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現象グラデーション公演後記。

公演後記と言ってもたいしたことは書けないけど、作品の少しの種明かしや今の想いを書きます。公演が始まってあっという間に1週間14ステージ終わって、座組のみんながバラバラになって3日経ちました。
よっぽど上手くいかない限りは、公演後、僕はすぐに作品を手放せなくて、やっぱり後悔が大きいから、もっと出来たのにってことをぐるぐる考えちゃう。そしてすごく悔しくて、感情が壊れそうになる。作品によっては何週間も元の生活にメンタルサイクルが戻って来れなくなる。
まあどっかで切り替えて次回作に向かうんだけど・・・。
今回は本公演とは区別して行っている企画公演でとりわけ実験公演と銘打ってるわけなので、しかも短編7作品発表。と言っても、そのうちメインの4作品(童話・悲鳴・作文・wa)は再演作品なので、本公演ほどの作品に対する疲労度は無いはずなんだけど、正直単純に疲れは大きい公演でした。自分が病気して体力が落ちたのもあるし、単純に大人数が関わることの統率の大変さの疲労もありました。
本公演は自分とOi-SCALEにとっての評価そのものなんですけど、こういった企画公演は林灰二始動でやりたいイベントを形にさせてもらってます。
Oi-SCALE20周年でもあります。発表してきた50作品近くの作品の中で短編も多くあります。その中で特に台詞や言葉に纏わる実験性の多い作品を集めました。
僕は常々、脚本や台詞に縛られず、役者は役を作りそして自由に作品世界を広げてもらいたいって想っています。脚本が正解で100点を目指すモノ作りじゃなくて、脚本を元により良い作品を創作したいと考えています。凝り固まった演劇の製作方法を打ち破って劇作品のさらなる高みを目指す為の方法論を探る為の有意義な企画になれば良いと想いました。


実験短編集について

言葉と物語の関係性を再検討する実験公演「現象グラデーション」
台本に書かれた台詞を読むのが演劇ですが、俳優が発するセリフは人が喋るのとは違う違和感がいつも付き纏います。稽古中でも一旦カットの声をかけて、役者が役から抜けた途端、人間らしい会話が飛び交います。読むと喋るの違いと距離はなんなのか。松本人志がコントの中で自由に役を演じるように、台本は役者にとって絶対の存在である必要はないと僕は想っています。そのための実験を行いと想いました。

また短編作品は想いきったアイディアを実現するのに、演出的にも目が全体に届くし、観客にとっても負担が少ない利点があると想う。それに単純に通し稽古を重ねやすいというのも大きな戸バンテージです。
実際僕も過去20年の作品に順位をつけるならば、ベスト5の半分は短編作品です。

タイトル文字。
映像でさまざまなタイトル表現をすることも昔よりずっと簡単になったし、幻想的な表現を演出することもできるけど、演劇で、LIVEとして目の前に人が居るということの現実感を失わないために、近年の僕は映像や音楽を極力使わなくなってきました。

今回は数人の声を前もって録音して、リミックスした音声と、白い紙に蛍光塗料を塗って明るいところでは白い紙が暗くなってブラックライトを当てることで文字が浮かび上がるという演出をしました。

白い紙?なんだ?
タイトルが浮かび上がった!
人が動かしてる!wakkの出演者が文字だししてくれてます。

オープニングでは僕が朗読した宮沢賢治の「春と修羅」の序文の朗読を照明と音響にこだわって流しました。後日これはYOUTUBEで公開できるかな・・・。レシラ3音のピアノの繰り返しの曲が朗読中と各話のタイトルだしの時にかかっています。

キャスト全員で「童話が生まれた」夢の中バージョンの集合写真。結構な人が目を開けています。

①童話が生まれた

出演者
眠る女‥‥‥‥‥‥‥‥山田梨佳
見舞いの女‥‥‥‥‥‥藤岡みゆう       
病院の女(室戸)‥‥‥イトウエリ
患者(桃山)‥‥‥‥‥横尾宏美 
桃山の娘‥‥‥‥‥‥‥龍村仁美
猫を捨てる男(木幡)‥鈴木貴大
警官‥‥‥‥‥‥‥‥‥田辺学
話しにくる看護師‥‥‥神嶌ありさ
連れにくる看護師‥‥‥八木井里緒
職員‥‥‥‥‥‥‥‥‥髙橋唯子

