そういえば出身地にだって津波警報

今回は何より津波警報が出ていた我が出身地佐渡ヶ島
これに関しては本当に他人事ではありません
―あ、もしかしたらうちの親死ぬかも
そんなことを思えば思うほど冷静で、
―そしたらお葬式か、喪主は俺か?でも現場が落ち着くまでは無理か
―親孝行ぽい親孝行もしていないなあ
冷静じゃない冷静な頭は思考を拡散させるばかりでした
状況が何も解決していないので、当然思考も収束しません

ほぼ絶縁状態の父親とは、なにかスッキリさせてしまいたい歯がゆさを抱きつつ
―でもきっと、このまま関係修復もしないまま死んでいくのだろう
なんて思っていました
実際、今回も「まあ、こんな最後でも仕方ないか」とか考えていました

母親は母親でかなり抜けている方なので、
スマホが手元になく連絡は誰ともとれない状況でしたが、
さすが島の規模なので、居合わせた知り合いが家族に連絡をくれるという流れで無事を確認した次第です

結果として、家のボイラーがぶっ壊れた程度の被害でしたが、家族が死ぬかもしれないという現実はなかなか焦るものでした
親孝行としてできたこと、できなかったこと、した方が良いけどするつもりがないこと、したいと思っていたのに最後までできなかったこと、、、
こんなことを整理しながら、ゆっくりと死んでいく親を受け入れていくもんだ
なんとなく漠然とそうやって想像していたので、突然「地震です!津波がおきそう!死ぬかも!」そんなこと言われてもさすがに受け入れるには急すぎるよな、と

コロナ禍になってから一度も帰っていないんですよね
さすがに今年は帰らなきゃいけないよなとしみじみ思った次第です

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