994243102-TPX4GD9Ze5.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687994262429-lUoPnG6SFI.png?width=800)
組立
スティックの組立
バネユニット
![](https://assets.st-note.com/img/1687994531550-HZdyaQBMYM.png?width=800)
下から部品大→バネ→部品小の順で乗せる。
部品小のツメ部分を部品大にひっかけるようにして組み立てる。
スティックユニット
![](https://assets.st-note.com/img/1687995842853-CyL76W8eu8.png?width=800)
スティックユニットを上記画像のような組み合わせにする。
半透明のペグが右側、白のペグが下側に来るように配置
![](https://assets.st-note.com/img/1687996072027-5J95FCsd4b.png?width=800)
スティックの突起が上を向くようにする。
スティックボックス上部の穴が左上が開いていない向きにする。
![](https://assets.st-note.com/img/1687996381270-blnzRkWy6G.png?width=800)
部品を半透明→白→スティックの順で入れる。
白の部品の穴とスティック軸の突起が噛み合うように入れる。
![](https://assets.st-note.com/img/1687996507978-BWNMyQscgX.png?width=800)
スティックユニットとバネユニットを組み立てる。
このとき、スティックユニットの白い部分(ペグなし)に
バネユニットの一番太い突起が合うように組み立てる。
![](https://assets.st-note.com/img/1687996778752-UF93Rcgh7h.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687997245908-JvYqz7uPMZ.png?width=800)
基板にスティックを組み付ける。
このとき、スティックの溝がある部分が上向きになるようにする。
上記画像の青部分にスティックボックスの突起と基盤の穴を合わせる。
上記画像の赤部分に保管しておいたネジを2点つける。
プラスドライバーの#000推奨です。
ネジを強く締めすぎてしまうとスティックボックスと
基盤を痛めてしまう恐れがあるので無理に力を入れないでください。
スティックボックスを摘まんで軽く力をいれても
ずれない程度で問題ありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1687997390843-wlUYeGVwWa.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687997391105-lFPclPBwdR.png?width=800)
ポテンショメータをスティックボックスに取り付ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1687997511015-6318uSZu6e.png?width=800)
このとき、ポテンショメータがペグと
同じ向きになっていることを確認してください。
斜めになっている状態で無理やりはめようとすると
部品が損傷する恐れがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1687997669860-yhjJXyUMky.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687997670063-UR2byA6LYE.png?width=800)
スティックボックスにスティックを差し込みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1687998351495-LLMj6Ly0zA.png?width=800)
スティックボックスの突起とスティックの穴の形状が
噛み合うように入れて下さい。
トリガーの組立
LとRで部品が違います。
間違えないようにしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1687998497792-xGVwTnw4Bx.png?width=800)
トリガーポストにラバーを組み立てる。
このとき、ラバーの溝がトリガーポストの爪に引っかかるようにする。
![](https://assets.st-note.com/img/1687998866715-aNycK93Kng.png?width=800)
トリガーの溝部分(上記画像の赤部分)にバネを噛み合わせる
![](https://assets.st-note.com/img/1687998920881-QT9JiF18l8.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687999035584-V5v3ER6xkK.png?width=800)
トリガーブラケットとトリガーを縮めながらシェルに組み立てる。
トリガーブラケットを背面シェルの突起に合わせる。
![](https://assets.st-note.com/img/1687999256435-xiQfV2cnJW.png?width=800)
上記画像の青部分にトリガーブラケットの突起と
トリガーガードの穴を合わせる。
上記画像の青部分にスティックボックスの突起と基盤の穴を合わせる。
上記画像の赤部分に保管しておいたネジを2点つける。
プラスドライバーの#0推奨です。
ボタンの組立
![](https://assets.st-note.com/img/1687999460840-jYvWahwAxS.png?width=800)
各ボタンを穴に入れる。
十字ボタンの平になっている部分は純正だと
右下だったような気がするがどこでも機能的に変わることはない。
![](https://assets.st-note.com/img/1687999807879-tkNVOxqAM7.png?width=800)
ラバーを装着する。
上記画像の赤い部分がラバーの穴にシェルの突起が入るようにする。
振動ブラケットの組立
![](https://assets.st-note.com/img/1688001562012-iX05cNYKih.png?width=800)
トリガーパドルを振動ブラケットに挿入します。
![](https://assets.st-note.com/img/1688001791105-Wfbz8xNMve.png?width=800)
振動モーターのケーブルを振動ブラケットに引っかけて
中心部にモーターを設置します。
このとき、振動モーターについている突起が上向きになるようにします。
![](https://assets.st-note.com/img/1688002233120-wtQdoE4h2b.png?width=800)
振動ブラケットの両端の突起を基板に差し込みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1688002093235-UgSf5168aD.png?width=800)
振動ブラケットのツメを基盤の穴に引っかけます。
基板の組立
![](https://assets.st-note.com/img/1688002409961-hqNKIUsEWx.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1688002477192-RKEY2t2w3T.png?width=800)
基板をシェルの表面にメイン基板→Cスティック基盤の順で組み付けます。
シェルの突起と基盤の穴が噛み合うように組み付けてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1688003047949-gFNZEvQiWU.png?width=800)
ケーブルの輪を表面のシェルの突起に噛み合わせる。
このとき、トリガーポテンショメーターが
上向きになっていることを確認する
![](https://assets.st-note.com/img/1688003153204-qzBlm1dLcR.png?width=800)
上からシェルの裏面を被せる。
このとき、うまくシェルが噛み合わない場合は以下の原因が考えられる。
・トリガーポテンショメーターが上向きになっていない
・ラバーの位置が不適切
・ケーブルの位置が不適切
・振動モーターの向きが逆
・振動ブラケットの取付が不適切
その他の原因も考えられるので上記の原因が当てはまらない場合は
組立方法を間違えていないか確認してください。
Y字ドライバーで
シェル裏面の6点のネジをつける。
全体のネジを軽く締め正常に組み付けられていることを
確認出来たらネジを強めに締めていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1688003677384-IURCznPAef.png?width=800)
以上でGCコン及びPhobコンの分解組立ガイドを終わります。
あとがき
本当は全部の写真をGCコンにしたかったのですが
手元のGCコンをすべてPhobにしてしまったので
「スティック周りだけGCコンにすればいっか…」
となってしまいました。
しかも黒基盤のPhobなので写真写りが微妙かなぁとも思ってます。
申し訳ないです…
Phobコンの設定方法や実装方法をまとめている
Discordサーバーを作ったので興味ある方はぜひ入ってみてください。
Phob Japan
リンク切れや誤字脱字あればツイッターのDMにこっそり連絡をください
@punyuGCC or @punyuSSB
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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