童話が生まれた キャストです。龍村仁美は遅刻して居ないのです。

2011年にオムニバス公演でエレベーターホールの美術セットで行う芝居用に書いた作品です。東北の震災後、被災地に通ってその中で最初に書いた脚本ですが、セリフや設定に大きく震災が関わってくるわけではありませんが、廊下の窓から見える景色は震災後の津波に街の全てが崩壊された景色が広がる中、ゴミ処理場の煙突の描写だけが出てきます。
人の生活がある日突然の自然災害に奪われて、壊れた生活の全てを瓦礫(ガレキ)とは言いたくない。ゴミは生活そのものだし、その廃棄焼却は再生の象徴でもあると想いました。
認知症の介護施設が舞台で、痴呆の症状の中で母を待つ主人公の少女。自分を医者だと想い続ける室戸。死んだ娘が見舞いに来て会話を続ける桃山。三人は結果痴呆症状の中で夢をみているだけなのですが、警官や猫の死骸を捨てに来る小幡は、三人の夢の中に共通して現れます。夢が繋がって、進行していくのが本作の不思議な要素です。
デヴィッドリンチのツインピークスのような怪しい世界観で物語を包みたかったし、監視カメラに映らない猫の死骸を持ってくる小幡の謎な要素によって色々に解釈してもらえばと想いました。
ラストシーンでいつも母を待つ主人公は姉ではなく、母だと明かされます。母は妹ではなく娘の為に四葉を拾いに小幡と外へ出てしまいました。
小幡の存在や「外」とはなんなのか?不眠症の妹は、「母を待つ」と言い、実際は自分が娘であること明かし、母の眠っていた毛布に包まれ、物語は終わります。
夢の中でみんなはどこに行くのか。来ない者を待つ行為は何に昇華されるのか。
解説すれば、自分の中では辻褄は通してるんですけど、観客が自由に感じてくれて構わない作品だと想います。僕の代表作の一つだと想います。またいつか再演することはあるだろうか?

オイスケールは横尾宏美は死んだ娘とずっと会話をし続ける老人を演じました。過去一の好演だったと想います。娘役の龍村仁美はいつも現場に若く清い風を吹かせてくれる存在でした。看護師を演じてくれた2人も硬質な世界観を創作してくれました。
眠る女を演じる山田梨佳さん。可愛く健気な主役を演じてくれました。自分を医者と勘違いしてること終盤明らかになる患者・室戸という難役を演じてくれたイトウさん。鈴木さんは運動神経が良くてスタイルも良いです。低音で響く声で小幡という不気味な役を演じてくれました。田辺さん演じる警官も幻想的な世界観には必要な役でした。
クライマックスで母を待つお姉ちゃんは、本当は妹の母親であることは明かされます。
童話メンバーで夢の中バージョンの集合写真。一番後ろのやぎいさんの寝方がまっすぐです。

②まるで悲鳴みたいに

出演者
聾者の女‥‥‥‥‥‥‥名取えりか
鳥好きの男‥‥‥‥‥‥澤井裕太
フミちゃん‥‥‥‥‥‥富山華佳
ナオちゃん‥‥‥‥‥‥内古閑由亘
亡くなった男の同級生‥藤崎 朱香
亡くなった男の姉‥‥‥白井肉丸
酔っ払った男‥‥‥‥‥田辺学
亡くなった男‥‥‥‥‥時村雄大

名取えりかさん演じる恵美子が見上げる大木。その向こうには海が広がります。林灰二の故郷の函館市の函館山をイメージした火葬場です。
死んだ颯太の遠い親戚。ふみちゃん・なおちゃんは海に紙飛行機を飛ばしに行くと言います。二人が作品の性質を広げてくれるキャラクターでした。
恋人の遺体が火葬される間、煙突から立ち昇る煙を見上げられない恵美子。死んだ男の姉役の肉丸さんの涙に胸が熱くなりました。

