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エルメスのスカーフの魔法

今年からスカーフライフが始まった。

スカーフって使い慣れてない場合、

なんとなくアダルトなコーディネートになりがちだけど、

気負わずさらっと着けられる人はほんとうにおしゃれ。

シンプルですてき、なファッションも好きだけど、

歳を重ねたせいか、
一歩間違えると「地味」になりがちだし、

ファッションの工夫を楽しめる年齢に、
やっとこさなってきたかな〜というこのごろ。


使い方がわからなくて1年ぐらい眠らせていたけど、

慣れてきたら難しくないし、

自分の目が慣れてくるせいか、
つけ始めたら「ないとさみしい」ポジションにまでのぼっていった。

小さなシルクの布一枚の効果はとても高くて、

お洋服の数がたくさんいらなくなる上に、

なんか品がよく見える。


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エルメスのスカーフの何がすごいって、

しっかりしたシルクツイル自体の美しさはもちろん、

やはり柄である。

わたしの持っているものはカレという大判のもの2枚だが

デザイン名は《宇宙誌》《ダンス・パシフィック》

単語だけでも想像がむくむくと膨らむ上に、エルメスのサイトをみていると美しくて楽しくて、
ときめきってこういうこと?と時を忘れる。


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(一部分だけ見ても〝絵〟になってるし、印刷技術も布に最高解像度、ふちのかがりも職人技が感じられる!)

使わない時はそのへんにホイっとかけておくだけで美しく、

バッグの中にとりあえず入れておけば何かと便利。

スカーフは、実は今いちばん興味があるアイテムで(下着より・・!)

いつかPuntoeでも発売するつもり。

でも、自分が好きな感じでなんでも良いわけではなくて、

作るならデザインについて人に説明ができる、
ちゃんとしたものを作りたい。

いきなりエルメスのクオリティは難しいかもしれないけど、
いきなり形にせずどうせならそれを目指すつもりで勉強しながら進めている。

なんにせよこの四角の中に何が描かれていても良いわけだから
かなり自由度が高い。

エルメスのスカーフの持つ人も空間もパッと変える力は
かなり憧れるし、

もしプレゼントでもらった場合、
うれしくない人っていないんじゃないかな?

それって結構究極だし、そういうものって多くはないから
ほんとにすごい。尊敬。

個人的には日本独特の「差し色」とか「色重ね」の要素も感じる。

3枚目も欲しいと思いつつ、
ほかのブランドのものも買ってみたくてむくむくとスカーフ欲が高まっている。


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松本なつき

シルクのアンダーウェアブランド「Puntoe」と「ニュアラ」のディレクター
瀬戸内の小さな島に2020年移住し、京都との2拠点生活中。
植物採集や染め(ニュアラ染め)にはまっている。

Puntoe https://puntoe.jp
じぶんでそめるニュアラ https://nuala.jp
jaai https://jaai.jp

instagram
https://www.instagram.com/matsumotonatsuki/





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