幼児期のデジタルメディアの影響を一気に語る
※勢いで書いているので後半明らかに疲れから失速しています。そのうち更新/修正するので、駄文をお許しください
今回は最近教育委員会やらでめちゃくちゃ話題な「デジタルメディアと幼児期」についてざっと語ります
出展をあげるのはちょっと大変なので皆様「幼児期 脳 スマホ」とかでググっていただけると大変ありがたいです
最近は「メディア漬け」「メディア依存」なんて言葉まで流行ってきましたね
本記事では個人的な私見と、うろ覚えの情報も時折入ってしまう事をご了承ください
よくある相談
よくある相談として、
「やっぱりyoutubeばっかり見せてちゃいけないですよね?旦那がすぐ見せちゃうんですよね」
「ゲームをやめるときに癇癪になってご飯食べないんです」
などがあげられます
デジタルメディアと称してますが、具体的には「スマホ、TV、ゲーム、youtube、タブレット」などですね
今日はひとまず結論と方針とどんな影響があって、どんな手立てがあるのかをこの記事一つで全て語りつくします
皆さま、この記事一つで全ての結論まで辿りつきますよ
乞うご期待!!
youtubeを見せたら泣き止む子
本当にあるあるな話です
これを読んでる保育士さんはあるあると頷きすぎて首もげないように気を付けてくださいね
よくある勘違い
・動画の中身に興味を持っていると思ってしまう
(電車の動画にハマっているから電車がすきなんだ!)
・youtubeを見るとご機嫌になるから、子どもはとても嬉しい気持ちになってるんだ
です
結論から申し上げますと
「残念ですが、ちがいます」
そう、本当に残念です
私もyoutubeにそんな魔法のような力があったら嬉しいな、と何度思ったことか
子どもがyoutubeを見てご機嫌になる理由は、
刺激ジャンキー(うわっ!なんだその強烈な言葉は!!)になっているだけでございます
youtubeなどの動画視聴は幼児からすれば信じられないくらいえげつない量のドーパミンが出るそうです
どんなにギャン泣きしてても、一瞬で止まるくらいのパワーです
そりゃあとんでもないものです
そして子どもからすると、その刺激はまた欲しくなるわけです
「あのすっげえ刺激的で超気持ちいいやつもう1回くれ!」という状態です
そのため、最初は
機嫌が悪くなり泣く→youtube→ご機嫌
だったものが
刺激が欲しくなる→刺激くれないから機嫌が悪くなり泣く→youtube→ご機嫌→刺激が欲しくなる→
以下、無限ループでございます
「youtubeをうまく育児に使っている」はずだったのに、
実は「youtubeを見せてもらえるようにうまく誘導されている」という状態へ変化していくわけですね
基本方針
まず結論としては「"可能なだけ"使用を減らす」です
特に幼児期はデジタルメディアの視聴や使用の影響が色々と多いので、できるだけ控えることを推奨しています
私が勤務している自治体では保健センターの定期健診で保護者向けに「デジタルメディアの児童に対する影響」の情報発信をしてるっぽいです
「youtubeだっていい影響がある!」「動画で言葉を覚えたんだ!悪い事ばかりではない」みたいな意見もあるかとは思いますが、
今回は無視させていただきます
そりゃあ言葉は多少覚えるかもしれませんが娯楽動画同様、脳への影響は残念ながら変わらないのでございます
なのでメリットとデメリットを比較すると、ちょっと、ね…
虐待するくらいなら動画見せる方がマシだよ!優先順位を間違えないで!!
こういう話の時にまず前提としてなきゃいけないのは、
youtube禁止に本気になり過ぎて子どもに暴力を振るったり、逆にネグレクト的な対応をしてしまったら意味がない、ということです
youtube禁止にする→子どもの対応がうまくできない→母ノイローゼ→育児放棄、とか
youtube禁止にする→子どもが荒れる→殴る、とか
そうなってしまうくらいならメディアに頼った方がいいわけです
メディアの脳への影響も心配ですが、虐待はもっと恐ろしいでございます
暴言は側頭葉、暴力は前頭葉、両親間の暴力の目撃は後頭葉の体積がそれぞれ15%以上小さくなります
虐待は最悪でございますので、「youtubeやめてるんです(殴るけど)」「スマホ禁止にしたんです(親が病んでしまったが)」は本末転倒なわけです
メディアの影響①脳の成長が阻害される
メディア視聴の研究は何十年も前からあったみたいですね
一番影響されるのは前頭前野でございます
お?前頭葉の話?ってことは??
そうですADHDですね
ADHDもまだまだ発展途上の分野ではありますが、前頭葉の働きに何か不具合があるっぽいということがわかっています
前頭前野はどんな機能があるのか?というと
ざっくり「実行機能」と「報酬系」と言われておりますよね
動きや意識や注目やブレーキなどをコントロールする力と、
ご褒美を我慢したり喜んだり統制したりする力???いや違う??語弊がある???詳しい人はLINEしてください
特に実行機能の中でも「攻撃性」の部分が注目されてますね、
要は「イラっとしたらブレーキが効かずにすぐ暴言暴力をしてしまう」という話でございます
ちなみにこの脳への影響は「教育系動画」でも同じです
「手遊びの動画だからたくさん見せても良い」というわけではないんですねえ
メディアの影響②実体験の希薄さ
脳みそを育てるのは実体験です
走る、のぼる、転がる、滑る、跳ぶ、押す、掴む、などなどです
今回は理由については一旦割愛しますが、これらの遊びが体を育て、脳を育てるわけです
メディアでの体験は「映像の中ではスーパーマンだが、現実世界ではうまくできない」という状態になるわけです
体の使い方やボディイメージなどが成長していないので、イメージの自分と実物の自分の間にギャップが生じるんですねえ
メディアの影響③愛着形成の機会が減る
幼児期にご家庭の中で大切なのは愛着形成です
愛着形成は自己肯定感の土台です
生きていくうえでの心の成長の根源でございます
主たる養育者の触れ合いにより育まれる愛着の時間が減ってしまうのは、ありとあらゆる生活に影響を与えると言っても過言ではありません
手立て:ただ禁止にすりゃあいいってもんじゃあねえぜ
なにかを禁止する時は必ず代替するものを用意しなければなりません
先述の通りメディアからの刺激は信じられないくらいのドーパミンが出ます
そのドーパミンを禁止するんだから、反動も大きいわけです
とれる手立ての方向性は一つではございません
①「メディア以外の遊びもめちゃくちゃ楽しいんだ」を演出する
②ボタンを押したら音が鳴ったり光ったりする程度のおもちゃを用意する
などでしょうか
特に①はかなり気合を入れて臨まなければいけません
でもまあ気合を入れて付き合うのも楽しいですよ
「私こんなことやったよ」というものがあればLINEください
上手く付き合う
前半にも書いた通り、メディア禁止で親がノイローゼになっては意味がありません
育児は長距離走です(すっごい名言)
時間を決めたり、ほどよく息抜きしたり、たまにのご褒美にするなどして適度な距離感を保ちながら使うのが大事です
ちょっと動画を見たからといって脳に取り返しのつかないダメージがいくわけではないですしね
親の調子、その日のオペレーション、取れる手段、色々な事情があります
子どもと向き合うのと同様に親自身も自分に向き合ってコントロールしていきたいですね
ラーメンと同じですよ
超うまいけど、食べ過ぎはよくない(いやーん!完璧すぎる例え!!)
おあとがよろしいようで
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