オープニング波の音に包まれる。飛び去る海鳥の声。一人立つ恵美子が補聴器を外すと環境音がなくなります。傍に立つ大木を、見上げる恵美子。心の声の音声が会場に流れる。そこが火葬場で、大切なひとが亡くなったと明かされる。それから火葬場の中で待たないかと声かけにくる次郎だが、次郎が話しかける声も、録音音声で流れる。
聾者の主人公の目から見える世界を再現するため、すべての音声を録音音声で展開しました。故に当日役者は、前もって録音した自分の音声に合わせて動くだけということになります。俳優から声を奪ったときにどうなるか実験性の大きな作品でした。
現在では火葬場に煙突はないですが、僕が故郷の街で幼い頃に行った火葬場で、立ち昇る煙突の煙を見上げ、親戚のお兄ちゃんが「これが人を燃やした匂いなのかな」と言ったのを覚えていて、その日の記憶が大きく本作品に描かれています。その日に僕は紙飛行機を海に投げようとしました。
本作では「さよなら」という声のみ3回だけ、役者の肉声で演じてもらいました。
もしも友人が知らない女の運転する車の事故で死んだと知らせがあったら?その女は友人の恋人だが、結婚していて不倫関係にあった。女は事故によって耳が聞こえなくなった。という設定です。
恋人が燃える煙を見上げられない女が主人公ですが、単純に感情移入は出来ないように、それぞれの登場人物の複雑な感情のありどころを描こうと想いました。

お葬式についての映画や演劇は多いけど林灰二作品では本作が唯一な気がします。

③君の頷く作文

出演者
少女‥‥‥‥芥川美織(激団やれたらやるわ)
姉‥‥‥‥‥井野おりこ
植物‥‥‥‥市島琳香
釣り人‥‥‥高森修平(劇団いいのか・・・?)
散歩する女‥すずき環

少女は山の上流から流れてくる花びらを川で救い、それをためて花が育つと想っています。
渡り鳥が落とした糞に植物の種が含まれていました。
なんと花びらの中に植物が育ちました。真ん中のYの緑の子は妖精ではなく植物の役です。
りんかちゃんのアイディアでほとんどの振り付けがされています💢

本作は僕の作品の中でも随一ファンタジーな物語です。2015年サクラを題材にしたオムニバス公演で発表した作品で、会話台詞は排除され、すべてが登場人物による独白で紡がれる物語です。実際の会話の内容は明かされないまま展開しますが、本来は見えない心の内側の声が観客には伝えられます。
オイスケールの作品にはコミュニケーションが出来ない人間模様がいつも描かれますが、本作でも母が死んだことを隠す姉と、母を待ち続ける妹、妹は咲かない花を咲く日を待ち、その花が咲けば母が自分を見つけてくれると信じています。魚を釣ることが目的ではない釣り人と、愛犬が死んでも散歩をやめられない愛犬家が登場します。植物は何もなくただ生きています
姉の言葉に少女が頷くまでのダイアローグが描かれます。
優しい物語が書きたい。って考えていたのに、僕が書くととても寂しい物語になってしまう・・・・。
ただ生きてるだけでいいんだよって言いたい。
辛くなったら林灰二に連絡くださいね。
本作も海峡に突き出した僕の故郷の港町をイメージして描いた作品です。

みんなで深呼吸の動き。スーハー!!

④wakka2023

出演者
進行者‥‥林灰二
1番目‥‥小川恵夢
2番目‥‥大川原歩
3番目‥‥時村雄大
4番目‥‥うさみみずほ
5番目‥‥横室彩紀
6番目‥‥宇都宮功一
7番目‥‥Fana
8番目‥‥髙橋唯子
9番目‥‥八木井里緒

本番中にお客様に写真を撮っていただいてます!有難う御座います!
10人でwakkaをやりました。10人+お客様皆様でやりました。

全編通して、タイトルコールの時に流れていた音楽は本作のテーマ曲でした。本作と「加担」だけはタイトルコールがありません。
「今」から始める連想ゲーム。単語を積み重ねて、その音を発して、皆でくり返してみたときに物語に手をかけるイメージの共有が出来ないかという試みです。
脚本を書いての創作はせずに、何度も繰り返しながらパフォーマンスを作っています。なのでアドリブのようにも見えますが、決まった台詞と進行を10人で共有しながらパフォーマンスを行っています。
本企画の最後を飾る作品だし、自分にとっても特別なチャレンジをしている作品です。正直今回は10人揃っての稽古が数回しか出来なかったこともあり、まだ正解を見てないので、許されるならばまだ創作を続けたいです。
時計回りに単語を積み重ねていく。時間と共に。そしていつか忘れる。
忘れた記憶を辿るために半時計回りに時間を戻してみる。
全てが「今」の中にある。夢だって過去だって未来だって今の中にある。
ワッカメンバーがタイトルコールを出して、観客の誘導をしていました。
現象グラデーションの全てがwakkaの中に包まれるような作品になれたら良いと想っていました。

⑤以心伝心、或いはテレパシー

出演者
いじめっ子‥‥‥‥‥‥‥芥川美織(激団やれたらやるわ)
いじめっ子の母‥‥‥‥‥神嶌ありさ
いじめられっ子‥‥‥‥‥横室彩紀
いじめられっ子の母‥‥‥横尾宏美

夜のキャンプ場を舞台にした2組の母娘の物語。テントサイトからトイレにいく途中の林道で流星群を見て、鹿の目が光るの見る。が中々四人の心は通じている様でバラバラの方見ているのが客席からは分かる。
「これ」「それ」「あれ」で意思疎通を行う日本語を操る日本人の特殊能力を可笑しく切なく描きました。
最後にいじめられっ子の少女は見えない流星群に、ここにいない父親に向かっての想いを叫びます。
割と好きな脚本です。

⑥マテリアルガールと黒猫

出演者
モンタナ‥‥‥‥藤崎朱香
マチルダ‥‥‥‥八木井里緒
話の下手な女‥‥名取えりか
その友だち‥‥‥井野おりこ
撮影クルー‥‥‥白井肉丸
撮影クルー‥‥‥市島琳香
撮影クルー‥‥‥宇都宮功一
黒い男‥‥‥‥‥澤井裕太

20年テレビではなく舞台で笑いをやり続けてきた自負もあるので少し“笑い”を意識した作品でもあります。とあるバイオレンス映画を話の下手な女が話した、聞き手の頭に広がった模様を再現してみたという作品です。
台詞についての短編集を行うにあたって、書き下ろすのに割と早い段階で想いつていた作品です。
映画の再現シーンではなぜか役者たちが思いきり演技をして楽しそうだった。

肉丸さんが小道具作りで大活躍してくれました。ダンボールアーティストだ!

⑦加担

出演者
林牧男‥‥‥‥林灰ニ
牧男の姉‥‥‥川崎桜
少女‥‥‥‥‥龍村仁美

加担だけは1作品で1プログラム。計4ステージやらせてもらいました。
自分の闘病記を下敷きにしつつ、闘病中に想っていた家族のことや創作のこと、川崎の家と公園のこと。色んなエピソードトークを交えながら、物語の中に自分が役として入り込んだり、作家として出てきて物語について側面から語ったり、トークアトラクションと銘打ってやっている形式の新作になります。
⚫️観客と僕。物語を語るパート。物語を書く自分についてを語るパート。
⚫️姉と僕。少女と僕。物語を演じるパート。
で照明は別れて、客席の明かりもついたり消えたりします。
公園で出会った少女との出来事を演じて、また僕がどうやって物語を作っているか。それを観客に話しかけ、同居する姉が話を聞いてるという設定で僕に答えていく。幽霊の存在の曖昧さを通し、演者と観客の関係性までを考察するという作品です。
共演してくれたさくらさんとひとみんさんは、ずっとこの作品と僕の味方でいてくれて心強かったです。
加担は4ステージ演じながらも、どんどん台詞の言い回しや自分の立ち振る舞いも変わってきました。音響、照明についても、ある程度臨機応変にゆるいルールでやっているので、スタッフワークとの呼吸も、もう少し時間が欲しかったのが本音です。本当に悔しいしまだ演りたいけど悔しいことはいくらあってもいいですよね。やらなければいけない事があって、それに情熱を持てるなら幸せなことなのだし。

加担を観てくれた皆様。沢山脚本を買って頂きました。ありがとうございました。加担については後日動画・脚本を公開したいと想います。無料・有料・また配信の方法については、劇場に足を運んでいただいた皆様と、機会が合わず見逃してしまった方、また自分の気持ちそれぞれ考えて最善の方法で、追ってお知らせ出来たらと想います。

加担の内容について、あれは事実なのか?どこが本当なのか?って聞かれるんですが・・・それについては全て創作でフィクションと答えています。あまり本作に関してどこの部分が真実かについてはあまり重要じゃないし、オープニングでスケルトンホームレスのように演劇だから嘘をつきますと断りを申しあげました。劇中でそれについてをまさに話していて、過去の出来事の記憶の掠れの補填、興味のある見えない部分へ想像で物語が出来上がります。本作も例外じゃないです。
ただ言いたいことや言ってることは全部本気で話してるんで、僕の筆圧も話の熱量も嘘と真実の境目はないです。それが本作の特徴であって、僕の執筆と演技のスキルでもあるっすよね。

ひとみんは桜さんに甘えます。僕には甘えません。
「加担」座組。音響・映像記録小林さん・オイスケール澤井さん・ひとみん・灰二・桜さん・オイスケール井野おり・照明千田さん。
特別に加担用のチケットを作ってもらいました!

集合写真

僕は居ません。探しても居ません。あと桜さんも居ません。探しても・・・・居ません。
全員でwakka集合写真。

会場内の模様

5回目のサイスタジオコモネAでの公演でした。
これが本公演ではなく実験公演であること。僕たちの作品の性質や考え方、僕の言動やフライヤーのデザインとかアートワークから感じてほしい。
暑いんで、ラムネの販売。そして本作は僕の地元の話も多かったので、道産子のソウルドリンク、コアップガラナを販売。おまけで井野おりこの「ぶたっぱなくん」の缶バッチ。
ぶたっぱなくんの今後の展開もご期待ください!
受付横で僕の家の小物雑貨を皆様にお裾分け。僕は小鳥をプランターに置いています。
階段には横尾と澤井のアートワークの展示。
八木井さんの小学校の頃に作った椅子と僕がふざけた、マルセルディシャンの泉を模倣した便器の展示。
会場入り口には、着席から開演までの間に自由に読めるように、林灰二の本棚を展示。
もう20年くらいコレクションしてるトイストーリーのハムと東日本の高速道路で配布されるハイウェイウォーカーも展示。
9月1日(金)限定でしたが、ハナちゃんさんにマキオカレーを会場前に出店して頂きました。たくさんのお客様にご利用頂き、用意していた分は売り切れとなって最後はルーのみのテイクアウトもご利用頂きました。

企画公演・実験公演のこと

本公演とは区別して企画公演を継続して行なっています。
作品への向上心を最優先に持つことはもちろん変わり無いですが、ワークショップやオーディションにきてくれた若い俳優との初めての作品創作の場としての側面もあります。あるテーマにそって今回の様な実験的な場であったり、演劇界外部との表現者との作品共作の場として発表する場合もあります。本公演よりも、より自分を生々しく表現できる場合も多くありますし、僕は現代アートや映画や音楽も好きなので、そう言った要素も取り入れていきたいですし、食や街とのコラボもしたい。初めてOi-SCALEを観る観客層、またよりコアな劇世界を掘りたい観客へもアピールできる企画をしていきたいと想います。
映画やキャンプや怪談ともコラボした演劇イベントもやりたいな・・・。

「現象グラデーション」楽しかったけど、大変だったな。
2023年、暑かったけど短かったよな、夏。BY稲村ジェーン!
ご来場ありがとうございました!

Oi-SCALE次回公演はホーム下北沢駅前劇場での公演です。
近日HPやTwitterで情報公開致します。


おまけの動画


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